*いしのなかにいるVRMMO*   作:鈴華 朱芽/相転移

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前書き:めちゃんこお待たせしました…!五か月も音沙汰無しとか大変失礼しました!詳しいうだうだは後書きで!全然読み飛ばしても構いませんので!

*アネスバレッタ家の御屋敷から*

「はいじゃあ次はリップ塗るよ~。じっとしててね~」
「んむ…。ねえルクサ先生なんで毎回私のメイク道具使うの?プロにやってもらうならプロの道具使って欲しいんですけど…」
「ん~?のんのん!メイクは道具の質じゃなくて腕前が第一だからね!いくらモノが良くてもそれを活かせなきゃ完成度は全然なの!」
「ですけどやっぱり先生の使ってる道具は高級品ばっかじゃないですかー。アタシ的にはそっちの方が魅力的っていうか…」
「ん~?んぅ~?じゃあ試しにこのアイライナー使ってみる~?分かりやすいように片方だけね~」
「あわわ!お願いします!」
「は~い目閉じててね~。はいはいよっと~。いいよ~ゼラちゃん~」
「はい!…あれ?」
「んふふ~。ほら右側は高級品のアイライナー。それで左側はゼラちゃんが普段使いしてるアイライナー。どっちが素敵~?」
「ひ、左側…。でもなんで?ルクサ先生手加減した?」
「んふふ~。そんなことないよ~!これはね、偏にモノとモノの相乗効果ってやつなんだ~」
「相乗効果?」
「そ~。相乗効果~。者にはそれに一番適した物があるの。例えこっちの高級品が誰でも八十点を出せるものだったとしてもゼラちゃんが使ってるのはゼラちゃんだけが百二十点を出せるもの。そりゃ~負けちゃうよね~って~」
「えー?そういうもの?でもルクサ先生は誰に何使っても百点満点出せちゃうじゃないですか!」
「いやいや~。あれは精々九十点位だって。モノとモノが一致した時の輝きには劣っちゃうかな~」
「それでも九十点は出せるんでしょ!?アタシはそっちの技術が知りたいんだけど!?」
「のんのんのんのん!オンナノコはみんなみんなが努力して百二十点を狙いに行くものなの!これくらいで妥協してるようじゃイイ女には程遠いぜ~?」
「んぐぐ…!そ、それでも百二十点に行くまでにアタシ達は因子剪定も大事なんでしょ!?先生と同じステージに立つまであと何年かかるか…!」
「ん~。正直に言えば因子剪定なんて無くても~って感じだけどまだまだ若いとこわいよね、そりゃあ。前に渡したフローチャートだけじゃ不安?」
「あれは今後役に立ちそうですけどあくまでも保険であって今後アタシに契約者様が見つかったりしたら全然ですし…!それに一番は契約者様の都合に合わせてライフプランをくむのがさいゆうせんっていうか…!」
「お~い落ち着いてゼラちゃん~。白馬の王子様に夢見るのはいいけど今をみつめませんと~」
「ただいま帰りました。あれ?ルクサ先生いらっしゃいませ」
「んぅ~?ん~!ペラちゃんお帰り~!お邪魔してるよ~!」
「はい。ルクサ先生につきましてもお変わりなく。今日はどういったご用件で?」
「今日はゼラちゃんのメイク講座でお邪魔してる~!あ!ラナちゃんともゲームしたいから今日はお泊りね!」
「了解しました。キッチンの方には…」
「大丈夫大丈夫買ってきたピザ五枚投げつけておいたから~!」
「そ、そうでしたか…。あれ?ゼラニウム姉さん?どうしました?」
「あ~。ゼラちゃん今ちょっとトリップ中~。そっとしといてあげて~」
「そ、そうでしたか。レイミャー様からゼラニウム姉さんにプレゼントがあるのですけど後でにした方がいいですかね…?」
「プレゼント~?何何何~?って、え?それって…」
「こどもはむすめとむすことむすめを…。んぁ?ペラルゴ?」
「お帰りなさい姉さん。正気に戻りましたか?」
「ペラルゴ!?まさかあんたまた契約者の所に行ってたのね!?アタシに断りもなく!」
「別に誰の許可も必要ないでしょう…?」
「別に誰の断りも必要ないね~」
