宇宙戦艦ヤマト世界の元からヒャッハー宇宙で地球がこの先生き残るには…… 作:親と兄姉の姿を見て立派に育った未子
明けましておめでとうございます!
3199五章の特報も凄く良かったです!
映画楽しみすぎる……
西暦2206年。
地球連邦建国二十周年を祝う盛大な式典の開催が決まった。
太陽系各地から集まった地球連邦市民に加え、地球連邦領に移住している異星人たち、さらには友好関係を結ぶ星間国家の首脳たちも招かれる銀河規模の祝祭である。
昨年、太陽系へと移送されたイスカンダルの女王、スターシャ・イスカンダルの初の地球公式訪問も予定されている。
既に明井里愛朱という宇宙一の叡智と危険を併せ持つ人物を抱えている地球連邦なら、イスカンダルの力と技術をわざわざ奪う必要もないだろうという達観にも似た負の信頼。
さらにイスカンダルの新たな双子星になった第一ホープ・スターの過剰防衛能力を良くも悪くも信頼した結果、スターシャは少しの間ならイスカンダルから離れても問題ないだろうと判断した。
式典当日。
太陽系内には、集結させた五十隻を超えるパラドックス級超巨大戦艦と数万隻の回帰時空波動砲艦隊が常時展開。
地球軌道上にも十二基の回帰時空波動砲搭載型惑星防衛衛星と建造率六割に達してある程度戦闘可能になった第二ホープ・スター——地球市民から「
その万全の警備体制の中、スターシャは夫である古代守、そして二人の娘サーシャと共に地球へと降り立った。
宇宙港では、義弟の古代進がイスカンダルの王族一家を出迎える。
「おじさま〜」
「おお、大きくなったなあサーシャ〜」
駆け寄ってくる可愛いらしい幼い姪のサーシャにデレデレする叔父の進。
その微笑ましい光景を進の横で眺める恋人森雪。
しかし、進にやたら懐いているサーシャの姿を見ていた雪の脳裏に……突如存在しないはずの記憶が走る。
それは突然成長して大人の女性になったサーシャが新たな恋のライバルになるという突拍子のない内容だった。
目の前で進と戯れている幼女のサーシャが急に成長するとは思えない。
それでも、サーシャを見ていると、不思議と雪の女の勘のようなものが警笛を鳴らしていた。
「行こうか、サーシャ。さあ、兄さん、義姉さんこちらへ……」
雪が頭を悩ませる中、王族一家は義弟に案内されてそのまま式典会場へと向かった。
いよいよ式典が始まる。
大統領の演説と共に背後のスクリーンには地球連邦が建国以来、歩んで来た波乱に満ちた二十年の歴史が紹介された。
かつて、光の速度を超える術を知らず、生まれ育った恒星系の外に出ることも叶わず、この宇宙に自分達以外の文明が存在することも知らなかった地球人類。
しかし、火星に漂着していたボラー連邦艦の発見。そしてそれを解析した一人の天才の貢献によって地球文明は急速に成長していくことになる。
西暦2186年
・地球連邦政府樹立。
・地球連邦艦隊総旗艦アンドロメダ就役。
・明井里愛朱が今年も複数の部門でノーベル賞を連続受賞。明井里愛朱の複数部門でのノーベル賞受賞が毎年恒例行事になる。(西暦2206年現在も連続受賞記録を継続中)
西暦2188年
・初の次元潜航艦である波動砲搭載型次元潜航艦イ401就役。初めて美少女アンドロイド型自律管制制御AIメンタルモデルが宇宙船に搭載される。
・明井里愛朱が今年もノーベル賞を以下略。
西暦2189年
・コスモオーバーライトシステムの実験により火星に時間断層が発生。
・明井里愛朱が今年も以下略。
西暦2191年
・初の異星文明との接触。ガミラス戦役が開始。
・明井里愛朱が以下略。
西暦2192年
・コスモオーバーライトシステムが完成。
・地球連邦の太陽系外進出が本格化。
・明井以下略。
西暦2193年
・自律無人戦闘機ブラックバードと高性能自律無人可変戦闘機ゴーストバードが初の実戦投入。
・以下略。
西暦2195
・地球製コスモリバースシステムが完成。
・金星のテラフォーミングに成功。その後金星にも時間断層が発生。
・以下略。
西暦2196年
・地球連邦建国十周年。
・ブルーノア計画始動。
・以下略。
西暦2197年
・ブルーノア級二番艦ブルーアースが極秘裏に就役。
・ブルーアースがガミラス大征伐艦隊を単独で殲滅。
・以下略。
西暦2198年
・地球連邦領宙にガトランティス艦隊侵入。
・地球連邦はガトランティスとも戦争状態に突入する。
