ラキアを強国化するのは間違ってるだろうか?   作:想夢

14 / 31
 ドラコーのスキル名称
 英雄夢想(アルゴノゥト)
 英雄妄想(ドンキホーテ)
 英雄幻想(シャルルマーニュ)
 堕落元帥(ジル・ド・レェ)
 狂乱騎士(ランスロット)
 鮮血鬼将(ヴラド)


第6次オラリオ侵攻 堕落

 地面へと落ちたドラコーとペーダソスであったが未だに健在だった。

 だがペーダソスは戦えそうにない状態だった。

 

 彼女は怪我をしたペーダソスにポーションをかけて癒してあげた後ペーダソスから離れていった。

 ペーダソスは賢くドラコーが何をしようとしているのかわかってドラコーとは別の方向へと駆けていった。

 

 ドラコーはオラリオとラキアの戦場へと向かいながら能力向上薬(ドーピング)を飲み、そして詠唱をした。

 

 「【閉じる幻想の扉(終わる栄光の時間)開く現実の扉(始まる堕落の時間)】」

 

 ドラコーはこの魔法を自分らしいと思っていた。

 

 「【慢心に塗れ、欲に眩み、色に惑わされ、食に溺れ、栄光に怠け、他者を妬み、怒りに任せる】」

 

 自身の知っている物語には栄光以外の部分を書かれている英雄もいるからだ。

 そして(怪物退治)の英雄ではなく(戦争)の英雄と化したドラコーにこの魔法は似合っていた。

 

 「【故に英雄は怪物(暴君)に変わる】」

 

 そして詠唱を終わらせたドラコーは

 

 「【ベイバロン・ドムス・アウレア】」

 

 自身が使える唯一の魔法を唱えた。

 


 

 最初に攻撃が来たのはガレスだった。

 突然槍が飛んできてガレスは咄嗟に斧で防御したがその威力に耐えきれずに斧が破壊されて吹き飛ばされた。

 

 槍が飛んできた方からはドラコーがやって来た。

 だがその様子は今までとは違かった。

 

 冷酷な視線で敵も味方を見下ろしその振る舞いは英雄ではなく暴君のあり方だった。

 

 ラキア軍はドラコーが『魔法(ベイバロン・ドムス・アウレア)』を使ったのだと理解してすぐさま逃走を始めた。

 ドラコーの魔法は自身を敵味方の区別などしないそんな堕落した英雄へと自身を変える魔法だからだ。

 

 堕落した英雄となったドラコーはそのままオラリオやラキア軍関係なく暴れようとしたらそこに鐘の音が響いてドラコーを吹き飛ばした。

 

 アルフィアによってドラコーは吹き飛ばされたがすぐさまに体勢を整えた後落ちていた剣を拾いすぐさまアルフィアに反撃をしようとしたがそれはレオンによって阻まれた。

 

 「どうやら作戦は成功したが奥の手を使ったというべきか。」

 

 構えた一の試剣(パーシル)が砕け双剣へと変わるのを見ながらレオンは最大限にドラコーに警戒した。

 

 「余を阻むとは何様だ。余は英雄であるぞ!」

 

 ドラコーは怒りに満ちた視線でそう吠えたが

 

 「今のお前の何処が英雄だ。ただの狂戦士だ。」

 

 アルフィアはそう言って再度『魔法(サタナス・ヴェーリオン)』を放った。




 ベイバロン・ドムス・アウレア
 ドラコー唯一の魔法である
 性能はステイタスの上昇と一時的な発展アビリティの発現と人格改変というダインスレイヴの亜種と言える性能。
 だが使用した後のドラコーは正に暴君となり敵味方の区別をしない。
 この状態の彼女は正に堕ちた英雄と言えるだろう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。