AI生成 FGO SS 鍋焼きうどん食べたい   作:日毎に特定の条件を達成

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『エミヤとぐだ子の汁なしうどん』

◆FGO短編SS

『エミヤとぐだ子の汁なしうどん』

昼の少し前、キッチンに顔を出したぐだ子がぽつりとつぶやく。

 

「なんか……あぶらっぽくないやつ食べたい……

 でも軽すぎるのもやだ……」

 

エミヤは手を止め、彼女をひと目見ただけで状況を把握する。

 

「なるほど。胃は疲れているが、食欲はあるわけだな。

 ……よし、汁なしうどんにしよう」

 

「汁なし? うどん?」

 

「温かくて優しいが、しっかり味は残せる。

 今の君にはちょうどいい」

 

そう言って、エミヤはうどんを湯にくぐらせ、

青ねぎと刻んだ海苔、すりごまを整然と並べ始める。

 

その手つきを眺めながら、ぐだ子はぽそっと聞いた。

 

「エミヤって……こういう時、なんで迷わないの?」

 

「迷っている時間のほうが腹が減るだろう」

 

「うん、それはわかる。……なんかかっこいいなそれ」

 

エミヤは苦笑しつつ、仕上げに

かつおと醤油ベースのタレをごく少量だけ回しかけた。

 

「混ぜすぎると風味が飛ぶ。

 軽く、底からふわっと、持ち上げるように混ぜるんだ」

 

エミヤが箸を渡すと、

ぐだ子は素直にその通り混ぜて――

 

一口目で目を丸くした。

 

「……やさしい……けど味ちゃんとしてる……!」

 

「言っただろう。今の君向けだと」

 

「なんでこう……私の体調とか好みとか、毎回ぴったりなんだろ……

 ずるいよ……」

 

「ただの観察だ。君は隠しごとが下手だからな」

 

「それ、褒めてないでしょ……?」

 

「褒めているさ。わかりやすいというのは良いことだ」

 

ぐだ子は、照れくさそうにうどんをもう一口。

 

エミヤはその横顔を見て、

ふっと小さく微笑んだ。

 

「……温好きなだけ食べろ。

 午後を乗り切るための燃料だ」

 

「うん。……ありがと、エミヤ」

 

静かで、満たされた昼前のひととき。

汁なしうどんの湯気が、二人の距離をほんの少しだけ縮めていた。

 

◆晩ご飯もうどん ― まさかのうどん連戦編

 

夕方、キッチンを通りかかったぐだ子が

エミヤの後ろ姿を見つけて声をかけた。

 

「……ねぇエミヤ。晩ご飯、どうしよっか」

 

「もう決めてある」

 

迷いゼロの返答。

なぜかぐだ子は、すでに嫌な予感がする。

 

「まさか……また……?」

 

「そうだ。今夜は“あったかとろみ柚子うどん”だ」

 

「うどん連戦きたーー!?

 昼も食べたよ!? うどんの気持ちになっちゃうよ!?」

 

「昼は汁なしだろう。種類が違う。」

 

「分類の問題!?」

 

エミヤは淡々とネギを刻み、

ゆっくりと温かい出汁を鍋にうつしていく。

 

かつお、昆布、生姜の香りがふわりと広がり、

ぐだ子はさっきまでの抗議をすぐ忘れた。

 

「……いい匂い……」

 

「昼に比べて、体が冷えている。

 温めるなら、とろみをつけたほうがいい」

 

出汁に水溶き片栗粉を少しずつ落とし、

とろりとまとまりはじめたところで柚子皮をひとかけ散らす。

 

「はい、味見を」

 

差し出されたレンゲをそっと口に含んだ瞬間、

ぐだ子の肩がストンと落ちた。

 

「……あ……これ……絶対癒やされるやつ……」

 

「だろうな」

 

うどんを器に盛り、

とろみあんをたっぷりとかけ、

鶏肉、揚げ玉、ねぎを整えた。

 

湯気が立ち上るその姿は、

昼の軽さとはまた違う“包まれるような温かさ”。

 

「……食べよ。いただきます」

 

一口ずつ、体がほぐれていくような息が漏れる。

 

「エミヤ……なんか今日……何も考えなくても元気になれる……」

 

「そのために作っているからな」

 

「……晩ご飯も、うどんでよかった……」

 

「明日うどんにするとは言っていないぞ」

 

「えっ……まさか明日も?」

 

「ふふ。冗談だ」

 

ぐだ子は安心したように笑い、

エミヤはその表情を見て、小さく息をついた。

 

ほんのり柚子の香る夜のうどんは、

ふたりの一日をやさしく締めくくった。

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