イナズマイレブン 運命のリバイバルロード   作:学校ではつなぎのソジ

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不思議な石②

 

 あの出来事から何年か経ち、笹波坑命は10歳になっていた。

 

「うーん・・・・・・」

 

 坑命はあの石を貰って以来、自分の部屋を研究室のようなものにした。そして石について解明したことがある。その石の秘密とは、二十数年ほど前に起きた全国を襲った悲劇から始まった。この石の名前をエイリア石と言い、エイリア石は人間の潜在能力を呼び覚ます物であり、かつてはこのエイリア石を使い戦争を起こそうとし、エイリア石の持ち主は戦争計画の一端を担っていた“らしい”。

 

 「らしい」と、いうのはこの情報が赤い髪の男から貰った紙に書いてあった出来事だからである。そしてどうやらあの赤い髪の男は“吉良ヒロト”といい、あの吉良財閥の会社の社長なのだった。

 

 まあつまり坑命自身では何も分かっておらず、この渡された紙の情報が今の現状で分かっていることである。だがしかし、これは坑命の研究不足などではなく単に研究する為の道具がないのだ。道具は大事である、道具を買わなければ研究もクソもない、なので坑命は自分の年齢でできる稼ぎ方を考えた。

 

「イナチューバーか、もはやこの時代スタンダードな職業、絶対に兄ちゃんがサッカーをできる体にするんだ・・・・・・!」

 

 一応機材は誕生日とクリスマス3年分をカメラ立てとカメラに使い用意しているので、親には感謝である。そしてイナチューブに上げる動画の案は思いついていた。その案とはサッカーの必殺技を使う動画を撮り、収益を得る。そういう作戦だ。

 

 ただ、一つ問題があるとすれば試合ができないことだ。実践ができれば必殺技の実用性も証明できるので動画の価値も増すが、エイリア石について調べたり、調べた必殺技を覚えたりすることで精一杯だったので坑命は友達、いや知り合いすら少ない。なので友達を作るところから始める。

 

 そして一つ朗報があるとすれば幸いな事に近所のサッカーコートで場所を一部だけ使わせてもらえることになったので場所に関しては問題ない。なので今から坑命は早速サッカーコートに向かうところである。そして部屋を出て、玄関に向かう途中、(雲明)とバッタリ会った。

 

「坑命か、どこに行くの?」

 

「あ、いやっちょっとね・・・・・・」

 

 さすがにサッカーがしたくてもできない兄に対して「今からサッカーしてきます」なんて言えたものではないので、お茶を濁した。

 

「ふーん・・・・・・車に気をつけてね」

 

「うん!行ってきます」

 

 足早で家を後にした坑命は、(雲明)の観察眼の鋭さを忘れていた。

 

 

 

* 雲明視点 *

 

 

 

 最近気づいた事だが、(坑命)の様子がおかしい時がある。たまに僕を避けているような、そう、僕がサッカーをできなくなったあの日から、だけど僕だってサッカーをやりたい。だからありとあらゆる情報を調べている。けど、もう分かってきたんだ、自分がサッカーをもうプレイできないということは分かりきっているんだ。

 

「こんなことになるなら、サッカーなんてこの世から失くなればいいのにっ・・・・・・」




なんか重いけど想定してないです。
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