彼女はとっても強い。
それは分かりきっている話なのだが。
「むぐぅ~」
「あー胸の中で暴れないで、感じちゃうから~」
現在、彼女キュレネの胸の中に埋もれています。
確かに彼女の胸が好きとは言った。これは事実なので撤回はしない。
ただ、大きい方に入るであろうキュレネの胸はこうやって埋もれてしまうと息が続かないのである。
助けてほしい。
そして、キュレネ…
僕を胸の中に抱きしめておいて、何を感じているというのだ。
さっさと解放しろ
「むぐぅ~!!!」
「暴れないで。動けなくするよ」
「むぐぅ~!!!」
「もう、仕方ないわね」
酸素が無くなり、薄くなって僕はなんとかこの状況を解決するべく暴れた。
しかし、彼女にとってそれは嫌だったのだろう。更に抱きしめる力を強めてきた。
その為、酸素を犠牲にして、彼女の胸と触れる面積が広がった事により、感触がすごくわかるのだ。
「むぐぅ!!!!!」
相変わらず言葉を発せない僕。
「だめよ~ずっとこのままよ~私の胸を忘れる事が出来なくなる身体にしてあげるわ」
僕を胸の中から解放させる気が一切ないキュレネという構図が出来上がったという訳だ。
かれこれ、数十分はこの状態である。
「そろそろ、呼吸させてあげるわ」
と言って、僕の顔から押し付けていた胸をどかしてくれる。
「はぁはぁ~いい加減にしてくれぇ…」
久しぶりの呼吸で酸素が美味しいと感じる。
怒りの感情なんてどこかに行くくらいには弱ってしまっている。
そして、キュレネの良い匂いも同時に鼻から入ってくる。
「ええ?貴方が私の胸が好きだと言ったのよ?」
「確かに言ったけど…そういう問題じゃないのよ。死ぬ寸前まで行ってるの!」
となんとか彼女に分かるように訴えるのだが、彼女は理解していないのか理解する気がないのか。ポカーンとした表情で僕の事を見てくる。
「何を言ってるのか分からないわ」
「おい!」
「そんな事はどうでもいいわ。休憩時間は終わりよ。ほら、そこに横になって」
「話くらいは聞け!それと休憩時間短すぎるわ!もうちょっとくれ!」
彼女の胸の埋もれていた時間は、途中で休憩はあったりもしたがかれこれかなり時間だ。
その中で休憩時間は数分である。嬉しいという気持ちはあるが。もうちょっと僕の事を大事に扱って欲しいところである。
「そんな事を言ったって、あなたは私の胸に埋もれるのは嬉しいんでしょ?」
「それはそうだけど…」
「だから、今日はこうやって満足いくまで奉仕してあげてるのよ?」
「キュレネにとって、奉仕だって言いたいのかよ」
「そうよ?それに私の胸の中で死ねるならあなたにとっても嬉しいのは?」
なんて事を言うんだ。
流石の僕でもこんなことで死にたくはない。
「いや…今日はこの辺で勘弁してくれないかな?」
「うるさいわね!さっさと寝て!じゃないと押し倒して今日は解放しないわよ!」
「それは脅しか?」
「それはあなたの捉え方次第よ、少なくとも私は選択肢を提示してあげてるに過ぎないわ」
何を言ってるんだ彼女は。
何が提示だ、これは脅しだと思うんだが。
「それでいつになったら解放してくれるんだ…」
「そうね…私が満足するまでかしら?」
「それって…」
「はい、うるさい口は私の胸の中に閉まってしまいましょうか」
とキュレネが言った瞬間に僕の目線が天井を向いて、あっという間に彼女の胸の中に…
「ふふふ、今回は休憩時間は無しよ、どこまで我慢できるか試すわ」
「むぅ~~~~」
次回は12月中に更新できればと思います。
多分、年越えると思いますが…