彡(゚)(゚)「となりのトトロ」   作:名無ナナシ

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第3話 第二スタジオ

( •灬•)「それじゃあスタジオが見つかるまで帰ってこなくていいから」

 

 

(´・ω・`)「いきなり出てけってなんだよそれ」

 

原さんが言うには

スタジオジブリ本社は火垂るの墓で使うから

別にスタジオジブリ第2スタジオ(仮)を見つけて引っ越せとのことだ

 

スタジオジブリ第2スタジオ(仮)の条件は厳しかった

 

まず第一に、本社スタジオから離れすぎてはいけない

遠いと様々な打ち合わせや連携プレーが難しくなる

 

第二に、一定の広さが必要で、ワンフロアが望ましい

多人数で作業をするのだからある程度の広さは不可欠

だからといって、上下階に分かれては移動が大変だし

スタジオ全体の進行に目が届きにくくなる

 

第三に、1年間の短期契約を結べる物件であること

スタジオジブリ第2スタジオ(仮)はトトロが終わればきっと必要なくなる

 

第四に、すぐに契約ができること

契約に時間をかけるとそれだけ制作期間が少なくなるし

いつまでも宮崎さんを一人、本社の片隅で作業させるわけにはいかない

 

第五に、駐車場が近くにあること、もしくは広い道があること

アニメ制作では出来上がった素材を色々なところに持っていかなければならない

そのためには車を止める場所が必須なのだ

 

(´・ω・`)「そんないい物件がそう易々と見つかるかよ」

ボクは心の底から叫んだ

これから毎日、地図を片手に歩き回る自分の姿を想像するとため息がでる

 

(´・ω・`)「条件に合う穴場の物件がたまたま誰にも発見されていない」

(´・ω・`)「そんないい話があるわけ…………あった」

 

スタジオジブリ

 

(´^ω^`)「原さん!よさげな物件を見つけました!!」

(´^ω^`)「不動産屋に話は通したんで、内覧会しましょう!」

 

( •灬•)「あんたちゃんと探したんか!?」

 

原さんが驚き疑うのも無理がなかった

普通ならやっかいな条件をクリアする部屋が

若者が住みたい町NO1の吉祥寺でこんなにも早く見つかるはずがないからだ

ボクだってそう思う

 

ボクが見つけたのは

ジブリ本社からおよそ80mの距離にあるビルの2階エレベーター付きの物件

改装工事中で物件案内にはまだ出ていない隠れ物件だった

 

(´・ω・`)「まだ内装工事中ですけど、3月には完成予定です」

 

( •灬•)「ほう、なかなかいいではないか」

彡(゚)(゚)…………

 

(;´・ω・` ) .。oO(あれ?宮崎さんの反応がいまいちだ…………)

内装工事中なのが気に入らないのかな?

でも、この物件がダメなら

これ以上の物件が見つかる可能性はゼロに近い………

 

(;´・ω・` )「あの……宮崎さん……どうですか?」

彡(゚)(゚)…………

 

宮崎さんは黙って歩き出し、右手の壁の窓をガラッと開けた

そして、正面に移動し窓をガラガラと開けた

 

(;´・ω・` )…………

( •灬•)…………

 

ボクと原さんは黙ってその後を追っていく

すると右側の壁の窓を半分まで開けた宮崎さんがピタッと止まった

 

彡(゚)(゚)「これは………」

(´・ω・`)「立派な楠木ですね。隣の家の庭から生えてるみたいです」

 

宮崎さんはこの1本の楠木を見つめていた

 

彡(゚)(゚)「新しくてキレイでええやん」

彡(゚)(゚)「窓もいっぱいあって明るくて風通しもよさそうや」

 

彡(^)(^)「ここがええわ」

 

(´・ω・`) .。oO(やった!)

これでこの場所がスタジオジブリ第2スタジオだ

となりのトトロは幸先の良いスタートを切った

 

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