AI生成 FGO SS 鍋焼きうどん食べたい 作:日毎に特定の条件を達成
◆FGO短編SS
『今夜もこっそり、眠れないから』
深夜のカルデア。
昨日よりも、少しだけ静かに感じる廊下。
ぐだ子は自室で布団にくるまりながら、
ゴロゴロ、ゴロゴロと寝返りをうった。
(……あーー……だめだ……眠れない……
ていうか、お腹すいた……昨日のリゾット思い出す……)
そして小さくため息。
(……行こう……!)
布団から抜け出し、
気配を消すようにそろりそろりとキッチンへ向かう。
◆
キッチンに着くと、照明は昨日と同じ薄明かり。
そしてそこには——
(……あっ……いる……)
エミヤがいた。
昨日と同じ姿勢で、静かに何かを切っていた。
まるで“待っていた”かのように。
「……来ると思っていた」
「えっ……なんで!?」
「君が眠れなかった時の足音は分かりやすい。
昨日と同じ時間帯だ」
「足音でバレるんだ……私……」
「分かりやすくて助かる」
エミヤはわずかに苦笑し、
ぐだ子のために椅子を引いた。
「今日も眠れないんだろう?」
「……うん。あと、ちょっとお腹も……」
「分かっている。丁度、準備をしていたところだ」
「準備!? えっ、待ってた!? もしかして!」
「……言葉にすると照れるからやめてくれ」
ぐだ子はにへっと嬉しそうに笑った。
◆ 今夜の“特製・眠れる夜食”
鍋に入っていたのは、
とろりと白く温かい液体――
「今日は“鶏ささみのほぐしスープ粥”だ」
「おいしそう……やさしそう……
もう名前だけで眠くなる……」
「昨日よりも軽めだ。
寝つく前に負担が小さいほうがいい」
エミヤは落ち着いた手つきで、
鶏ささみを細くほぐし、
豆乳ベースのスープ粥に混ぜていく。
かすかに生姜の香りがして、
その湯気は布団みたいにあったかく包む。
「……これなら、本当にすぐ眠れそう……」
「そうだろう。食べろ」
ぐだ子はスプーンをくちに運んだ瞬間、
ふわっと肩の力がぬける。
「……おいしい……ほわぁ……
体が……ぽかぽかする……」
「眠気が来た証拠だ。良い反応だ」
エミヤの声は静かで、
昨日よりもさらに柔らかかった。
◆
食べ終えるころには、
ぐだ子の目は半分以上とろんとしていた。
「エミヤ……」
「どうした?」
「……また来ても……いいの……?」
エミヤは器を洗いながら、
ぽつりと答えた。
「眠れない夜は、来い。
君が苦しむなら、夜食の一つや二つ……当然だ」
「……うん……ありがと……」
立ち上がろうとした瞬間、
ふらっとよろめく。
すぐ横でエミヤが支えた。
「眠気が強いな。
……部屋まで送る」
「なんか……エミヤの夜食……
効果ありすぎ……」
「寝られるなら、それでいい」
◆
部屋の前に着く頃には、
ぐだ子はほとんど夢の中。
「……おやすみ、エミヤ……」
「おやすみ」
ドアが静かに閉まる。
そしてエミヤは
深夜の廊下を戻りながら小さく呟いた。
「……さて、明日の“眠れない予備”も考えておくか」
静かな夜のキッチンで、
こっそり仕込みが始まった。