「んぎー!兎に角!とにかくよアタシの目の黒いうちはアンタは契約者の所でイチャイチャするのは禁止!禁止よ禁止!禁止ったら!」
「イチャイチャなんてしてないですって…。むしろ戦闘すらしない勉強漬けの毎日なんですから…」
「ゼラちゃんその辺古い感じの悪魔っぽい思考回路してるよね~」
「我が姉ながら不安になりますよ…。いえ今は脇に置いておきましょうか。姉さんこれを…」
「んえ…?ペラルゴこれ何?」
「私の契約者様から姉さんへのプレゼントです。中に現在は治験途中の『輝透』の因子が入っています。確認されている限り最新の美肌因子ですよ」
「え…?最新の美肌因子…!?」
「お~!すっご~いこれラナちゃんに強請ってもくれなかったスキルオーブじゃん!文字通り最新にしていまだ未知数の美肌因子だよ~!やったねゼラちゃんおめでとう~!」
「あ、ありがとうございます…。じゃなくてペラルゴこれどうしたのよ!治験中の因子なんて貴重品中の貴重品にして門外不出の禁制品!なーんでアンタがこんなもの持ってるのよ!」
「それはすなわち私の契約者様がその因子の精製元だからに他成りません。我が契約者様であるレイミャー様はその肉体に『輝透』と『半霊』の因子を宿した最新最少の素晴らしき御方なのですよ」
「え、肉体に希少因子を二つ?ヤバない~?」
「噓でしょペラルゴアンタがそんなレアもレア激レアの契約悪魔だっての!?いつの間に!?だーれに師事した結果なの!?ちょっと教えなさいよー!」
「これは闘技契約に基づいた正式な悪魔契約ですー!姉さんの横やりなんて無効です無効ー!やーいやーい悔しいかー!」
「んんんんっぎいいいいいいいい悔しいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」
「ゼラちゃん落ち着いてどうどう!ペラちゃんも気持ちは分かるけど煽るのは程々にしてあげてね!?ね~!?」
「只今帰りました…。おや、ルクサ来ていたんですか」
「あー!ノーテ姉さん!聞いて聞いてよぺラルゴが!いきなり契約したと思ったらアタシを置いて遠くへ、あんなに遠くへ!」
「ノーテ姉さんお帰りなさいませ。現在ゼラニウム姉さんと姉妹喧嘩の真っ最中です!遠からない内にボロ雑巾にしたゼラニウム姉さんをご覧に入れて差し上げましょう!」
「ラナちゃんお帰り~!助けてわたしだけじゃああの子たち大人しくさせてられない!これじゃあ大爆発しちゃう!何とかして~!
「はいはい分かりましたよゼラとぺラルゴは落ち着きなさい客人の前ですよ?何時如何なる時も淑女であることを忘れてしまえば私たちを縛る鎖は無二に等しいのですから」
「けど姉さん!」
「姉様!」
「それとルクサ!香りからして夕飯にピザを差し入れしたようですけどまさかバジルソースのピザは持ってきていないでしょうね!?」
「んぅ~!?そ、それは流石に持ってきてないって~!相変わらずおこちゃま舌なんだから~ラナちゃん~!」
「全く…。ぺラルゴ!ゼラ!『身を縛る鎖で以って我を体現せよ!』アネスバレッタの流儀を忘れたとは言わせませんよ!」
「あーもうこれだから姉様は!ぺラルゴ行くわよ手ぇ貸しなさい!一時休戦呉越同舟昨日の敵は明日の友!取り敢えず目下の危機から対処するわよ!」
「んっぐぐ…。あーもう分かりました!分かりましたゼラニウム姉さん!前線は張ってくださいね!?只でさえ私は貧弱なんですから姉妹喧嘩なんて出来ればやりたくなんてないんですよ!共倒れしたら私の契約者様に同行不可な傷を負ったって土下座で説明してくださいね!?」
「え!?契約者様候補の足元に縋り付いて土下座を!?なんて甘美なご褒美なんでしょう!?そしてゆくゆくは契約悪魔の一員として帯同して!?んっぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「うるっさい黙りやがれくださいな姉さん!こうしてる間にもノーテ姉さんが私達を虎視眈々と…!」
「おや隙が…。ノーテ・ラナンキュラス、参ります!」
「「んんああーー!!」」


