ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvs〇〇○○○   作:国士となるもの公式ss

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第19話 おカシな潜入調査!?

ハイクラス&ラグジュアリー名探偵、一河角乃は暇を持て余していた。

 

「あー…だめね。探偵業務ひとつも入ってこないわ。」

 

そういいながら、仕事用PCの前で頭を抱える。するとそんな彼女を見かねたとも言うようにメッセージが送られてきた。

 

「なになに…『パクパク製菓ご案内』…」

 

角乃はメールを隅々読み込んだ後、早速行動に出た。

 

お気に入りのサングラス、かわいいマスクをつけて、顔をできる限り隠す。

 

「あいつらに食いしん坊って思われたら困るしね。さっさと行かなきゃ。」

 

そうして50分ほど電車に揺られ、工場に着くことができた。

 

「ここがメールの工場ね。」

 

そう見上げた後工場に入ると、ひとりのジャケットを着た男がやってきた。

 

「はじめまして。私はここの責任者の塚本晋太郎と申します。」

 

「私がこの工場を案内させていただきますね。」

 

「あっ…どうも。一河角乃です。」

 

「では、さっそくこちらに。」

 

そうして案内された工場は、グミやチョコレート、クッキーなどの甘い匂いが漂う。

 

フルーティな果汁、甘ったるいチョコ、香ばしいクッキーの匂いがふわっと広がり、さながらお菓子の国に迷い込んだような感覚を覚える。

 

そうしてひとしきりお菓子工場を見学後、気づけば12時を過ぎていた。

 

「これにて見学は以上になります。では、こちら粗品になりますがお菓子の詰め合わせでも…」

 

そうして工場責任者は別室に案内する。

 

そして…

 

「好きなお菓子をどうぞ好きなだけ。貴方のために、特別ですよ。」

 

角乃は目の前の大量のお菓子にキラキラさせる。

 

「わぁー…!こんなにたくさん!いいんですかぁ?」

 

大量のお菓子を取れるだけ取ると、角乃はお礼を言う。

 

「ありがとうございました!」

 

「じゃあ、どうぞ。」

 

角乃の手と、工場責任者の手が触れ合う。

 

すると、彼女の指輪が紫に発光した。

 

角乃はムッ、とした顔で工場責任者をにらみだす。

 

工場責任者は慌てて目を逸らす。

 

何かを悟った角乃は、工場責任者をより凝視し、同時に問い詰め始める。

 

「ねぇ。あなた…女性とこうして手を握るのははじめて?」

 

「…いいえ?んなことないですけど…」

 

「ふぅーん。」

 

角乃はそう言って、わざと指先を絡めた。

一瞬だけ、相手の呼吸が乱れる。その微かな変化を、彼女は見逃さない。

 

「でも……慣れてる人の手じゃないわね。

 力の入れ方が、逃げ道をふさいでる」

 

「そ、そんなことない…よ……」

 

工場責任者は笑おうとしたが、口元はマスク越しでも分かるくらい引きつっていた。

 

甘い菓子の匂いに紛れて、別の乾いた緊張が空気に混じる。

 

角乃は距離を詰め、囁く。

 

「この腕は……女の子を守る手じゃないわね。獲物を逃がさない人の手よ。」

 

その瞬間、相手の指は無意識に締めつける。

 

訓練された者の反射神経だ。

 

「……やっぱり」

 

角乃はゆっくりと手をほどき、視線だけで相手を止めた。

 

「工場責任者さん。あなた、私が追ってた“あの人”と同じ癖をしてる」

 

「……何の話だぜ…です?」

 

「そのとぼけ方、証明には完璧すぎるのよ」

 

角乃は微笑む。

 

それは甘い駆け引きの勝者が見せる、余裕の笑みだった。

 

角乃は、ためらいなく工場長のマスクに手をかけた。

指先で留め具を外し、一気に引き剥がす。

 

「……やっぱり」

 

現れたのは、探し続けていた「あの男」だった。

 

ユニバースアカレンジャーの変身者、〇〇〇〇〇。

 

間の抜けたような、力の抜けたヘラヘラした笑顔。

 

緊迫した空気のはずなのに、その表情を見ると、なぜか胸の奥が少しだけ緩む。

 

「おおっ?!久しぶりだねぇ、角乃ちゃ〜ん。かわいいねぇ。元気ぃ?」

 

軽い口調、余裕の声色。

 

「相変わらず、その顔変わらないわね。敵だって分かってるのに……腹が立つのに…あなたはいつも笑ってる。それが一番ムカつく」

 

「また私たちに何か悪さしようとしてるんでしょ?」

 

「いいや?俺ちゃんは別にそんなことしねえよ。これまでも、これからもな。」

 

工場責任者改め〇〇〇〇〇は薄ら笑いを浮かべるも、その言葉端々で信用に欠けると判断した角乃は、指輪をテガソードにはめようとする。

 

「エンゲーg」

 

「まぁ、待てや。俺ちゃんは何も、角乃ちゃんと戦いたいわけじゃねえんだ。ゴジュウユニコーンのフォルムは可愛いし動いてる姿は絵になるけどよぉ。」

 

「え?」

 

「まぁ見てな。」

 

つづく




おカシな潜入調査!?→おカシな仮面ライダー!?
仮面ライダーガヴ1話サブタイトル

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