第28話 子ども②
(´・ω・`)「たしかスタジオの近くに保育園があったよな」
見学してもよいか聞いてみよう
(´・ω・`)「ということで子供たちの様子を見学したいのですが……」
J( 'ー`)し「ああ、あの天空の城ラピュタを作った会社の……」
J( 'ー`)し「私達もあの映画を観たんですよ」
J( 'ー`)し「そうですね、フェンスの外からそっと見るだけなら」
J( 'ー`)し「1時間ほどならいいですよ」
(´^ω^`)「ありがとうございます」
せっかく許可を得たんだから第2スタジオのスタッフだけでなく
本社のスタッフにも声をかけてみよう
トトロにメイが、火垂るの墓には節子がいる
時代は違えど共に4歳の小さな女の子だ
少しでも芝居のヒントになってくれればいいな
(´・ω・`)「でも、あまりにも大所帯になったら迷惑だろうし……」
(´・ω・`)「全員で行くわけにはいかない」
(;´・ω・` )「特に宮崎駿を連れて行くわけにはいかない」
(;´・ω・` )「あんなうるさい人が付いてきたらきっとスケッチどころではなくなる」
第2スタジオ
(´・ω・`)「とういことでトトロと火垂るの墓………」
(´・ω・`)「合同子供観察スケッチ会をやろうと思います」
彡(^)(^)「めっちゃいい案やん!」
彡(^)(^)「もちろんワイも行くで、今から楽しみやわ!!」
(;´・ω・` ) .。oO(やっぱり来たがるよね……)
予想はしていたけど………まさかここまで喜ぶとは………
でもダメだ、心を鬼にしてでも断固阻止しないと
(;`・ω・´)「宮崎さんは来ちゃダメです!」
彡;(゚)(゚)「ファッ!なんでや!?」
(;`・ω・´)「絵コンテに集中してください!」
(;`・ω・´)「今は大事な時期なんですから!」
彡;(゚)(゚)「絵コンテなら絶対に間に合わせるさかい……」
彡;(゚)(゚)「頼むから連れてってくれや!」
(;`・ω・´)「ダメです!!」
なんとか宮崎駿が来ることを拒むことに成功したボクたちは
無事に合同子供観察スケッチ会を終えることができた、が……
彡(゚)(゚)「楽しかったんか?」
彡(゚)(゚)「参考になったか?」
彡(゚)(゚)「子供たちは元気やったか?」
と、その日は何度もしつこく
面倒くさいほど纏わりついて様子を聞いてきたのだ
(´・ω・`) .。oO(よほど子供たちのことを見たかったんだろうな……)
第29話 トトロの棲み家
(´・ω・`)「トトロの棲み家について話したい」
逃げる中トトロと小トトロを追いかけるメイ
草花のアーチを抜け、木の穴に落っこち、ゴロゴロと滑り落ちていくメイ
そしてたどり着いたのがトトロの棲み家の寝床だ
当初、この寝床はきれいにくり抜かれていて木の年輪がわかるように描かれていた
でも、この棲み家の元となる巨木の表面は太古からあるように苔むしている
これだと外と中のイメージが合わない
このことに気づいたのは男鹿さんだった
( ´∀`)「トトロの棲み家はこれでいいんでしょうか?」
彡(゚)(゚)「真っ平な壁でいいです」
彡(゚)(゚)「どうやって作ったかわからないようなキレイな穴で」
( ´∀`)「キレイな木肌として見せるには木目をきっちり描かないといけません」
( ´∀`)「でもそうするとどうしても新建材みたいになっちゃいます」
( ´∀`)「内と外で違和感がありませんか?」
彡(゚)(゚)「…………たしかに」
( ´∀`)「中も苔むした感じにした方が……」
彡(゚)(゚)「でもそれやと暗くなりすぎる気が………」
( ´∀`)「じゃあ陽が入ってくるようにして明るくしましょう」
彡(゚)(゚)「なるほど……やったら花も咲かせて……」
( ´∀`)「いいですね!蝶々も飛ばしましょう」
彡(^)(^)「ほな、それでいこう!」
(´・ω・`) .。oO(あの宮崎駿にあっさりと変更を認めさせるなんて………)
男鹿さんの美術的センスは凄い……
もしトトロを見て緑深いというイメージを持つ人がいたら
楠の巨木以上に、この苔むした棲み家に影響されたからだろう