さて、どうしたものか。ここで千冬さんを呼べば解決だろうがそれを許してくれるだろうか
というかコレ、第三者から見たら俺が悪いように見えるよな
「反応薄いわね。まぁいいわ」
「よくないです。せめて服着てください」
「大丈夫よ?下は水着だから」
ああ、そう...今日1日のこともあってか疲れた
部屋の中に入ると机が2つ。これは専用机なのだろうか
「えっと、そんな格好をして待ってたって事は俺の事、知っててなんですよね?」
「ええ、織斑くんには悪いけれど、貴方の方が危ないから」
危ない、とは。恐らく後ろ盾の事だろう
ネットやテレビのニュースでは男性パイロット=俺
という構図が出来上がっている。しかしそこに一夏の名前が出ることは無かった。全て俺の理由は千冬さんの弟だからだろう。あの誘拐事件があったからこれ以上有名になればますます攫われる危険性は高まる
「ふふ」
「なんですか?というか俺は自己紹介しましたがそちらは名乗ってませんよ?」
「そうね。私はこの学園の生徒会長をやっている更識楯無よ。一応2年で歳上だからお姉さんってことになるわね」
「じゃあ生徒会長で」
「どうして苗字でも名前でもお姉さんでもなくその呼び方!?」
予想してなかったのだろう、カウンターパンチで驚いている更識さん
「一応生徒会長なんですよね?なら別に生徒会長と呼んでも問題ないのでは?」
「そうだけど...せめて苗字で。生徒会長だと目立つでしょ?一夏くんとかにも」
ふむ、それも一理あるか
「それではよろしくお願いします。更識さん」
そう呼ぶと更識の持ってる扇子が開かれる。そこにはよろしいと書かれてある
用意してたのか?
「勉強熱心ね」
「えぇ。まぁ、こうでもしないとついてけませんし」
教科書とノートを開いて黙々とやっていくつもりが更識さんに口を挟まれて中々集中できない。というか早く服着ろ
「そんな貴方に朗報よ。はい」
渡されたのは待機状態のIS
いきなりだったので混乱したが
「腕だけ起動してみて。感覚でやればできるはずよ」
出現した。金と白の腕。ふむ、これがIS...
ん?なんでこんな所にISが?
「やっぱり...そのISは今から貴方のものよ」
「それって専用機って事ですか?」
「ええ、貴方の持っていたカード。あれが入って以来誰もそのISを起動することが出来なかったの。それが貴方には起動できた。という事はもう貴方のみが使えるって言っても差し支えないわ。フォーマットとかは明日の朝行って試運転するから今日は早く寝た方がいいわよ」
そう言って部屋を出ていった更識。というかいつの間に着替えたんだ
「専用機...ねぇ」
感じるのは100もの力。けどその事は考えずに寝る準備を始める
一方その頃一夏は...謝っていた。箒に
朝の5時、アリーナに来ている。そこで自身のISを展開しているのだが調整を更識がしてくれている。そこになぜか布仏も
「布仏もこういうの上手いんだな」
「えへへ、褒められた〜」
「本音、喋ってないで手を動かしなさい。百環くん。調子はどう?」
聞かれて手をグーパーグーパー繰り返す。ISの方もグーパーグーパー
「重くなく、それでいて軽くなく、よく馴染んでます」
「よし、それじゃあアリーナ一周してきて」
「分かりました」
ハッキリ言って私は彼、九十九百環くんを守るためだけに部屋に着いた。だが彼にしか起動できないISになってしまった打鉄が姿を変え、あまつさえ武器も両腰に着いてる大剣のようなものに、これは関わっておいた方がいいと私は察した
「それにしてもつくつく、凄いね〜。専用機持ちなんて」
「本音、あれは最早専用機なんて生ぬるい言葉では表せないわ。貴方には触らせなかったけど、書いてあった文字、なんて書いてあるかこの私ですら読めなかった。まるで古代文字でも読まされてる気分だったわ」
読ませないためにと思ったがおなじ文字があるのを見て文字としては成り立ってるのだろうと思った
「あの機体を私が許可した人物以外に見せるのは禁止よ」
「は〜い」
「さて、百環くんは...えっ」
私は驚きを隠せなかった。なぜなら彼は...既に飛行を我がものとしていたのだから....それより彼の周りに漂ってる金色の玉は?
