ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvs〇〇○○○ 作:国士となるもの公式ss
(対決後)
真白と〇〇〇〇〇は、腰を下ろして笑っていた。
「はははっ…結局対決決まらなかったってか。ははは…」
「俺様も同感だぜ。〇〇〇〇〇。想定外もあるもんだな。」
「卑怯な手を使われた時は焦ったぜ?でも、引き分けに終わったのはまだ救いだったな。今考えれば…」
「しかし、楽しかったなぁ。」
「〇〇〇〇〇、次は負けないぜ。お前がどんな手を使おうと、神をも越える男、熊手様はやられねぇ!」
「やってみろや!俺ちゃんは半ばテガソードの叛逆者みてぇなもんだからな。そうだとしたら、お前が何様かしらねぇがお前もぶっ飛ばすのが筋ってもんだろ。」
「「ハハハハ!ハハハハっ!」」
神をも越える男を名乗る熊手真白と、
神をも舐め腐るトリックスター、〇〇〇〇〇。
意外なところで共通点を見出した2人は、夕焼け空をバックに笑い合う。
「じゃあ、これ。俺ちゃんからリングをやるよ。」
「おっ、お前としては、珍しい。」
「今回だけだ。勘違いするな。俺ちゃんは何度やられても立ち上がるんだ。でも今回は楽しかったから渡すだけ!」
「なら、俺様もやるよ。役立てろよ。」
〇〇〇〇〇と熊手真白は、厳重なアタッシュケースをお互い渡し合い、それぞれの帰路へ向かった。
そして、自宅にてアタッシュケースを開封すると…
〜〇〇〇〇〇〇宅(俺ちゃんはうす)〜
「なんじゃこりゃああッッ!!」
中に入っていたのは、「びーぼん」の組み立て付録の「センタイリングホルダー」であった。
全て紙でできているため、到底戦闘で使えるものではなかった。
「全部紙じゃねぇかぁあ!あいつ舐め腐りやがって!!!!」
「…近くの近所の子どもの楽しみにはなるかなぁ…俺ちゃんは別にだが…」
〜時を同じくして真白宅〜
「おっ、こいつはテガソードが回収しているセンタイリングだな。」
「ちょっと固有能力発動してみよう。」
すると、聴き馴染みのある音楽が聴こえてくる。
「うんうん、いい音楽だな…」
「…って!それだけかぃ!それだけかい!アイツ…」
お互いがお互い、騙されたことに憤慨を感じる夜。
和解したつもりが、最後の最後で、相手は一枚上として騙した。
「「まったく……」」
苦々しく笑い、額を押さえる。
油断した。その事実が、やけに悔しい。
二人とも、同じ感情を抱いていた。
憤慨。
そして同時に、否定しきれないもう一つの感情。
充実感。
胸の奥に、まだ残っている高揚。
夕暮れの色、音楽の余韻、身体が自然に動いたあの感覚。
それ以前にも行われた世直し対決、食事提供対決も。
思い出すたび、怒りより先に、心がふっと軽くなる。
「「……でも、楽しかったのは事実だな」」
どちらともなく、同じ言葉が夜に溶ける。
勝った負けた、騙した騙された。
そんな整理は、今はどうでもよかった。
あの時間が確かに心を揺らしたことだけが、静かに残っている。
灯りを落とす前、二人はそれぞれ無意識に、
次を思っていた。
次に会ったときは、
今度こそ――と。
憤慨と余韻の充実感が奇妙に混ざり合う夜は、
静かに、しかしどこか温度を持ったまま、更けていった。
時を飛び越え➡︎時を飛び越え いつも助けてくれるよ➡︎鳥人戦隊ジェットマン
《〇〇〇〇〇の使用したセンタイリングコーナー》
・キャンペーンセンタイリング
全ての指輪の戦士の能力が使え、変身することもできる指輪。基本的に〇〇〇〇〇はかつて変身していたアカレンジャーに変身して活用することが多い。そのためアカレンジャーの姿の状態で能力を使用することはしょっちゅう。
各戦隊の力を宿したり変身する際は、各センタイリングの模様に変化する。
・カクレンジャーリング
カクレンジャーの忍術を使い、複数人に分裂する。
《〇〇〇〇○が持ってたセンタイリングコーナー》
・ ダンダンス 獲ったれナンバーワン Verセンタイリング
音楽が周りから流れ出すという固有能力を持つ。ただそれだけ。ややハズレの能力かもしれないが、テンションが上がれるのは確か。