【月面基地の】雑談スレPart126【扉の奥に】

 

 

 

 

123:名無しの商人

おーっす久しぶりやな

今暇してるヤツおらへん?

 

 

124:名無しの刀使い

おっ商人ちゃん久しぶり

最近は見かけなかったけど何やってたん?

 

 

125:名無しの火魔法使い

暇してるといえばしてるけど

 

 

126:名無しの水魔法使い

ここに居たら基本的に時間持て余してると思っていいでしょ

 

 

127:名無しの商人

最近はイベントオークションの参加準備でてんてこまいでなー

今日はそれで人手足らんからバイトでも募集しようか思って声掛けたんやけど

 

 

128:名無しの短剣使い

具体的には何すんの→バイト

 

 

129:名無しの火魔法使い

この感じだと事務方の依頼かな…?

そんな得意じゃないんだけど

 

 

130:名無しの大楯使い

待て待て先ずは話を聞いてからだろ

 

 

131:名無しの水魔法使い

何気に商人ちゃんの働いてる商会とかウチらには縁遠いから貴重な機会だったり?

 

 

132:名無しの商人

業務内容は出品物のリストアップと品物別の振り分け作業やな

なにぶん数が多いんでやってもやっても終わらへんのよ

せめてあとプレイヤーの手が三人くらい欲しくてな

 

 

133:名無しの木工士

所謂軽作業ですかね業務内容

 

 

134:名無しの火魔法使い

そんな難しくないなら行ってもいいよ!

 

 

135:名無しの水魔法使い

ウチらも屋台の準備は一段落着いてるから余裕あるしね

 

 

136:名無しの商人

おー助かるわ

そんならバイト参加は魔法使いズでええか?

 

 

137:名無しの火魔法使い

今連絡来たけど槍使いちゃんも参加したいってさ

三人も居れば丁度いいんじゃない

 

 

138:名無しの商人

おー有難い限りやな

それじゃあ今からウチの商会本店に来て貰うわ

そこでバイト登録と契約してから倉庫の方に案内するで

 

 

139:名無しの水魔法使い

お昼超えそうなら昼食持ってった方がいい?長くなりそうなら調達してから向かうけど

 

 

140:名無しの商人

昼飯はこっちから支給するで

まあ宅配弁当やからそんな期待はせんでもろて

 

 

141:名無しの火魔法使い

はいはーい

よーしチーム六波羅探題レディース出動!商人ちゃんをお手伝いするよー!

 

 

142:名無しの刀使い

行ってらっしゃい

さてと男子チームはどうすっかねえ

 

 

143:名無しの短剣使い

屋台の仮組みもできる範囲じゃ終わってるからなあ

 

 

144:名無しの木工士

あんまり装飾を凝っても逆にゴテゴテしちゃいますからね…

 

 

145:名無しの鍛冶士

短剣使いさん達今お手隙ですか…?

実は私もちょっとした依頼があるのですが…

 

 

146:名無しの刀使い

おっ鍛治士ちゃんも久しぶり

元気してた?

