ランダムプレイヤー 作:にわかイレブソ
よろしくお願いします。
やぁ!僕の名前は
小学生の頃はアメリカにいて、つい最近日本に帰ってきたばっかりなんだ。
英語力はぶっちゃけない!イェスノーとFワードだけで6年間乗り切ってきたからね。
そんなバチコリ帰国子女な僕なんだけど、先日円堂くんに「一緒にサッカーしようぜ!」と誘われてサッカー部員になったんだ。
アメリカではマークくんとディランくんっていう陽キャイケメン2人が仲良くしてくれていた。
その2人はサッカーがめちゃくちゃ上手くて、僕もよく一緒にプレイしてたから、サッカー経験はかなり豊富と言っていいと思う。
そんなわけでサッカーが上手な僕は雷門中のサッカー部に入ったわけなんだけど、よくよく話を聞いてみると、3日後に帝国学園っていう去年の日本一の学校と練習試合をするらしい。
……バカか?
創設2年目で人数もギリギリのチームが全国優勝校と勝負になるわけねぇだろボケ。
聞けば、つい最近まで円堂くん以外練習サボってたらしいじゃねぇか。
しかも負けたら廃部の危機らしい。詰んだ。
高校のエントリーシートとかに書く部活歴にサッカー部3日所属って書くんか?
と、そんな内心をおくびも出さず、「みんな頑張ろう!」と声を掛けながら、諦めずに帝国に勝とうとするフリをする。
今更逃げてもしょうがないから、最低限ちゃんとやるけどね。
うーん僕って大人。
そんな感じで試合当日、円堂くんがなんやかんやで助っ人をかき集め、12人の雷門中サッカー部は帝国の到着を待った。
円堂くんが言うには、豪炎寺っていう去年の準優勝校のエースストライカーもウチのチームに入るらしい。
得点力においてワンマンになるだけでは?
もうみんなユニフォームに着替えているが、僕は寒いのがすこぶる苦手だから上着を羽織っている。
与えられた背番号は『7』。
でも虐殺されるのが嫌すぎて、後半からの出場にさせてもらった。
あわよくば、帝国にボコられて前半で試合終了になってほしいとの思いを込める。
そんな期待を胸に、寒さに震えていると
「おう杏野!お前緊張してブルってんじゃねぇのか?」
「シンプルに寒いのが苦手なんだよ染岡くん。ウォーミングアップしても帝国の待ち時間があるんじゃ、身体も冷えるし」
「相変わらず生意気な奴だな。ま、得点は俺に任せろ!後半から出場するお前には楽させてやるぜ!」
うーん、流石染岡くん。
後輩や助っ人の一人一人に声を掛けて、緊張を解そうとしている。
見た目の厳つさとのギャップで萌えるね。
なぜこんな人が練習をサボっていたのか。
他の人たちを見ると本当に緊張でブルってる壁山くんとかフィジカルが全然出来てないのにドヤってる目金くんとか割とカオスになってる。
そんなこんなでわちゃわちゃしていると、僅かに地面が揺れだした。
なんかクソデカ装甲車みたいなの来たんですけど、もしかしてアレが帝国のサッカー部ですか?
校門前で停車したので帝国ですねありがとうございます。
車の扉が開き、レッドカーペットが敷かれる。
そこを威風堂々と歩いてくる帝国の選手たち。
───ク、クソだせぇ〜。
あのダサさであのドヤ顔が出来るような奴らと関わりたくねぇよ僕。
眼帯やらヘッドフォンやらタトゥーやらツッコミどころは沢山あるが、一番ヤバイのは10番の男。
ドレッドヘアにゴーグルとマントをした中学生とは思えんキチガイ具合。
壁山くん、僕と一緒に逃げないか?
こんなんでもサッカーの方は一流らしく、ウォーミングアップの様子を見る限りでも雷門とは格が違うことが分かった。
焼きそばヘアくんが急に円堂くんにシュート放つ一幕があったが割愛。
この出来事をみて言うことがあるなら、「あ、向こうは雷門潰す気あるんだ。良かった〜。前半で終わらせてね」くらいのもんだ。
そしてついに雷門VS帝国、試合開始
現在、前半終了してスコアは0:10。スタメンのみんなは割と必殺技でボコボコにされていたのにまだ元気そう。
チッ、僕が出る羽目になっちゃったじゃん。やるなら本気でやれよ全国No.1チームがよ。
「なんだなんだどうしたみんな!まだ前半が終わったばかりじゃないか!最後までやってみなくちゃ結果は分からないだろ!」
しかも一番ボコられてた円堂くんは一番元気だよ。すげー熱いし。寒かったから丁度いいな。
「それにまだ杏野も豪炎寺も出ていなしな!」
馬鹿野郎!僕の名前を出すなよ。
「たしかに杏野は練習のとき上手かったでやんすね」
「豪炎寺はともかく、杏野なら奴らと戦えるかもしれないな」
「奴らに目にもの見せてやれ杏野!」
さりげなくフェードアウトしようと思ってたのに!
「任せてよ!
そして僕は少林くんと交代して、右のMFの位置についた。
「フン、今更選手交代したところでたかが知れてる」
舐めやがって麺類ゴーグルがよ!
後半開始のホイッスルが鳴った。
「あの7番を潰せ!」
わざわざ僕の対面にいる茶髪のドレッドにボールを回し、僕に向かってくる。
───馬鹿が。
茶ドレッドくんはどうせ『ジャッジスルー』だろ?
「もう見飽きたよその技」
『ジャッジスルー』を発動するための距離に近づかれる前に『フレイムダンス』を使い、ボールを奪う。
「なにっ!」
なにっ!じゃねぇよ。舐めてるから奪われんだ。
僕はドリブルを開始し、1人でゴールを目指す。
「行かせるかっ!」
デコの広い奴が『キラースライド』を放つが、普通に上に飛んで躱す。
ヘッドフォンとメット巨人が進路をふさぐが、『ダッシュストーム』で吹っ飛ばす。
残るはタトゥー入りのキーパー1人。
「止めるんだ源田!」
「来い!」
キーパーの王様、ぶっ飛ばしたらァ!
「くたばりやがれ!『ウルフレジェンド』!うぉらぁあああ!!」
「ぐぁあああ!!」
放ったシュートに巨大な狼が追従し、キーパーごとゴールに押し込んだ。
───なにこのシュート、こわ。
こんな化け物シュートが出るとは思わなかった。
僕のシュート、ドリブル、ブロックの必殺技はランダムに決まり、勝手に身体が動くのだ!
これはそんなランダムな必殺技に振り回される僕と、雷門中との物語。
オリ主
性別:男
学年:1年
体型(小・中・大・特大):中
髪の長さ(10段階):7
声の高さ(10段階):4
幼馴染:マーク、ディラン
ここまで全て乱数で決めました。
文字には起こしませんが、試合の度に属性、適正ポジション、ステータスを乱数で決めてから開始しています。
主人公のマッチアップだけはアニメ都合ではなく、ゲーム準拠で勝敗が決まります。
大事な場面で平気でボール取られたり、ザコメル相手にスパイラルショットを打って止められたりします。