歩くのかと思ったがよくよく考えたらISは飛ぶものだったと思い、飛んでみようとしたら案外簡単にできた。軽く慣らすために右往左往、回転もしてみて無茶のない範囲で飛んでみたらできるものだと思い、そのまま更識の所に戻る
「どうでした?」
「え、ええ。上出来よ。これならあとは戦闘面だけど...焦る必要はないわね、一旦戻って朝の準備をしましょう。私は少し用事があるから先に本音と一緒に戻ってて」
「はい、行くか。布仏」
「うん!」
俺と布仏はこの場を後にした
「百環には驚かされてばかりだが、あの動きは上級者並だな」
「織斑先生。はい、代表候補生と同じレベルになりそうです」
「しかしカード1枚がああなったと考えればまだ納得はいくが百環の話では100枚あったカードがああなったと聞いている」
「...つまり別形態がある可能性が?」
「さぁな。今のところ臆測の域を出ない。更識、お前も戻っていろ。ここは私が片付けておく」
「分かりました。失礼します」
朝食、やっぱりというか見られてる。一夏とは別個で布仏と一緒に食べているが
「なぁ布仏」
「本音でいいよ〜、お姉ちゃんがいるからさ」
「ん、じゃあ本音。朝のこと、言ったらダメだよな?」
「多分問題になるんじゃないかなぁ?分かんないけど」
だよなぁとハァッとため息。そのまま食べ終えた食器を片して教室に本音と共に向かう
後から一夏も入ってきたが、そこに一夏に話しかける金髪の少女が
「なんか言い争ってるな」
「だね〜」
「...」
暫くの沈黙、後ろを見ると本音だ。俺は九十九でつ、本音は布仏での、結構名前順だと間があるはずなのだが...
知らない奴よりかはいいか
「本音、あの人は?」
「さぁ?」
聞いた俺がバカだった。助け舟を出しに...揉めてるから行くのやめよっと
そこへベルが鳴り響く
「それじゃあ授業を始めようと思います。でもその前に...」
山田先生がチラッと千冬さんを見ている。コレはあれか、パスって事か
「クラス代表を決めようと思う。自薦他薦は問わん。誰かいないか?」
「織斑くんがいいと思います!」
「私は九十九くん!」
やっぱりというか当然か、客寄せパンダなんだからみんな物珍しさに言うわな。自薦がないのか...
「織斑と九十九...と、他にはいないか?」
「え、俺と百環!?いや、俺達やる気は」
「黙れ、推薦された以上は文句は言えんぞ。九十九もだからな」
「諦めてるので大丈夫です」
そういうとハァッとため息をつく、そこで
思いっきり机を叩く音が
「納得いきませんわ!」
この空気で反対意見言えるのは中々の器だなぁ
「わたくしが選ばれない所かなぜ男なんですの?普通ならば専用機持ちのわたくしが選ばれるのが当然なはず」
「専用機?えーっと...なるほど?その人だけのISか」
早速昨日渡した参考書が役に立ってるようだ。だが今それを役に立たせるのではなくて頼むから話に集中してくれ
「大体こんな極東の島国にきたのにあまつさえこのセシリア・オルコットに苦汁を嘗めろとおっしゃいますの?」
「イギリスだって大したことないじゃねぇか。不味い飯何年覇者だよ」
あのバカは売り言葉に買い言葉で返すのかよ
「な、な、な、わが祖国を侮辱しますの!?いいですわ....決闘ですわ!」
「ああ、いいぜ?ハンデはどのくらいつける?」
「あら、もう手加減をしてくれと?」
「いや、俺がどれくらい手加減すればいいかって話だ」
お互いバカなのか???
そう思ってるとクスクスと笑う周り、みんなは嘲笑だろうが本音はやり取りが面白いから笑ってるっぽいな
「織斑くん、男が強いって何年前の話だと思ってるの?」
「え?」
「そうだよ、今からでも謝った方がいいよ?」
これは...そこで千冬さんからの視線に気づく、止めろと...アレ?副担任って山田先生なんじゃ
「発言よろしいですか?」
「許可する」
唯一教師に話しかけたものとして名乗りをあげる
「皆さん一夏を笑ってはいるけど、ここはIS学園、他の男性ならともかく俺と一夏はISを動かせるという事を頭に入れて先の発言をした方がいいかと。そしてオルコット」
「な、なんですの?」
「確か極東の島国...でしたっけ。そこで育った世界最強がいるのは...まぁ担任だから分かって発言したんですか?」
そこでオルコットだけでなくクラス全員(箒を除く)が「あ」と鳩が豆鉄砲食らったような顔をする
「よくもまぁ本人の前で言えたものだ...それにISの開発者もその極東の島国が産まれな筈ですが...それもお分かりで」
オルコットの顔が青ざめているのが見える。これ以上はイジメになるか、さて、次は
「次に一夏」
「え?俺!?」
「男なら耐えろ、喧嘩売られたからって言い返すな。織斑先生がバカにされたのならお前だから仕方ないと目を瞑るが今回は違ったしな。いやまぁ結果としてはバカにされてるんだが...以上です。貴重な時間を割いてすみませんでした」
「いや、よくやった」
着席するとこれで俺と一夏のどちらかがクラス代表とやらになるのかと考えてると
「貴方も決闘ですわ!!」
「...え」
「いきなり言い出して、貴方もわたくしを侮辱して...」
「いや、俺は考えを改めてと言っただけなんですが」
「ちょうどいい、オルコット、織斑、九十九で決闘するといい。それでクラス代表を決めれば。時期は...1週間後がいいな、それでは山田くん。授業を始めてくれ」
どうしてこうなった....
使うISというか形態
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ホープ系列のみ
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No.なら1〜100まで
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No.39とCNo.39だけ
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上に加えてシャイニングも