 

 

147:名無しの鍛冶士

最近はオークション関係で生産職互助会のお手伝いに回っていたので本業の方はあんまり…

一応スレはちょくちょく覗いていましたが…

 

 

148:名無しのアイテム士

中級妖精組は皆忙しそうだな最近

 

 

149:名無しの籠手使い

戦輪使いとかとんとご無沙汰だしな

 

 

150:名無しの大剣使い

パティシエさん今回のイベントは参加すんのかね

 

 

151:名無しの刀使い

あの人がライバルになると仮定すると大変だぞ…

 

 

152:名無しの短剣使い

話逸れてるぞ

 

 

153:名無しの刀使い

おっとごめんね鍛治士ちゃん

それで依頼ってのは?

 

 

154:名無しの鍛冶士

今なんですけど生産職互助会の全体でMOBドロップの素材が不足してまして…

どうも露天商の方々が素材をオークションに流す為に溜め込む流れになってまして品薄が続いてるんです

この分だと私達が直接回収に行った方が早いだろうとなりまして…

 

 

155:名無しの短剣使い

なるほど

そんで俺らに声掛けたって事は対MOB戦闘力が不足してるって感じ?

 

 

156:名無しの鍛冶士

そうです

当初は互助会メンバー十五人だけで行く予定だったんですけど生産職専業が過半数でして…

ドロップした素材はこっちで買い取りますので前線を張って頂けたら有難いんですが

 

 

157:名無しの刀使い

そんならまあ確かにサブ斥候とアタッカーと遠距離兼デバフの俺らは相性良いのか

どうするよお二方

 

 

158:名無しの短剣使い

良いんじゃない?最近は屋台組みばっかで外出てなかったしバトロワの準備も出来てるし

 

 

159:名無しの木工士

自分も賛成です

最前線の周回とかだったら流石に無理ですけどそこそこの狩場なら力になれるかと

 

 

 

160:名無しの鍛冶士

ありがとうございます…!

それじゃあ今から工房まで来て頂けますか…?集合次第出発したいです…!

 

 

161:名無しの刀使い

OK昼飯調達して向かうわ

チーム六波羅探題ボーイズ出発〜

 

 

162:名無しの短剣使い

おー

 

 

163:名無しの大剣使い

地味に生産職の最前線組と一緒にパーティ活動か

コネ作るって意味では滅茶苦茶美味しい依頼だな

 

 

164:名無しの水魔法使い

刀使いと短剣使いは前も鍛治士ちゃんに依頼してたっぽいし遅かれ早かれだったんじゃない?

 

 

165:名無しの火魔法使い

三人とも失礼のないようにね!

 

 

166:名無しの刀使い

リーダーこそポンコツかまして品物壊したりしないでくれよな…

 

 

167:名無しの棍棒使い

あー今日は六波羅探題全員仕事あるか…

出遅れたな…

 

 

168:名無しの籠手使い

どうした棍棒使い

そっちでもなんかトラブル?

 

 

169:名無しの棍棒使い

そうなんだよついさっきギルドの受付さんが一人貧血で倒れちゃって

今日ギルド結構忙しいから自分がピンチヒッターで呼ばれた影響で厨房の人員が少ないのよ

誰か臨時バイトで来てくれないかって話そうと思ったんだが…

 

 

170:名無しの料理人

補足すると食堂の方はそんなに忙しくないから最悪一人欠けてる位なら何とかなる

けど出来れば一人か二人お手伝いに来てくれると嬉しい

業務内容もホールは足りてるから基本的に厨房内作業に限られる

 

 

171:名無しの大楯使い

うーん今はちょっと遠征中だから直ぐには無理だなぁ

 

 

172:名無しの籠手使い

こっちもパーティ内でバトロワの調整に一日使うからちょっと…

 

 

173:名無しの棍棒使い

アイテム士とかどうよ

空いてたりしない?

 

 

174:名無しのアイテム士

今日は夜まで予定無いし賄い出るなら行ってもいいぞ

リアタイしたい生放送あるから残業はリアル22時までな

 

 

175:名無しの料理人

おお助かる!それじゃあギルド食堂の搬入口まで来てくれ

賄いは妖精ちゃんの分まで支給しよう

 

 

176:名無しのアイテム士

次いでにギルドの受付やってる棍棒使いのスクショ撮っていい?地味に考察班に流せる貴重な資料になりそう

 

 

177:名無しの棍棒使い

いいけど俺今日は窓口業務じゃなくて受付の後ろで資料整理してる係だから見栄えしないと思うぞ…?

