「英雄は恐れ知らずがなりやすいですね。」
私ははとある報告を見ながらそう呟いた。
「それはどういう意味だ?」
マリウスはそう聞いてきた。
「私が知っている知識でも記憶でも英雄や賢者は常人では困難な事を成した人がなれるものです。」
私のの前世の記憶では例えば数多の怪物を倒したヘラクレス、例えば飛行機を開発したライト兄弟がそしてこの世界ではミノタウロスを倒したアルゴノゥトが英雄や賢者に値するだろう。
そんな事を私が呟いたのはオラリオのとある報告だった。
ベル・クラネルによるモンスターを庇い冒険者達を傷つけたという事件だった。
原因の一つとしてイケロスファミリアによるモンスター暴走がありその関係でダンジョンからオラリオに出てしまった事である。
恐らくこれは
残念ながら私はこの事件にはあまり関われません。
エニュオ対策をしている最中ですし私は干渉は難しいですが一つだけ手段はあります。
ヴィーヴルのウィーネだけは私が関わっているから彼女に関してだけは私が関われます。
「マリウス、予定はどうなっていますか?」
「とりあえず予定は殆ど空いているがまさか?」
「影武者と変装をすればある程度は誤魔化せます。せっかくの金の成る木を枯らす訳にはいきません。私だってある程度は投資したのです。最低でも投資分は稼いで欲しいですから。」
私が出かける準備を整え始めたのを見てマリウスは頭を抱えた。
私が変装をしてオラリオに入る事には成功しました。
ヘスティアファミリアの所までこっそりといって協力する事を告げれば大変驚かれました。
まぁ協力するって言ってもあまり動けませんが知恵だけでも貸しましょう。
私は武力だけではありませんよ、武力だけだったら闘獣や木馬に地上戦艦などは開発されませんよ。
状況は最悪
幸い人工迷宮の鍵は
つまりはロキファミリアだけではなく
つまりこれは私と
私が武力を振るえない戦場でも私は優れているのだとオラリオに証明しよう。
私はそう思いながらヘスティアファミリアのホームで自分がどんな手を打てるか相手がどんな手を打つかを考えていった。