・イスカンダルからの使者ユリーシャ・イスカンダルが地球へ訪れる。初の異星人との平和外交に成功する。
・森雪とユリーシャがテロに遭う。
・意識が戻ったユリーシャを支持する世論がガミラスとの講和を望んだため、地球連邦政府はガミラスとの停戦を決断する。
・以下略。
西暦2199年
・ガミラスとの講和条約締結のため、外交船ヤマトが護衛艦隊と共に地球を出発。
・ヤマトがイスカンダルへ到達。ガミラスとの間で講和条約が締結され、ガミラス戦役が終結。
・ヤマトが地球への帰還途中に星巡る方舟シャンブロウにいたジレル人の生き残りと縁を繋ぐ。
・ヤマトが地球へ帰還。
・以下略。
西暦2200年
・ガミラス、ガミラスから独立した国々と正式に国交を結び、各国との間で安全保障条約を締結。
・以下略。
西暦2201年
・対ガトランティス戦を見据えて波動砲艦隊が十万隻を突破。
・スターシャ・イスカンダルと古代守が結婚。星間結婚第一号になる。
・以下略。
西暦2202年
・テレサに導かれたヤマトがテレザートへと向かう。
・以下略。
西暦2203年
・ヤマトがテレザートを解放する。
・ガトランティス本隊が太陽系へ侵入。
・土星沖海戦でガトランティス艦隊主力を壊滅させる。
・古代アケーリアス文明の終末兵器である滅びの方舟が覚醒。滅びの方舟に吸収され、土星が消滅。
・コンパクト化した滅びの方舟ことパラドックス級敵性文明殲滅型超巨大戦艦が就役。
・ガトランティスが降伏。
・ガトランティスは滅びの方舟から退去し、滅びの方舟は戦争責任を一身に背負ったズォーダー大帝と共にヤマトのトランジット波動砲で消滅。ガトランティス戦役終結。
・イスカンダル星で初の地球人類と異星人のハーフの子、サーシャ・イスカンダル・古代が誕生。
・人工天体型超巨大要塞第一ホープ・スターの建造が開始。
・以下略。
西暦2204年。
・同盟国であるガミラスがボラー連邦と開戦。
・ガルマン・ガミラス帝国建国。
・領宙を侵犯したボラー連邦の小規模艦隊と地球連邦国境警備艦隊が接触。
・ボラー連邦艦隊による恫喝外交、相次ぐ領宙侵犯が発生。
・領宙侵犯を行ったボラー連邦艦隊との偶発的戦闘が発生。地球連邦政府がボラー連邦へと宣戦布告。
・第三殲滅打撃群がボラー連邦領内への大規模侵攻を開始。
・以下略。
西暦2205年
・イスカンダル星で開催された星間国家会議に出席。
・未知の敵デザリアムによるガミラス、イスカンダル襲撃が発生。
・ガミラス星が消滅。デザリアムの手でイスカンダル星が拉致される。
・第一ホープ・スターと回帰時空波動砲によってデザリアム艦隊が駆除される。
・地球連邦、ガルマン・ガミラス、新政ガトランティスが主導するサジタリウス条約機構結成。
・以下略。
この侵略→戦争→ようやく講和→すぐに次の侵略という地球連邦の悲惨な歩みを見せられた各国首脳たちは、次第に言葉を失っていった。
だが同時に、ようやく理解できた。
なぜ地球連邦が、ここまで過剰な軍事力を整備しているのか。
なぜその圧倒的な軍事力を持ちながら、外交姿勢が異様なほど低姿勢だったのか。
式典後。
各国代表たちは、口々に大統領や外交官へと声をかけた。
「……本当に、今まで大変でしたね」
その労いの一言に。
大統領と外交官たちは、揃って号泣した。
一方、来賓席から記録映像や記録写真を閲覧していたスターシャは、記録に残されている宇宙一の危険人物明井里愛朱の見た目が二十年前から殆ど変わっていないことに大変困惑した。
そしてスターシャは、明井が既に自分たちと同じく儀式を行って肉体を捨て去っているのではないかと疑った。
しかし、ユリーシャに確認したところ、
「いいえ、お姉様。リアスは間違いなく今も生身のままです……」
と疑惑を否定されてしまった。
——ならば、なおさら。
明井里愛朱とは、一体何者なのか。
本当に人間なのか。
スターシャの胸に、新たな疑念が積み重なっていく。
ちなみに式典の間もずっと存在しない記憶に悩まされていた森雪は、逆に踏ん切りがついたのか、その後古代家の両親親戚を懐柔して外堀りを埋め、無事古代進にチェックメイトをかけて結婚が決まった。
☆☆☆☆☆
地球連邦本部会議室。
式典後、地球連邦大統領や藤堂司令、芹沢副司令や軍産複合体代表ら地球連邦政府の上層部が一堂に会して未知の脅威デザリアムへの対策を話し合うことに。僕もその会議に呼ばれた。
「では、奴らはメッセージで千年後の地球人類だと主張していると?」
