AI生成 FGO SS 鍋焼きうどん食べたい 作:日毎に特定の条件を達成
◆FGO短編SS
『深紅の魔術師、午後三時、チョコが溶けるより早く近づく距離』
カルデアのキッチン。
おやつの時間に差し掛かったころ、
ぐだ子は「なんか甘いもの欲しいな〜」と軽い気持ちで覗きに来た。
その瞬間──
パァンッ!
と赤い光が炸裂。
「ひっ!? え、爆発……じゃなくて投影!?」
覗き込むと、エミヤが静かにチョコレートをまな板へ置き、
包丁を“六本”ほど同時に投影していた。
「いやいやいや! 多い! 多すぎるよ!」
エミヤはチョコを精密に刻みながら、
視線も向けず淡々と返す。
「板チョコの硬度を考えると、分担した方が効率的だ」
「おやつに効率求める人初めて見た……」
だが、六本の包丁が同時に動く様子は
妙に綺麗で、見ていて怖いけどちょっと感動すらする。
(これ、絶対戦闘BGM流れてるやつ……)
エミヤは溶かしたチョコの入った小鍋を手に、温度を確認する。
「……あと1度下げたいな」
その瞬間、小鍋が“すっ”と別物に入れ替わった。
「えっ、鍋まで投影!? 調理器具の最適化ってそういう……」
「当たり前だろう。味に影響する」
(真面目だ……! でも可笑しすぎる……!)
お菓子だけに──
次は細口スプーンを投影し、
グラスの内側へチョコで綺麗な渦を描き始めた。
「うわ……芸術作品だ……」
気づけば、ぐだ子はエミヤの横に立って、
吸い寄せられるように眺めていた。
エミヤがふと視線を向ける。
「……興味があるなら、隣に来て見ていろ」
「う、うん……(近い! いや近い!!)」
心臓の鼓動が跳ねる。
エミヤは淡々としているが、距離が近いとなんか照れる。
「ほら、ここ。チョコの縁、見えるか?
この“かき混ぜすぎていない”部分がマーブルになる」
「ほ、ほんとだ……すご……」(語彙力喪失)
やがてグラスにバニラシェイクを注ぎ、
完璧なマーブル模様が完成した。
◆ 干将・莫耶、まさかの飾り付け
最後の仕上げに迷ったエミヤが、
ふっと指を鳴らす。
「──投影開始」
赤い光が瞬き、
手の中に小さな“干将・莫耶風の装飾プレート”が現れる。
本物の武器をそのまま縮めたような精巧さ。
それをチョコマーブルシェイクの上へ、
すっと刺す。
「……なんで武器刺したの!?」
「武器じゃない。飾りだ」
「飾りにしては物騒すぎるよ!!」
しかし、黒とダークブラウンのマーブル模様の上に
刀身が美しく映え──
「……あ、でも……なんか……めっちゃ映える……」
「だろう? 料理も見栄えが重要だからな」
エミヤは淡々と、しかしどこか満足そうに言った。
エミヤはぐだ子にそっと差し出す。
「甘さは控えめにしてある。……君の好みだろう?」
「えっ……なんでそんな……(いや照れる! なんでそんな自然に言うの!?)」
ごくりと一口。
濃厚なのに後味はさらりとしていて、
ほのかにビターなチョコが香る。
「……っおいし……! なにこれすごい……!!
え、エミヤ、天才!? 真紅の魔術師!? 料理の魔術王?」
「褒めても何も出ないぞ」
「いやもうそのシェイクが出てるから充分だよ!!」
エミヤは口元を少しだけ緩める。
「……そう言ってもらえたなら、作った甲斐がある。
また飲みたいなら言え。次は……抹茶マーブルでも試すか」
「飲む!! 飲む飲む!! 絶対飲む!!」
静かなキッチンに、
ぐだ子のテンションの高い声と、エミヤの小さな笑みが混ざった。