世界を欺く少女の話   作:めめ師

19 / 25
第19話です。そういえばずっと各話タイトルを話数表示にしてましたが最近変えました。最初からそうしてればよかったね。自分でも見返すときにどれがどれかわかんなかった。


超常解放戦線

泥花市街戦再臨祭より1週間経過。

 

平穏な街で起きた悲劇。犯人はヒーローに恨みを持った20名の男女グループ(目撃者談)

計画的犯行とみられ、偽の情報でヒーローを街の外へ誘導し、街を襲撃。突然の災禍に見舞われた町の市民が結託し抗戦、ヒーロー達も合流し戦闘。泥花市民に多くの犠牲者を出しながら最終的に犯人グループは20名全員死亡。

なお、泥花市にはデトネラット社代表取締役社長、四ツ橋力也氏も居合わせており、両足切断の重傷を負うも一命をとりとめる。

”訓練を受けていない一般市民の個性行使が被害拡大を招いた”とされる一方、世間では住民たちの行動を英雄視する声がやまない。不明な点が多く、捜査は続いている。

 

現在敵連合の面々はみんなで寿司を食っていた。

 

「いやー雨降って地固まるとはこのことだ」

「何もしてなかっただろ」

「ハッハ、抜かせ。ちゃんと逃げ回ってた」

「ダメじゃんそれ」

「お前もだぞ。お前がいて街が平和に形を保つわけねえだろ。何してたんだ。」

「道路に座ってお茶のみながら雑談してた」

「お前が一番何もしてねえじゃねえか」

「荼毘、食わねえならもらうぞ!」

「あぁ、魚嫌いなんだ」

 

トゥワイスはトガの遺影を前に泣いている。

 

「うぅ...トガちゃんごめんなぁ...

トガちゃんが血を分けてくれなかったら...今頃トガちゃんは...」

「それ辞めてください。私が生きてるので嫌です。」

「人の嫌がることはやめましょう。

ああ~~!足が勝手に!

僕悪い子...ぶたないで...

ええ!?何いってんだ俺ァ!?」

「克服したんじゃねえのか。増えてねえか?」

「無理やりな療法はかえって悪化するらしい」

「いや、2倍で増えたひとって別に人格変わったりしないでしょ」

「「たしかに」」

 

「時間だ、こい」

「うるせー!まだ寿司食ってるでしょーが!」

 

「大体その寿司はうちの金で買ったものだが?治療も映像編集もトガのコートも全て内からの提供であってだな」

「ああ~?病院にいるはずのあのハゲがこのアジトのいるのはだれのおかげだっけ!?」

「やめましょうスケプティック。

最高指ど...ン”ン”ッン”!リ・デストロがお決めになられた方たちです。リ・デストロの御言葉は依然、デストロの御言葉に変わりありません」

 

やってきたスケプティック、トランペットに連れられ、地価の奥深くへと移動する。

 

「開放戦士諸君!リ・デストロである!これより異能解放軍は生まれ変わる!

デストロの意志を世に啓蒙するにあたって、連合の存在は障壁であると!私はあの日まで!そう信じて疑わなかった!

私の眼はあまりに狭窄であった!血に捉われ!教えに縛られた私はあそこで真の解放を見た、これは降伏ではない!

この死柄木弔こそが真の解放者であると!畏敬の念に打たれたものであり、必然の譲位である!!

今より解放軍は死柄木弔を最高指導者とし再臨を果たす!より深化した解放の道を辿るにあたり、異能解放軍及び敵連合は融合し新たな名を冠する!!考案は私リ・デストロと連合スピナー!

さぁ!その名を!死柄木弔!」

 

この声に合わせ、待機していた敵連合もステージ上へと向かう。

 

超常解放戦線

敵の名を排し異能の枠組みをさらに広く解釈できるものとした。また、壇上の10名を行動隊長に任命し傾向別に部隊編成を行う。」

 

死柄木が顔につけた手を外しながら言う

 

「まァ...名前なんてこれと同じ、飾りだ。好きにやろう」

 

その声に合わせて歓声はより大きくなったのだった。

 

 

会議終了後、通路から戻っているときにリ・デストロがごまをすり、その手に煙を立てながら死柄木に話しかけていた。

 

「お疲れ様でございました!何かお飲み物でも!」

「失せろ」

「喜んで!失せるぞトランペット!」

「ああやってのし上がってきたんかな」

「ああはなりたくないもんだ」

 

その時、死柄木が崩れ落ちた

 

「おい」

「生きてんのが奇跡レベルのダメージだったからな...」

『仰々しい名前じゃのう、まぁ敵連合なんちうチープな名前よりはいいか』

「マキアは従った。あんたの言ってた最低限の格はついたと思うぜ」

『うん、記憶も戻り、個性も含め本来のおまえに戻った。約束通り、力を授けよう。お前がそれを望むなら。

だがその前にやってほしいことがあっての。あるものを運んでほしい...』

「うんうん、私達はこっから本番ってとこだね!思いのほか規模が大きくなっちゃったけど。」

「適当にコマが手に入ったとでも思っておけばいいんじゃない?」

 

 

 

超常解放戦線は、その構成員を4つの部隊に分け、連合メンバーと幹部が各自傾向別に分けられた部隊を持っていた。

 

開闢行動人海戦術隊”BLACK”

隊長 トゥワイス、藤堂楓

 

開闢行動遊撃連隊”VIOLET”

隊長 荼毘、外典

 

開闢行動情報連隊”CARMINE”

隊長 トガヒミコ、スケプティック

 

開闢行動支援連隊”BROWN”

隊長 スピナー、Mrコンプレス

 

 

死柄木がドクターの協力により花開いたとき、計画は実行される。

 

全国主要都市を一斉に襲撃し、その機能を停止させる。無法地帯となったところにリ・デストロと心求党が政界へ出る。武器をばらまいて自衛という名の自由を謳う。超常原始のほうが意味を失った時のように混沌の夜を作り出し、瓦礫の王座に死柄木を立てる。

 

決行は4か月後に迫っていた。




楓ちゃんは人海戦術隊です。本人の性能考えたら遊撃連隊のほうがいいんだけど、なぜかここだけ一人だったので。トランペットここじゃないの?なんで君いないの?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。