 

 

178:名無しのアイテム士

それでも充分ネタに出来るからアリ

勿論考察班からそっちに直接話が行かないよう調整するんでそこん所は安心してくれ

 

 

179:名無しの料理人

はいはい

とはいえこれで一安心か

 

 

180:名無しの籠手使い

にしても今日はどこも活発だな

突発的に活発に成ったって言う方が正しいが

 

 

181:名無しの刀使い

まあこんな日もあるさ

 

 

182:名無しの大剣使い

イベント前なんだしこれくらいドタバタはするって

 

 

183:名無しの料理人

イベント始まってからの方が忙しくなりそうではあるが

 

 

184:名無しの火魔法使い

その辺は人によりけりでしょうよ

 

 

185:名無しの戦輪使い

すいませんお久しぶりです!

ちょっと緊急なんですけど無職さんいらっしゃいますか…!

 

 

186:名無しの棍棒使い

おや戦輪使いじゃないの

噂をすればなんとやらか

 

 

187:名無しの大楯使い

元気してたー?

精霊妖精イベント終わってからはずっと月に居たらしいが

 

 

188:名無しの無職

ちょい待って戦輪使い

居るっちゃ居るけど目ぇ回ってて…

 

 

189:名無しの短剣使い

無職も普通に居ます

 

 

190:名無しの刀使い

まあ時間帯的にログインしてる頃だわな

 

 

191:名無しの大剣使い

どうした目回して

状態異常?

 

 

192:名無しの無職

いやちょっと『浮遊』スキルの検証やってて

はいこれ五回転宙返りしてる所ね

[動画]

 

 

193:名無しの大楯使い

相変わらずなんか変な事してるよこいつ

 

 

194:名無しの水魔法使い

うーん?

なんか挙動に違和感があると言うか…?

 

 

195:名無しの火魔法使い

そのスキルってただ浮くだけじゃないの?

 

 

196:名無しの無職

どうもこれ使用した段階で無重力になってそっからスキルで移動するのに別途MP使う感じなのよ

なもんで加速度ゼロでスキルを使用した場合理論上はMP切れるまでその場に留まれるっぽい

 

 

197:名無しの大楯使い

まーたなんか変な仕様見つけてるよ

 

 

198:名無しの籠手使い

なるほどジャンプした頂点でスキル使えば上にも下にも行かずクルクル出来ると

 

 

199:名無しの無職

ペラルゴちゃんと協力すれば触手パワーでジャンプ→無重力でかなり大ジャンプ出来るようにはなった

[動画]

 

 

200:名無しの棍棒使い

わーすげえ無職が射出されてる…

 

 

201:名無しの籠手使い

外的要因で加速してるってことはMP消費はそんなでも無いのか?

 

 

202:名無しの無職

一回のジャンプで射撃三回分程度かな→MP消費

おっけー目眩も無くなった戦輪使いお待たせ

 

 

203:名無しの戦輪使い

大丈夫そうです…?

ちょっと無職さんに解析出来るか試して欲しい音声があるんですけど

 

 

204:名無しの火魔法使い

音声解析?

 

 

205:名無しの無職

あー通訳して欲しいって事?月にウサギでも居たか?

 

 

206:名無しの水魔法使い

そもそもあの実績って動画越しに発動するもんだっけ?

 

 

207:名無しの戦輪使い

それについては前の宴会の時に使ってました通話呪文陣で何とかしようかと…

順を追って説明しますと現在月面基地の廃墟の一角で閉じ込められてまして

[画像][画像][画像]

 

 

208:名無しの無職

閉じ込められてる!?

 

 

209:名無しのアイテム士

えっ大丈夫なのそれ

 

 

210:名無しの火魔法使い

戦輪使いもそうだけど月妖精ちゃんも閉じ込められてるって事!?ヤバくない!?

