起きてふと小説情報覗いたらお気に入り30件超えてた愚か者です
やっぱみんな曇らせ好きなんですかねぇ…皆さんの期待を込めて私、頑張ります!
エアプなのでキャラ崩壊は多目に…
「…まさか彼が…」
「嘘でしょ?先生…」
“…本当だよ、私自身で確認したから”
「う゛っ…ぉえ…」
「こんなことって…」
シャーレの一室、そこには暗い空気が立ち込めていた
訃報を聞いて未だに信じられない者、気絶しかける者、気分が悪くなりえづく者…生徒の反応は様々だった
中には「私のせいだ…私が…」と自分のせいだと思い、病む者まで現れた
かと言う私も内心同じようなものだ
黒服からの訃報を聞いて信じられず、激しく詰め寄って彼の亡骸を見た後も暫くは現実を受け入れられなかった
1週間経って少し気持ちに余裕ができた私ですらまだ立ち直れないのだ…訃報を聞いたばかりの彼女達が受け入れられることなどないだろう
しかも訃報の相手が親しい相手…中には重い恋心を持っていた子だっている
「…先生、彼の姿は見れませんか?」
“…うん、今は私の知り合いに保管してもらってるけど数日後に私達だけで葬式を行う予定だから”
「…そうですか」
こればかりは申し訳ないが無理である
もし彼女達に見せたら何が起こるのはわからないのだ
それに、彼の訃報はキヴォトスで報道されている…多くの生徒に好かれていた彼だが全員に好かれることは不可能だ
もし彼を恨んでいる生徒達が彼の亡骸を無茶苦茶にするために乗り込んできたら?
その時に彼の亡骸を守りきれるかわからない…だから誰にも見せられないのだ
悲しみに満ちた空間を切り裂くように、着信音が鳴り響いた
音のした方を見るとそれはイロハのスマホだったようだ
「…すみません、少し席を外します」
「はい、もしもし…」といいながらイロハが部屋を後にするため外に出る
しかしその直後、イロハの声から「は?」と信じられないことを聞いたような声をだす
部屋の外に出ることも忘れてその場に立ち、通話を続ける
その間、イロハは「そんなまさか…」や「本当ですか?」など何かを疑っているような言葉を繰り返していた
やがてイロハ「わかりました」と伝えて通話が終わると未だに信じられないといった表情で俯き、ぶつぶつと何かを呟きはじめた
“…イロハ?どうしたの?”
「…ッは、すみません…先生」
“大丈夫、それより何かあった?”
「…えぇ、たった今、サツキから信じられないことを聞きまして…」
“信じられないこと?”
えぇ、とだけ言って黙ってしまった
私は言えないなら大丈夫と伝えるが
「…彼らしき姿をゲヘナ自治区で目撃したと情報が」
“…え?”
その言葉に、この場にいる誰しもが耳を疑った
「…いやぁ、ゲヘナの温泉はいいねぇ…」
どうも、神秘を手に入れ生徒として生まれ変わった身体で温泉を満喫してるみんなのプリンス、ツカサ君だよ
前々から生徒になったら入りたかったんだよねぇ…ゲヘナの温泉!
いやね?別に入りたくなかった訳じゃないよ?ただね、ゲヘナの温泉って殆どが70度超えでクッソ熱いねん…入った瞬間火傷しちまうて
しっかーし!神秘のある今のワイにはこの程度、無力!少し熱い温泉程度に感じるのさハッハッハ
いやー…神秘様々!神秘万歳!神秘最高!
これまでは生身だったからこそできなかったことを沢山やっていくで!
待ってろキヴォトス!この俺が楽しみ尽くしてやるで!
「…何故ここに彼が?いや、それ以前にあれは彼か?何か雰囲気がおかしいような…ッ!?」
「…?」
…今誰かいたような…?ままええや、今はここの温泉で作った温泉卵でも堪能すんべ
「は、ハハハ…なんだ?あの顔は」
彼らしき存在がいなくなり、静かになった温泉で一人の少女が呟く
一瞬だけ見えた、死んだはずの彼の顔…湯気でハッキリとは見えなかったが、知っている彼の顔ではなかったと思う
…人間の顔は、
立ち込めた湯気から確認できた一つの出来事に、馬鹿のような疑問が浮かび上がる
「…あまり進まないが、風紀委員にでも知らせておくとしよう…私とて、彼が死んだなど信じられないのだからな」
あんなに我々と張り合えていた彼だからな、とだけ呟いていそいそと服を着る
そうして、偶々温泉を入っていて、彼を目撃した温泉開発部部長…鬼怒川カスミはその場を後にした
キヴォトス全体が暗い雰囲気の中一人楽しくしてる満喫してるの、ウケる()
これ自分が死んでるって知ったらどうなるんでしょうね
またふと続きが浮かんだら供養します、サラダバー