AI生成 FGO SS 鍋焼きうどん食べたい 作:日毎に特定の条件を達成
◆FGO短編SS
ぐだ子が次に目を覚ましたのは、昨日よりも少しだけ早い時間だった。
けれど視界はまだぼんやりしていて、枕に顔を埋めたまま、息を吸い込む。
……バターの香り?
「……ん?」
布団から顔だけ出して、もう一度深呼吸する。
——バターと焼けたパンの香り。
——それから、卵をゆっくり熱したときに漂うやわらかい甘さ。
「……エミヤの……洋食だ……!」
寝ていたはずの身体が、喜びだけでむくりと起き上がる。
ふらふらと部屋を出て廊下を歩くと、キッチンからやさしい音。
バターが溶けるじゅわっとした音、金属の器が触れ合う乾いた小さな音。
ゆっくり丁寧に朝を作る音。
「……おはよ……」
「おはよう。今日は洋風にしてみた。座っていろ」
エミヤの声は朝にちょうどいい低さで、聞くだけで視界がはっきりしていく気がした。
ぐだ子が椅子に座ると、エミヤは静かに皿を運んでくる。
●ふっくら焼いたスクランブルエッグ
●香ばしい厚切りトースト
●こんがり焼いたベーコン
●軽くソテーしたほうれん草
●ヨーグルトに蜂蜜を少し
●彩りのフルーツ
●温かいミルクティー
「……すご……洋食の……ホテルモーニングじゃん……」
「大げさだ。基本的なものばかりだぞ」
エミヤはいつも通り控えめに言うが、
スクランブルエッグのツヤ、トーストのきつね色、
ほうれん草の色の残り具合、その全部が“丁寧な味”の気配をしていた。
「まずはこれを……」
そう言って、エミヤは温かいミルクティーのマグカップを差し出す。
ぐだ子は両手で包むように受け取り、一口。
「ん〜〜……やわらかい……」
「温かい飲み物は、寝起きの身体を動かしやすくする。
それに、昨日の疲れも抜けやすい」
「エミヤ……優しい……」
朝の光が食卓に淡く差し込む。
スクランブルエッグを口に運べばふわふわで、
ベーコンは香ばしくて、パンは噛むほど味が広がる。
「おいし……幸せ……」
「洋風の朝食は、味が強くなりやすい。
その分、バランスを取るためにヨーグルトと果物も添えてある」
「確かに……甘すぎなくてちょうどいい……」
エミヤは少しだけ目を細めた。
それは、料理が相手の身体にちゃんと届いていると確信したときの表情。
ぐだ子はパンをちぎって噛みながらふにゃっと笑う。
「……こんなの出されたらさ……今日一日がんばらざるを得ないじゃん……」
「そう思えるなら十分だ。
朝は、気力の火をつけるためのものだからな」
「うん……ついた。今日も行けそう」
ぐだ子がゆっくり伸びをすると、
エミヤは洗い物に向かいながらちらりと視線を向けた。
その目には、
“今日も無理なく頑張れ”
と静かに伝えるような、優しい光が宿っている。
朝のキッチンに残るのは、
焼けたパンの香ばしさと、
蜂蜜の甘さと、
それから二人の間に漂う、柔らかな安心感。
洋風の朝食は、
ぐだ子の一日をそっと押し出す、小さな応援だった。
朝から応援して欲しいなあ。バターロール6ケ入りうめえ