 

 

211:名無しの大剣使い

画像見る限り崩落して生き埋めとかじゃないっぽいけど…

 

 

212:名無しの水魔法使い

廃墟になったファミレス的な?こっから出られなくなったの?

 

 

213:名無しの戦輪使い

ええはい

ガラス戸は外からは開いたんですが中からは壊せないし動かなくて

他に繋がってる道が無いか試したんですけどここの中以外はどこにも行けず…

デスポーンは未だ試してないんですけどリュネールだけ取り残されたらマズいので最終手段です

 

 

214:名無しの棍棒使い

デスポーン出来るならまあそこまで最悪な状況では無いか

 

 

215:名無しの籠手使い

いざとなったら非実体化してリュネールちゃんだけ外出れるだろうしな

 

 

216:名無しの棍棒使い

まあ状況は分かった

分かったけど無職に解析して欲しい音声ってのは?

 

 

217:名無しの戦輪使い

それがですね…

この廃墟の奥に同じく開かない扉が二つありまして

その内の片側からなんか音が聞こえるんですよね

もしかしたら脱出の糸口になるかもしれませんしこの扉の奥に誰か居る可能性も捨て切れず…

[画像][画像][画像]

[動画]

 

 

218:名無しの刀使い

なんかホラーチックだな廃墟の扉から謎の音なんて

 

 

219:名無しの短剣使い

あー確かになんか聞こえるな動画の方

けどなんかピロピロ鳴ってて電子音っぽいけど

 

 

220:名無しの水魔法使い

月面基地ってポストアポカリプスサイバーなんでしょ?なんか外でこういう音が聞こえたりしなかった?

 

 

221:名無しの戦輪使い

いえこの基地は戦闘音以外全くの無音で…

あとリュネールに非実体化して扉の向こうを探ってきて貰おうとしたんですけど通れなかったんですよ

確実に何かはあるっぽいのですけどどうしたものやらって感じで…

 

 

222:名無しの無職

なるほどそれで自分に音声解析をか

分かった別ディメンションぽいから可能かかどうか分からんけど一度繋いで聞いてみよう

動画の方じゃ特に翻訳されなかったから望み薄だが…

 

 

223:名無しの戦輪使い

すいませんお願いします…

 

 

224:名無しの無職

但し前提として呪文陣を刻める媒体はなんか近くに有るか?

結構複雑だからナイフで地面にとかだと難しいぞ

[画像]

 

 

225:名無しの戦輪使い

前のイベントで「妖精の絵筆」交換しておいたのでその点は大丈夫です

聞こえやすいように扉に直接描いた方が良いですかね?

 

 

226:名無しの無職

おっ流石準備が良い

なるべく音の発信源的な物の近くに書いてくれ

 

 

227:名無しの料理人

なんだか大事になってきたな…

 

 

228:名無しの棍棒使い

これで無職もダメってなったら戦輪使いどうするんだ

 

 

229:名無しの大剣使い

その時は皆でリアル脱出ゲームと洒落こもうじゃないの

 

 

230:名無しの戦輪使い

これで大丈夫ですかね…?

とりあえず扉の中央に描いて見ましたが

[画像]

 

 

231:名無しの無職

OK繋がった

それじゃあ起動してみるぞ

 

 

232:名無しの刀使い

さてどうなる

 

 

233:名無しの大楯使い

地味に凄いな通話呪文陣

月と地上を繋げるとは

 

 

234:名無しのアイテム士

あーでも別世界とかじゃないから一応筋は通るか…?

 

 

235:名無しの火魔法使い

どうよ無職聞こえた?

 

 

236:名無しの無職

…結論から言おう

多分その音声は圧縮言語の救難信号だ

こっちの耳には電子音でいくつかのパターン化された音声が聞こえる

「信号途絶」「代価欠乏」「救援要請」「翻訳不能」「孤立無援」「反映遮断」「簡易要塞」がバラバラに繰り返されてる

多分だけど誰か中に居るんじゃないか…?

