オバロに対してなんかな〜って思っている人向けな低品質二次創作です。
主人公補正とかなかったら、こういう終わりが突然来そうだよね。
軽いジョジョネタあり。

1 / 1
イキり胸糞骸骨が嫌いな人向けなオバロ二次創作

 ナザリック地下大墳墓、玉座の間。重厚な静寂の中、アインズは沈黙していた。

 

「アインズ様…」

 

 アルベドの声は、彼への狂信的な愛と忠誠を滲ませている。だが、その裏で進むのは、弱者を徹底的に搾取する計画だ。

 鈴木悟がいた故郷の巨大複合企業とまるで同じなのだが、それをここにいる者たちが理解することはなかった。

 そしてある時。

 

 

ドンッ、ドオォォン……!

 

 

 ()()は、地震ではなかった。

 まるで深淵の底から宇宙の理を砕くような、ねじれた不協和音。

 

「な、何ですか、この圧力は……!?」

 

 アルベドが、玉座の間が、まるで蝋のように歪むのを見て、初めて恐怖に目を見開く。

 アインズは、この世ならざる力だと直感し、全魔力を込めて防御魔法を展開しようとした。だが、彼の魔法が編まれるよりも速く、視界は純粋な、無慈悲な光に呑み込まれた。

 光は、音を、熱を、そしてナザリックの存在そのものを、宇宙の塵へと変えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 俺はケイ!

 なんか気がついたらやり込んでいたゲーム『スペース・ファンタジア・オデッセイ』によく似た世界に転移?してた。スペースオペラな世界観のゲームとして猛烈な人気のあったこの作品。

 まさか厳密には違うところもあるとはいえ、この世界に転移出来るなんて…ラッキー!

 

「お、魔力系素材が期待できそうな星だな」

 

 モニターにはある星が表示されている。フムフム、悪くない星だな。

 さて! 

 スペオデプレイヤーならお馴染みの…『惑星破壊弾』で吹き飛ばすとしますか!

 

「資源採掘プラン実行。発射〜」

 

 俺はキーボードを叩く。

 発射シークエンスの後、惑星破壊弾が発射される。

 惑星破壊弾は加速して惑星を貫通。

 

 そして……大爆発!

 

 いや〜この瞬間はいつ見ても爽快だね。

 採集ドローンが動きだす。あとは一日待てば結果が出るだろう。

 

 

 そして一日経って……採集データがモニターに表示された。

 ……うーん、これは。

 

「なんか怨霊系素材の純度は高いが、採掘量が少ないな。ハズレの星だったか〜」

 

 多分それなりに高い知性のある原住民がいたんだろうなぁ〜原住民と交易する方法もあるけど、面倒だし、さっさとぶっ壊すのが効率いいんだよね。

 

 

 

 

 

 

 モモンガは宇宙空間を漂っていた。

 いったいなにが起きた?まるでわけがわからない。せめて何が起きたのかを知らないことには……。

 モモンガは最後の力を振り絞り『星に願いを』を発動した。そして願う。

 

「なにがあったんだ……!教えてくれ!」

 

 宇宙空間なので声は出ないが、願いは確かに叶った……宇宙空間に残留する魔力が反応したのである。

 

 そしてモモンガは真相を知った。

 恐れていた『プレイヤー』の襲来。

 しかし襲来したのはユグドラシルプレイヤーではなく……

(スペース・ファンタジア・オデッセイ!?確かユグドラシルを開発していたところが作っていたゲーム……確かあれの開発を優先するから、ユグドラシルはサ終したんだ……!)

 

 そこの『プレイヤー』にナザリックどころか、それがあった星ごとあっさり破壊し尽くされ、素材として回収されてしまったのだ。

 

(なんだよ、それ……)

 

 彼の心に、凄まじい虚無が押し寄せた。

 

 弱者を踏みにじり、素材として利用する。

 それはまさにナザリック地下大墳墓や、彼の故郷にあった巨大複合企業がやっていたことと同じなのだが、モモンガがそれに気がつくことはなかった。

 そして絶望。怒り。悲哀。階層守護者たちの愛憎が、「高純度な怨霊系素材」として無関心に回収されたという事実に、彼の精神は崩壊寸前を迎える。

 オーバーロードの世界観とは極論『強ければ何をしても許される』というもの。

 そして自分の番が来ただけ。

 自分より強い『プレイヤー』が踏みにじっていった。

 それだけの話である。

 

 モモンガの精神が、怒りと悲嘆で爆発する寸前だった、その刹那。

 アンデッドの特性である『感情の抑制』が発動したのだ。

 平静に戻った頭で、モモンガは状況を再認識する。

 星ごと消えた。

 ナザリックも無い。

 あのプレイヤーはコチラを認識してない。

 だからとどめを刺しにくることもない。

 

 しかし…死ぬことも、狂うこともできない。

 

 絶望が限界に達し、感情が再び湧き上がる。

 そして、再び、感情が引く……

 

 モモンガは――二度とナザリック大墳墓へは戻れなかった。

 そもそも星ごと消滅してしまったのだ。

 戻る場所すらない哀れな骸骨として、永遠に宇宙空間をさまよう。

 そして死にたいと思っても死ねないので、

 ――そのうちモモンガは 考えるのをやめた。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。