勝利の女神:NIKKE 〜Nobody can take your place〜 作:乾エルト
───私達がある男の言う通り、特殊別働隊となってからというもの。
私達は其れ相応の存在となる為に様々な訓練をした。
その男は"ジョナサン・ウォルターズ"───中央政府の中央戦略情報局の現局長であり、私達の指揮官である"ヴィンセント・ウォルターズ"の父親であり、私達が上官様と言っていた人物だった。
彼の目的は、至って単純。
又は
私達は、その戦果に巻き込まれてしまう
確かに上官様直々の部隊かもしれないが...彼はサンの無礼に対し、まるでそんな人材を"望んでいたかのように"笑った。
第52リプレイス部隊───。
───そして又の名を、"
───ある日の事。
アークが戦場に変わった。
そう、ラプチャーが空から降って来たのだ。
誰かの手引きなのか、それとも見つかったのか...私達には知る由も無かった。
様々なニケがアークで戦う。
そんな中、逃げ惑う市民達が居る...シェルターに逃げ遅れたり、一部は
『街中には逃げ遅れた市民もいます!
気を付けて!』
オペレーターの言葉を肝に銘じながらも私達は戦う。
たとえ利益が無くとも...私達は牙無き者達を護る為に。
「ひっく...おかぁさぁん...」
戦地の中、子供が泣いている。
他の仲間も気付いたが、迫り来るラプチャーへの抵抗で中々動けない。
だがラプチャーとの戦いを言い訳に、こんな所で見捨てられない...私は泣いている男の子へと駆け寄った。
「大丈夫よ...ここは任せて」
私は子供の頭を撫でて安心させた後、迫り来る飛行型のラプチャーを
何体も撃ちながら、そして子供を連れて仲間達と合流しようとした。
「23、危な───」
仲間であるフラワーの声が遮られる。
私達の背後にはラプチャー...それも銃口をこちらに向けていた。
終わりを告げるような赤い目。
そんな時、一発の銃声が鳴り響いた───。
"
───私達は
結果がどうであれベストを尽くす───それが、どんな運命を辿ろうとも。
───暗闇。
ここは暗い、そして目の前には蜘蛛の巣がある。
蜘蛛の巣には鏡の破片が何枚もくっついていた。
鏡に映るのは、化け物のような姿。
醜くて、美しさとは程遠い怪物。
...反吐が出そうだ。
「...クソが」
誰もいない場所で、罵詈を吐き捨てる。
そんな時、後ろから気配を感じた。
小さい光のシルエット...。
その形は"サーバント級ラプチャー・クラム"のように感じた。
「何なんだ貴様は」
『───ボクは知ってるよ、君は
「私が目覚める...?
クソみたいな人間共、そして人間もどき共に人生を...体をめちゃくちゃにされたのにか?」
『それでもキミは目覚める。
でもここからは...キミ次第』
そのシルエットは消える。
まるで私を試しているかのように腹立たしい。
だが、もし奴の言葉が真実なら───。
「───面白い」
乗ってやろう。
どんな目覚め方をするか分からないが...そこでどんな事が出来るか試してやろう。
全てを犠牲に捧げてでも。
The story continues in Memories of 23.
-Memories Of 23に物語は続く-