 

 

237:名無しの水魔法使い

救難信号マジ!?

 

 

238:名無しの大剣使い

おいおい一気にキナ臭くなってきたな

 

 

239:名無しの刀使い

どうする戦輪使い

なんか未知との遭遇っぽくなってきたぞ

 

 

240:名無しの戦輪使い

えーどうしましょう…

とりあえずノックしてみますか…?

 

 

241:名無しの短剣使い

まあ無視する訳にも行かないからなあ

 

 

242:名無しの籠手使い

救難信号って何に対する物なんだ?

MOBに襲われて引きこもってるとか?

 

 

243:名無しの無職

戦輪使い通話呪文陣はそのまま維持しておいてくれ

アプローチ次第では音声の内容が変化するかもしれない

 

 

244:名無しの戦輪使い

了解しました

それじゃあちょっとノックしてみますね…

 

 

245:名無しの大楯使い

いつでも逃走できる姿勢でいろよ戦輪使い

何が起きるかマジで分からんからな

 

 

246:名無しの水魔法使い

扉が開くに一票

 

 

247:名無しの火魔法使い

後ろの扉が開くに一票

 

 

248:名無しの大楯使い

さてどうなる…?

 

 

249:名無しの無職

…あれ

音が止んだ?

 

 

250:名無しの戦輪使い

止まりましたね…?

 

 

251:名無しの棍棒使い

おっと…?

 

 

252:名無しの料理人

ババ引いちゃたか…?

 

 

253:名無しの大剣使い

警戒してろよ…?

 

 

254:名無しの戦輪使い

…あっ音がまた聞こえて来ましたね

さっきよりハッキリしてる…?

[動画]

 

 

255:名無しの無職

音声が変わったぞ戦輪使い!

「信号受諾」「続報要求」「符丁確認」が追加された!

 

 

256:名無しの刀使い

うわぁマジで中に何か居るっぽいじゃん!

 

 

257:名無しの短剣使い

相変わらずピロピロ音はそのままだけどこれがお相手さんの言語なのか…?

 

 

258:名無しの火魔法使い

内容的に同族かどうかの確認をしたがってるのかな?

 

 

259:名無しの大楯使い

でも確認ったってどうするよ

下手に口でピロピロ言って変な風に捉えられたら最悪だぞ

 

 

260:名無しの棍棒使い

とりあえずなんか話しかけてみるか?

 

 

261:名無しの戦輪使い

…そうですね

このままじゃにっちもさっちも行かないですし話し掛けてみます

 

 

262:名無しの無職

通じるか分からんけどリュネールちゃんにも話し掛けて見るようにお願いしておいたぞ

こういう時はサンプルが多い方がいい

 

 

263:名無しの料理人

とはいえ多分言葉通じないだろうな

 

 

264:名無しの商人

仮に扉の向こうに誰か居るとして相手目線いきなり扉の外から知らん言語が聞こえてきたら怖いやろなあ

 

 

265:名無しのアイテム士

一応考察班呼んでくるか…?

 

 

266:名無しの戦輪使い

じゃあもう一度ノックして…

[動画]

 

 

267:名無しの刀使い

またちょっと音が途切れたな

 

 

268:名無しの短剣使

どうよ無職

今回はなんて聞こえる?

 

 

269:名無しの無職

明らかに向こう側に声は伝わってるっぽいな

「信号受諾」「符丁失敗」「構築開始」「翻訳挑戦」「凡例請求」「対話希望」「例文要望」に音声が変わった

言葉が通じてないけど向こうで翻訳をしてみるからもっと話し掛けて欲しいって言ってるのか?

