AI生成 FGO SS 鍋焼きうどん食べたい 作:日毎に特定の条件を達成
◆FGO短編SS
『ぐだ子、夜のキッチンで“赤い料理人”を発見する』
深夜のカルデア。
廊下はしんと静まり返り、
遠くで機械の駆動音が低く鳴っている。
ぐだ子は喉が渇いて、
寝ぼけた足取りでキッチンへ向かった。
「……お水だけ飲んで寝よ……」
そう思っていた。
そのつもりだった。
──だが。
ドアを開けた瞬間、目に飛び込んできたのは
赤い魔力の残光と、空中で踊る包丁の群れだった。
「…………え?」
包丁はまな板の上で野菜を刻み、
フライパンは宙に浮いて勝手に炒め、
ついでに菜箸で器用に味見までしている。
そして中心で指揮するように立つのは、
赤い弓兵。
「──Trace, on。」
包丁が追加投影され、空中に新たな刃が並ぶ。
「ちょ、ちょちょちょちょっと待って!?
なにしてんのエミヤ!!?」
その声にようやく気づいたのか、
エミヤはゆっくりこちらを振り向いた。
……が、全く動揺していない。
「……見ての通りだ。調理中だ」
「いやいやいやいや“見ての通り”じゃないよ!!
包丁がバチバチ飛んでるの見たの初めてなんだけど!!」
空中で包丁がシャキンと輝き、
まるで「まだ切るぞ」と言いたそうに揺れる。
エミヤは当然のように言う。
「効率を考えれば、投影は最適な手段だ。
深夜に火を扱うのなら、短時間で終わらせるべきだからな
落ち着け。危険はない」
「何を言ってるの……!?」
■ “勝手に進む料理”の恐怖と感動
空中の包丁4本が一斉に切り刻みを再開し、
フライパン2つが同時に具材を煽る。
「ちょ、あのフライパン二つ同時に動いてる!?
え、なにこれ魔術ショー? 手品? 料理? なに?」
「料理だ」
「ざっくりすぎるよ!!」
タレの煮詰まる甘辛い匂いが広がり、
ぐだ子は思わず鼻をくんくんさせる。
「……でも、いい匂い……」
「当然だ。
味は手を抜いていない」
空中の箸が勝手に動き味見して頷く。
ぐだ子は震えた。
「……味見まで自動化されてる……!」
■ ぐだ子、最後のツッコミ
エミヤがフライパンの仕上げに入る。
丼に具材が落ち、青ねぎがふわりと舞う。
「完成だ」
「……ねぇエミヤ」
「なんだ」
「投影した包丁がずらっと並んでるの、普通にホラーなんだけど!?」
エミヤは少しだけ考えて、
淡々と返す。
「……だが、効率は良かったぞ」
「論点そこじゃないよ!!」
その叫びがキッチンにむなしく響く。
が、丼をのぞき込んだぐだ子は、
香りに負けて結局スプーンを手に取った。
「……おいしい……。
……ずるくない? これはずるいよエミヤ」
エミヤはわずかに口元を緩めた。
「味は保証すると言っただろう。
……食べるか?」
「……食べる(即答)」
深夜のキッチンで、
ツッコミと魔術と料理が混ざった、
不思議にあったかい夜食時間が流れていくのだった。
また夜食を食べてるよ