宇宙戦艦ヤマト世界の元からヒャッハー宇宙で地球がこの先生き残るには……   作:親と兄姉の姿を見て立派に育った未子

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明井……篠ノ之束の航海日誌 後編

 

 

 

 

 ◯月×日「イスカンダル出発」

 

 大使館に残る人員を置いてヤマト、ヒュウガ、アスカはイスカンダルを出発することに。

 

 これでユリーシャとも一旦お別れかと少しだけ寂しく思っていたら、ユリーシャが当たり前のようにヤマトに乗ってきた。

 

 どうもスターシャ女王の頼みでイスカンダルの大使として地球に戻ることになったらしい。「お姉様に言われたの。“あなたを見張っておかないと、本当に宇宙が危ないから”って」と真顔で言われた。げせぬ。でも、アースはまたユリーシャと一緒にいられると喜んでいた。

 

 

 

 ◯月×日「ジレル人を拾う」

 

 ヤマトが救難信号を発していたガミラス艦艇を回収した。

 

 中にいたのは、ジレル人側近のセレステラと、同じくジレル人の部下ミレーネルだった。

 

 とりあえず両名とも保護。

 治療と事情聴取が始まった。

 

 ミレーネルは、僕の顔を見るなり——露骨に化け物でも見るような目をして固まった。

 

 ひどい。命の恩人に向ける視線じゃない。

 

 セレステラの方は、デスラーに捨てられたショックと、諸々のトラウマでほぼ廃人状態。目は開いているのに、心だけどこか遠い場所にいる感じだった。

 

 

 

 ◯月×日「蛮族襲来」

 

 いきなりガトランティス艦隊の襲撃にあった。

 

 やっぱりガトランティスは蛮族化していた。

 

 外交官の一人が対話を試みたけど、ガトランティス艦隊の指揮官ゴラン・ダガームはこれを拒否。軍門に降り波動砲を明け渡すか、科学奴隷を残して皆殺しかの二択を突きつけてきた。

 

 もちろん両方とも拒否一択だ。

 

 すると蛮族は火炎直撃砲を撃ってきた。

 

 だが、こんなこともあろうかと真田さんと一緒に転送システムを用いた攻撃をほぼ100%回避できる緊急予測回避プログラムを作ってある。

 

 そのプログラムをヤマト、ヒュウガ、アスカ、護衛のバーガー艦隊で共有して避け続け、ワープで逃げることに成功した。

 

 

 

 ◯月×日「星巡る方舟」

 

 ワープしたと思ったら謎の空間に出ていた。

 

 護衛についていたガミラス艦隊ともいつの間にか分断されてしまった。

 

 さらに、ヤマトのメインフレームが外部から干渉されて勝手に動き出してしまった。

 

 導かれた先は星巡る方舟——シャンブロウ。

 

 

 

 ◯月×日「方舟探索」

 

 古代くんや新見さんらを乗せてシャンブロウの捜索に向かったキ8型試作宙艇、通称コウノトリとの連絡が途絶えた。

 

 そこで、僕は「蒼井星」と同期しているアースとユリーシャ、あとは命を助けてあげた上に拾ってあげたジレル人のミレーネルちゃんと一緒に古代くんたちの捜索に向かうことにした。

 

 みんなこのシャンブロウにいるジレル人の精神感応攻撃、幻視能力を無効化できるメンバーだ。ただ、僕とユリーシャの間に挟まれたミレーネルちゃんは何故かちいかわみたいに震えていた。

 

 

 

 ◯月×日「ジレル式精神攻撃無効化」

 

 シャンブロウの内部構造を解析しながら進み、古代くんたちの反応を探していると、強烈な精神干渉が飛んできた。

 

 シャンブロウを管理しているジレル人の生き残り——レーレライ・レールからだろう。

 

 ミレーネルちゃんが前に仕掛けてきた精神攻撃とは比べ物にならないレベルの強度。だが、残念なことに僕には効かない。ついでに、アースとユリーシャ、そしてミレーネルちゃん本人への干渉も、念のため全部弾いておいた。

 

 何故かミレーネルちゃんの震え方が余計酷くなった。

 

 

 

 ◯月×日「遮蔽技術ゲットだぜ!」

 

 シャンブロウの中で方舟キャンプをしながら探索を進めていると、ようやく、古代くんたちと合流した。

 

 はぐれていたバーガーたちもいた。

 どうやら、自力で幻視を破ったようだ。

 そして、彼らの隣には生き残りのジレル人のリーダー、レーレライ・レールの姿があった。

 

 ミレーネルちゃんが生き残っている同胞の姿に驚いていた。

 

 そして、今この瞬間、方舟には地球人、ガミラス人、ジレル人、イスカンダル人と古代アケーリアス文明から派生した複数の知的生命の子孫たちが揃った。

 

 条件を満たした星巡る方舟シャンブロウが再び目覚めた。

 

 よし。

 これで、シャンブロウの解析も一気に進みそうだ。

 

 

 

 

 ◯月×日「火炎直撃しない砲」

 

 ヤマトを追ってきたダガーム率いるガトランティス艦隊と戦闘になった。

 

