俺「あぁ、可愛い彼女欲しいなぁ……」幼馴染(チラッチラッ) 作:: (_;´꒳`;) :_
「可愛い彼女ってどうやったら出来るんだ?」
高校二年生の春。
高校生になれば、簡単に彼女の一人や二人は自然と出来る筈。そう思って一年が経つ。結果はお察しの通りだ。今日も悲しくずっと変わらない幼馴染と二人飯である。
『うーん、ハルが可愛い彼女を作るには血も滲む様な努力が必要だよ。多分異世界行ったほうが早い』
「死ねって事?」
『いや、転生じゃなくて転移だってあるし……。ワンチャン掛けるのも良いんじゃない?でもそうだなぁ、一つだけあるよ簡単な方法』
「え、マジ?教えて!!」
簡単な方法があるなら、マジで教えて欲しい。高校と言う限られた時間で恋愛なんて更に短い物だし。俺はまだ制服デートも、ギャップが見える私服デートも、一緒にいるだけで楽しいお出かけとかもした事が無いッ。
『近っ……オホンッ。それはね、私と付き合う事だよ』
「まずは、ありがとう」
『振られる前振りじゃん!何で?私可愛くない?』
いや、こっちをじっと見るな。可愛いよ?確かにお前は可愛い。茶髪でクリクリっとした栗毛がよく似合う小動物系幼馴染、お前はすごい奴だよ。毎日朝早く起きてメイクをして自己流の可愛さを磨き上げてその状態を維持してる。いや、日々少しずつ可愛さが上がっているのを俺は知っている。俺は起きたまんまの姿でそのまま登校している。認めよう、このクラスの中では、幼馴染。お前がナンバーワンだ。だけど、俺年上が好きなんだよ。清楚系で黒髪ロングで巨乳のお姉さんみたいな、この学校の生徒会長がそうだからすき。
と言う事で幼馴染よ、済まないが無理だ。黒髪ロングの巨乳でお姉さんになって産まれ変わって出直して来てくれ。
「俺は、付き合うなら生徒会長が良い」
『はぁ……会長ねぇ。無理だよ、狙ってる人多いし』
「分かってるよ、ただ付き合うならあぁ言う人が良いってだけ。後、俺とお前じゃ釣り合わないだろ。だから、無理だよ」
『釣り合わない?』
「良くお前と一緒に歩いてるだろ?帰り道とか」
昔から、ずっとコイツと一緒に帰るのが当たり前になっているんだよな。
『うん、良くカップルみたいだって揶揄われるね。本当、困るよね』
「そこだよ、"みたい"でカップルだとは思われないんだ。もし、付き合ってもそう思われなかったら俺は辛い」
『そっか、そう……なら変わってみれば?』
「ん?」
変わる?俺がか。一体どうやって?
『清潔感を出したり、髪型を変えてみたり。ちょっとした所を変えて行ってそれを毎日の様に続ければ、変われるかもよ?』
「大変そうだけど、やってみるかな。そしたら生徒会長と付き合えるかな」
『うん、きっと付き合えるよ。明日から頑張ろう?私も付き合うからさ。女子目線で色々アドバイス出来ると思うし』
ありがてえ、やっぱり頼れるのは可愛い幼馴染様だな。付き合いたいぐらいだ。いや、付き合えないんだけどさ。
「助かる、逆にお前が困った時には何でもするからさ」
こうして、俺のモテモテ学園ライフに向けて俺は一歩前進した。