彡(゚)(゚)「となりのトトロ」   作:名無ナナシ

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第20話 ゲーム 第21話 筆使い

第20話 ゲーム

 

ある日

 

彡(゚)(゚)「俗物のヒロカツくん、ちょっとええか?」

(´・ω・`)「なんですか?」

 

彡(゚)(゚)「君はゲームはやるか?」

(´・ω・`)「ゲームは苦手であまりやらないです」

 

彡(゚)(゚)つ「これなんやけどな」

(´・ω・`) .。oO(人の話なんて聞きもしない……)

 

宮崎さん渡してきた画用紙にはゲームの企画が描いてあった

そこには戦闘機、三菱96式艦上攻撃機(いわゆる96艦攻)が描かれていた

コックピットには小太りしたオッサンとひょろいオッサンの凸凹コンビが乗っている

 

(´・ω・`) .。oO(宮崎駿は兵器オタクでもあるので………)

こういった絵をなにも見ずにパパッと描く

 

彡(^)(^)「このゲームはな……」

宮崎さんは楽しそうにゲームの説明を始めた

 

要約するとプレイヤーの選択によって物語の展開や結末が変わるゲームのようだ

例えば、雲の上をいく、雲の中をいく、雲の下をいくといった選択肢が与えられる

上にいくと敵の編隊とぶつかり、中にいくと雷に当たり、下にいくと艦隊が待っている

といった具合だ

 

そして最期までゲームを進めると自分の選んだシーンが繋がって流れ

ひとつのアニメーションとして観れるといった内容だった

 

(´・ω・`) .。oO(面白そうだな……)

でも、だからなんだって話だ

 

(´・ω・`)「で?こいつはトトロのあとにやりたいんですか?」

(´・ω・`)「まさか他の人にやらせたいわけではないんでしょ?」

 

彡(゚)(゚)「せやねん……ワイには作る時間がないねん」

彡(゚)(゚)「ということで君にこれをあげますから覚えておいてや」

 

彡(^)(^)「ほな!」

と言うと、さっさと席に戻っていった

 

(´・ω・`)「ボクに託されてもな……」

まあ、一応持っておこう

 

 

第21話 筆使い

 

ある日

 

( ´∀`)カキカキカキカキカキカキ

(´・ω・`)「男鹿さん、すごい筆が乗ってますね」

 

( ´∀`)「うん!最初は緑多い田園風景が描けるか不安だったんだけど……」

( ´∀`)「僕は秋田出身だから、生まれ育った田舎の風景を描くのが楽しくて」

 

(´・ω・`) .。oO(絵もすごいけど……その色使いには圧巻される)

男鹿さんは少ない絵の具で実に鮮やかに画用紙を染めていく

とくに木々や草々の“緑”の表し方は凄いの一言だ

陽の強さ、奥行き、空気感だけでなく時間や湿度まで感じられる………

 

彡(゚)(゚)「ほー大したもんや」

宮崎さんもその出来にはいたく感心していた

よっぽど感心したのか

用事があろうともなかろうとも男鹿さんの所へ行って話しこんだり

色の説明を受けたりと度々席を外していた

 

(´・ω・`) .。oO(ボクはこの光景に驚愕した)

だって、ラピュタの時は脇目も振らず一心不乱に絵コンテに集中していた宮崎さんが

こまめに席を立って観察しにいくのだ

よほど男鹿さんのボードから絵コンテのインスピレーションを受けていたに違いない

 

彡(゚)(゚)「参考にしたいからコレを借りてええか?」

( ´∀`)「いいですよ」

 

彡(^)(^)「おおきに!」

(´・ω・`)「宮崎さん、よほどその風景が気に入ったんですね」

 

彡(^)(^)「せやねん!早くこの背景にトトロたちを描きたいわ!!」

 

 

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