 メダルーサ級殲滅型重戦艦が、さっそく火炎直撃砲を発射してくるが——こちらには例の緊急予測回避プログラムがある。

 

 火炎直撃砲は今回も直撃しなかった。

 

 お返しに、こんなこともあろうかと真田さんと開発しておいた波動カートリッジ弾をさらにミサイル化した「試作波動カートリッジミサイル」を転送システムでメダルーサの目の前に直接お届けしてやった。 

 

 結果、試作波動カートリッジミサイルが直撃したメダルーサは見事なまでに爆散した。

 

 旗艦を失ったガトランティス艦隊は、その後ヤケクソになって突撃してきた。

 

 でも、ちょうどいいタイミングで——ドメル将軍率いる艦隊が援軍に来てくれた。

 

 地球との戦争が終わったことで前線から本国に引き返している途中だったらしい。

 

 とても心強い味方だ。

 

 ヤマトとドメラーズⅢ世が並び立ち、沖田艦長とドメル将軍が並んで指揮を執る連合艦隊が、負けるはずもない。

 

 ガトランティス艦隊は壊滅。デスバテーターことカブトガニ戦闘機も、地球・ガミラス合同航空隊にボコボコにされていた。ゲテモノ戦闘機対決もゴーストバードの圧勝だった。

 

 模擬空戦の成果が、ここで見事に発揮されたわけだ。

 

 戦いの後、再起動した星巡る方舟に乗り込み、ジレル人たちは星々を巡る旅に出ることに。

 

 地球側の外交官が、「地球連邦領宙に来た時は連絡を。移住も歓迎します」とジレル人代表のレーレライに丁寧に挨拶していた。

 

 ミレーネルとセレステラの二人は、最終的にレーレライに預けることにした。

 

 同胞たちと共にいれば、デスラーに捨てられた心の傷も、いつかは癒えるだろう。

 

 星巡る方舟は、その異常な遮蔽技術で完全ステルスモードに移行し、星々の彼方へとワープしていった。

 

 まあ、遮蔽技術の解析はもう終わっているから、そのうち地球艦艇にも装備できそうだ。

 

 

 

 

 ◯月×日「さようなら、そしてありがとうガミラスの人たち」

 

 ついに、バラン星に到着した。

 

 ここには銀河方面への亜空間ゲートが設置されており、これをくぐれば、あとは地球艦隊の迎えが待っている。

 

 ……はずだったのだが、案の定、余計な連中が出てきた。

 

 本国からの召集命令を無視し、勝手に動いているデスラー派——ゲール将軍の艦隊がバラン星宙域で待ち構えていて、攻撃を仕掛けてきた。

 

 だが、こちらには新たに護衛艦隊に加わってくれたドメル艦隊がいた。

 

 ドメラーズⅢ世を旗艦としたガミラス正規艦隊にボコられ、賊軍のゲール艦隊はあっという間に壊滅した。

 

 これで、あとはバラン星の銀河方面亜空間ゲートを抜けるだけだ。

 

 ヤマト、ヒュウガ、アスカはドメル将軍やバーガーに別れを告げ、亜空間ゲートへと突入した。

 

 

 

 

 ◯月×日「デウスーラ爆散」

 

 亜空間ゲートの内部で、デウスーラⅡ世が待ち伏せしていた。

 

 ——やっぱり、デスラー総統はしぶとい。

 

 デウスーラⅡ世は、この閉ざされた空間でヤマトを確実に葬るつもりらしい。

 

 だが、こちらもこんなこともあろうかと、真田さんと一緒に亜空間内でも使用可能な波動カートリッジ弾をあらかじめ設計・実装しておいた。

 

 ヤマトの主砲がデウスーラⅡ世の懐に波動カートリッジ弾を叩き込む。

 

 波動カートリッジ弾が直撃したデウスーラⅡ世は派手に爆散した。

 

 まあ、デスラー総統はしぶといからたとえ乗ってる宇宙船が爆散しても多分生きているはずだ。

 

 たぶん……きっと……

 

 結局僕と真田さんの技術力が、古代くん曇らせ展開を防いでしまった。

 

 

 

 ◯月×日「ただいま、地球」

 

 亜空間ゲートを抜けると、アンドロメダ率いる迎えの地球艦隊が待っていた。

 

 その後ヤマト、ヒュウガ、アスカの三隻はアンドロメダ艦隊に護衛されて地球に帰還した。

 

 長い旅がようやく終わった。

 

 

 

 

 

 

「実験成功です。搭載した新型ステルスシステムにより、次元潜航艦イ401は既存のあらゆるレーダー、センサーで探知不能になりました」

 

「よーし、じゃあさっそくこの新型遮蔽技術を使ってガルマン星に情報収集のために潜入しに行こう!」

 

 

 

 





次回『ガルマン星潜入作戦』

たぶん、ユリーシャ曇らせ回です……

ガトランティス人は人間じゃないクローンのまま? それともバグって蛮族化?

  • 愛など不要! クローンのまま
  • 愛……愛愛愛愛ぃー ヒャッハー蛮族化
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