ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvs〇〇○○○ 作:国士となるもの公式ss
「何か知ってること…ねえかって?」
吠たちゴジュウジャーたちは、指輪争奪戦前回チャンピオン、ゴジュウポーラーを尋ねていた。彼なら何か知ってるかもしれない、と。
竜儀が口を開く。
「(お前の手を借りるのはかなり気が引けるが…)前回指輪争奪戦のお前なら、何か知ってることがあると思ってな。」
「うーん…一万年も前のことだからあんま覚えてないが…」
「…あっ、もしかしたらアイツの仕業かもな!俺様にも心当たりがあるぜ。」
「おお!熊たん、思い出したか!」
「あぁ。思い出したぜ。そいつは…」
「そいつは?」
熊手が息を整え、次の言葉を発しようとした瞬間…
「待った〜!熊手からなんでもかんでも聞こうなんて、図々しいクマー!世直し料82億円、払ってからクマ〜!」
悪魔の取り立て人ベアックマが口を挟んできた。
「やめろベアックマ、俺様もそこまで生活にお金が必要なわけじゃないんだ。ここはいっちょ、世直しのためにタダで教えてやろうぜ。」
「おぉ!熊たん、ナイスじゃ!」
「そうと決まれば、早く教えなさいよね!」
「実を言うと…俺もその件ついてはよくわからない。」
「は?おぃなんだよ…期待はずれかよ!」
「2代目、まだ早いぞ。」
「よくはわかんねえんだが、俺が指輪争奪戦を戦ったとき、とんでもないやつが現れたことは記憶している。」
「そいつはユニバース戦士のアカレンジャー。」
「特殊能力か何かは知らないが、俺たちが戦う前にいくつもの指輪を所持して猛威を振るった最強の男だったらしい。」
「だが、彼には性格に難があった。」
「彼はとことん自分の思うままに指輪の戦士を操り、自分の思うままにした。」
「彼の甘い言葉に乗せられた指輪の戦士は正直何人いたか覚えてねえ。だが、彼の甘い言葉を聞くと、みんなあいつの虜になってしまったんだ。」
「俺様と比べて正義の心と責任感の欠けたやつだとも思ったさ。」
「けど、そんなやつでも、こうして戦うことができていた…」
「俺様はテガソードに提言した。こんなやつが戦士でいいのか?ってな。だがテガソードは、願いをかけて戦うことは人生に向き合うことだ、って事態を深刻に受け止めてなさそうだった。」
「でも俺様は、なんとかテガソードを説得した。」
「あとはどうなったか俺様はわからないが、テガソードのことだから、だいぶまるく納めたんだろ。」
「そして全部の指輪を集めた俺様は、世界を救った…」
「以上だな。」
「なるほどな。…あれ?…おいまて!熊手!そいつ結局誰だよ!」
「そうよ!指輪の戦士がどうたらこうたらって…結局私たちの疑問一個も解決してないじゃないのよーっ!」
「熊たん期待させといて、それはないんじゃないのか?」
「だから言ってんだろ?俺様はアカレンジャーが誰だか覚えてないんだ。顔もわかんないしな。気づけばテガソードが俺様の代わりに倒してくれた。それだけのことだ。」
これ以上責めても仕方ないと感じた吠たちは、ゴジュウポーラーの元を離れる。
「結局わかんなかったな、俺たち…」
「長年生きてるわしにも、わからないことは付き物じゃ。吠っちが気に病む必要はないぞ!」
「そうそう。このハイクラス名探偵がわかんなかったんだから!」
「テガソード様…申し訳ありません…」
「(リクオニストたちへのライブ…今日やれるかもな。)」
それぞれの帰路に向けて桟橋を渡るゴジュウジャーたち。
すると…
「お!?君たち…!」
軽いノリの男が、吠たちを見つけてにっこり笑う。
「君は…誰だ?」
「いやぁ、君たちの手相を見ようと思ってね。俺ちゃん…じゃなかった、俺はしがない占い師。テストさせてくれないか?」
怪しさ満点の男に手を見せろ、などと言われたことに若干の戸惑いを覚えたゴジュウジャーたちであったが、角乃はしょうがないわね、と言わんばかりに手を差し出す。
「ふぅん…言っとくけど私、ハイクラス&ラグジュアリー名探偵よ。そんな私は別に悪いわけないと思ってるわ。」
「おお、姉ちゃん、言うねえ。じゃあ、両手見せて。」
男は待ってました、と言わんばかりに角乃の手を眺める。
「…ねぇ。見てるだけ?」
だが途中から見てるだけとわかるや怪しいと思ったのかやや怪訝そうな顔をする。
男はバックから占いの本を探す。
「…あれー?占いの本は…」
探すあまりひっくり返すように鞄の中身を漁る男。
すると…
ジャラジャラジャラ
「わわ、いっぱいこぼしてますよ!」
陸王が鞄から拾い上げたものは…
「指輪?」
「わー!それは君たちには関係ない!」
男は指輪を覆い、隠すと、サッとその場から消えた。
つづく!
遠い記憶➡︎遠い記憶 尊いユニバース➡︎ゴジュウジャーop歌詞より
秘密の謎男➡︎秘密➡︎秘密戦隊ゴレンジャー
ゴジュウジャーあるあるとして身近なものに書いてあるサブタイトル。今回は真白の本棚にある一冊の本がそういうタイトルのイメージ。真白が大きな本棚を有するほどの読書家かは知らないけどね…笑