「その通りです。既に接触を受けた一部の地球連邦政府高官や企業など、故郷に帰還するデザリアムと統合するべきだと主張する不穏な勢力が現れています……」
「内通している売国奴共の影響力はどれほどだ?」
「政財界では0.1%未満です。いきなりイスカンダルを襲撃し、大統領ごと拉致しようとした勢力を信用する人間は殆どいませんよ」
「当然でしょう。この野蛮な勢力蔓延る宇宙で信じられるのは地球人類に仇なす敵を確実に殲滅できる圧倒的軍事力と、この宇宙では大変貴重な良識ある友好国の言葉のみ。ワーストコンタクトした野蛮な自称未来人の言葉を信じるなんてただの愚か者と馬鹿者がすることです」
「ならばいい。ただし、内通者たちがデザリアムと協力して地球制圧のために動いたら即座に対応可能な体制は構築しておこう」
「それで、実際どうなんだ? 本当にデザリアムは千年後の地球人類なのかね?」
「確かに、千年後の地球人類の可能性はあります。ただし、あくまでこの世界の千年後ではなく、違う歴史を辿った並行世界の千年後の地球人類としてですね」
「並行世界……」
「ええ、この世界線の千年後の地球人類であれば古代アケーリアス文明の高みに到達しているか、自滅してメンタルモデルが新たな地球人類になっている可能性の方が高いです」
「なるほど。確かにその通りだ」
「まあ、そもそも、いきなり無断でガミラス星を破壊し、イスカンダルを襲撃するような野蛮で技術力もそこまでない勢力が、並行世界の未来人とはいえ果たして本当に同じ地球人かどうかは疑問ですけどね」
「だが、少なくとも、我々の子孫ではないなら容赦する必要もない」
「ええ、たとえ殲滅しても、この宇宙の歴史には何ら影響しません。イスカンダルを襲撃した敵戦力を分析した感じ、今の地球連邦の戦力なら問題なく勝てます。デザリアムが並行世界の未来の地球人類であっても、この世界ではあまり役に立たないであろう並行世界対応未来知識と千年かけても古代アケーリアス文明どころかイスカンダルレベルにも到達できていないお粗末なデザリアムの技術力ならまあそれほど脅威でもないでしょう」
「では、もしデザリアムが内通者たちと共に地球制圧に動いた場合には……」
「今を生きるこの世界の地球人類と、共に歩む友好国の人々の平穏のため……平穏を乱す
「うむその通り!」
「異議なし!」
「青き清浄なる地球の未来のために!」
「ただし……敵が穏当に接触してきた場合は、こちらから手を出すことは厳禁だ」
「ええ、可能性は限りなく薄いですが、相手が対話を求め、ガミラス、イスカンダルに対して行った一連の一方的な侵略を謝罪し償う意思を見せるなら、こちらも相応の対応に切り替えていいと思います」
こうして、対デザリアム戦に備えた侵略者殲滅作戦、オペレーションDAD(Dezariamu All Delete)が秘密裏に始動した。
イスカンダルを狙い、さらに何らかの目的で地球の制圧を目論む敵デザリアム。
その正体が並行世界の未来の地球人類なのか、あるいは未来の地球人類を騙る別の敵性勢力なのか……
まあ、それは、一度完膚なきまでに叩き潰してから詳しく調べて確かめればいい話だ。
来るなら来い……デザリアム。
太陽系に侵入したら、波動カートリッジ弾、波動カートリッジミサイル、回帰時空トランジッション波動砲で武装した決戦仕様のヤマトと第一、第二ホープ・スター、パラドックス級超巨大戦艦百二十隻、十万隻超の回帰時空波動砲艦隊で迎え討ってやるよ!
地球連邦(俺たち)の戦いは、まだ(侵略者がいっぱいいるから)これからも続く!
本作をご愛読いただきありがとうございます。
本作はここで一旦完結にします。
ただ、五章見た後筆が乗ったら、ボラー連邦に惑星破壊ミサイル撃ち込まれて母星破壊されたディンギル帝国との火葬戦記を書こうかなとは思ってます笑
また、3199が完結して書く時間があれば、本編の続きも書くかもです。その時はまたよろしくお願いします!
ガトランティス人は人間じゃないクローンのまま? それともバグって蛮族化?
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愛など不要! クローンのまま
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愛……愛愛愛愛ぃー ヒャッハー蛮族化