「所でアンタの同室の子ってどっちなの?」
唐突に尋ねられたため呆気に取られたが直ぐに応えた
「どっちでもないぞ」
「...はぁ?まさかアンタ、同室の子とは仲良くないとか?」
「仲がいい悪いで表せるような相手じゃないからなぁ」
と、出会い頭の楯無を思い出す。仲良くもない相手にすることじゃない
本音と簪も「あー」と、何かを察した顔だ。俺より深く知る2人なんだ、かなり問題なんだろう
「有り体に言えば...痴女?」
「なんだろう、否定しきれないから私怒るに怒れない...お姉ちゃんが迷惑かけてごめん」
「えっ、百環と同室の子って簪のお姉ちゃんなの?」
「ああ、そうだ。とんでもない変態だ。」
遠い目をしながらブツブツ言ってるのだがすぎた時間は戻らない
ソレに楯無と同室のお陰で強くなれたしなんなら貞操の危機は脱してる
アイツはそういうのしっかりしてそうだし
「そ、そういえばさ。百環。その、私が日本を離れる時に言った言葉覚えてる?」
「覚えてるけど...アレを日本人に言って通じるのは一部の層だけだと思うぞ。それに何処で得た知識なんだよ...」
「何か鈴は言ってたの?」
これ、他人に言うの相当勇気がいるんだが、鈴の様子からしていいそうだな、まぁ、この辺は本人に任せるとするか
「その、今度あったら、毎日酢豚食べてくれる?って」
「「え」」
4人で歩いていたのだが簪と本音の足が止まる
本音は慌ててるし、簪はあたふたしている
箒や鈴の挙動を知ってるから分かるが違うと思いたい。が、簪に関しては心当たりがなくもないから困る
本音は一緒にいた時間とか諸々か?
「アンタ達...まさか...」
「えっと...本音!そういえば用事があったよね!?」
「そ、そうだねかんちゃん!早く行かないと」
廊下を早歩きでかけてくも鈴が待ちなさいと追いかけていき俺1人取り残される
「まぁ女子校だから男1人ってのは気楽で助かるんだが」
そう呟いて自室に帰る
暫くして楯無が入ってくる。生徒会の仕事が済んだのだろう
いや内容はまだまだあるとは思うが
「お疲れ様」
「┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈少しお願いがあるのだけれど...いいかしら?」
それは、悪魔の囁きかそれとも
「クラス対抗戦...ね」
今ワイワイガヤガヤとお祭り騒ぎになってる現状、クラス対抗代表戦トーナメントが行われることとなった。冷たい言い方をすると俺は出場するわけではないから関係ないのだが...
「お願い...ね」
昨晩の事を思い出す。言われたのはただ単に学園を任せたいと
断るのも受けるも自由、断ってもお咎めは一切無し
しかし受けるということは命を預かるということだ。そんな簡単に出来るものじゃないが...
「受けちまったからなぁ...」
ホープを見ながらつぶやき、そして今もまだ優勝のためと一致団結している1組のメンツを見て思う。平和が一番だなって
「みんなには悪いが今回俺は何もしないからな」
「なんでだよ?一緒に特訓した方がいいだろ?」
「確かにそうだ。でも俺は鈴とも仲がいいのは一夏、お前がこの中じゃ1番知ってるはずだ。それなのにクラスのためと言って切り捨てるのはできない。真剣勝負するお前の立場じゃないんだからな」
「では鈴さんの下に行くのですか?」
セシリアが恐る恐る尋ねてくるが首を横に振る
「だからと言ってどちらか一方に加担するような真似はしないさ。そうだな...織斑先生に誓ってもいい」
織斑先生...千冬さんに誓ってという言葉がこの世界でどれだけ影響があるか
ましてやIS学園内での影響力は計り知れない
生徒達だけなら信頼に足るだろう、教師陣からはやの付く組みが小指切る話レベルだ
「でも応援はするさ、頑張れよ。当日までにせいぜい箒とセシリアに揉まれてこい」
「わ、分かったよ...はぁ、やるしかないのか」
こっちも鈴の気持ちってのがあるんだ。そう簡単に片っぽに肩入れすることはできない
校内を歩き回り、当日使われるであろうアリーナも見る
「避難誘導があった場合は本音達に任せる...か、まるで何か起こるみたいな言い方だな...楯無」
今学園にいない学園の長に向けて言う
帰ってこれるのがクラス対抗の翌日らしく、楯無の代わりを俺に任せたいと
あれから鈴に特訓の誘いはあったがクラス対抗が終わってからと断ってきた。埋め合わせもちゃんと考えとかないとな
屋上で学校から出てるデータ、まぁ機密データになるが。楯無経由で送られてくるのに試合の順番が書いてあった
「まぁ、勝ち上がってたらこうなってたけど...神はサイコロを振らないって事か?絶対偶然じゃなく何か理由があってのこの対戦カードだろ...」
そこには織斑一夏と凰鈴音の名前が並んでいた
使うISというか形態
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ホープ系列のみ
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No.なら1〜100まで
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No.39とCNo.39だけ
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上に加えてシャイニングも