 

 

270:名無しの大剣使い

流石無職

異文化交流は慣れたもんだな

 

 

271:名無しの棍棒使い

となるとなんでも良いから兎に角話し掛けて見るのが良いのか

 

 

272:名無しの火魔法使い

うーん絵面にすると若干シュール

 

 

273:名無しの大楯使い

開かずの扉の前で独り言だもんな

 

 

274:名無しの戦輪使い

独り言はあんまりしない方なので何を言えばいいか若干困りますね…

 

 

275:名無しの無職

じゃあまず五十音を全部言ってその後数字を百まで数えるんだ

それが終わったら自己紹介してこっちはそっちの音声の意味が聞き取れると説明しよう

多分だが信号が伝わってると気付いてくれたら一気に話は進むはずだ

それまでは逐一こっちで翻訳結果を伝える

 

 

276:名無しの戦輪使い

分かりました!それじゃあ先ずはあいうえおから順に…

 

 

277:名無しの刀使い

まーた気の長い話になってきたぞ…

 

 

278:名無しの短剣使い

イベント前だってのに悠長なこって…

 

 

279:名無しの火魔法使い

これで扉が開いたら精霊妖精悪魔に続いて異文化交流四種族目になるのかな

 

 

280:名無しの水魔法使い

果たして今回はどれだけかかるやら…

 

 

281:名無しの大剣使い

そもそもとしてこの聞こえて来る音声が相手の口から出てるのかどうかすら分からんしな

救難信号とかなら機械音声って線も有り得る

 

 

282:名無しの火魔法使い

そこなんよね

救援要請って事は扉の向こうに脅威を感じてるって事だろうけど戦輪使いの言葉には飛び付いてるし

 

 

283:名無しの大楯使い

うーん謎いな

友好的な種族だったら良いんだけど

 

 

284:名無しの商人

そもそもとして翻訳なんて簡単には出来ないだろうから腰据えてやらんとな

お相手さんも結構必死っぽいし頑張れお二人さん

 

 

285:名無しの水魔法使い

はてさてどうなる事やら

 

 

286:名無しのアイテム士

一応考察班には現状報告しといたけど月面案件は全体的に専門のチームが組まれてて今は現地調査に行ってるからこっちで何とかしてくれって班長からのメッセージが帰ってきた

話纏めてくれるんなら全体的に事後報告でも良いってさ

 

 

287:名無しの無職

そいつは有難い限り

それに多分こっからは動きも少ないだろうしな

今日はもうペラルゴちゃんと一緒に勉強しながら翻訳タイムとするわ

 

 

288:名無しの戦輪使い

助かります無職さん…

ええとそれじゃあ次は自己紹介をば…

 

 

 

 

 




TIPS
:ルクサ・アモルファス
学校(スクール)の初等部中等部高等部養護教諭統括
・多少の傷やケガはポーションで治るので専らカウンセラーとして在籍中
・因子は状態異常と踊りに特化しており回避中にカウンターで蓄積を狙う動きが特徴
・朱髪のショートカットに編み上げたお下げと灼と灰の釣り目オッドアイとロングスカートメイド服が特徴
・ガルルやオルルとは同期で学科成績は同期七人の中では四位
・ゼラニウムとは入学前から面識があった
・酒を呑むと徐々に赤くなるが閾値を超えると途端に全身が真っ赤になる

後書き:はいとういう訳で(という訳で?)五か月振りとなる「*いしのなかにいるVRMMO*」いかがだったでしょうか?イベント突入まであと一話しかないのに次へ続くとかやらかしたのにはさすがにどうかと思ったのですが何分今話がなかなか出ずにここまで引っ張ってしまった手前どうしたもんかと試行錯誤した末に投げっぱなしエンドでもいいんじゃないかと酔った頭で考えた次第です。全く何やってんでしょうね。先にお伝えしておくと次話はイベント直前生放送でその次はイベント三合祭の開幕部分となります。今回の後始末をどうするかは明日以降の私達にお任せという事で一つ…。いや二つ…?と、取り敢えずお待たせした皆様に何とか喜んでもらおうと執筆した次第ですが正直投げっぱなしエンドだとうわーってなるのは目に見えてますのでどうか暖かい目で見て下さるとこちらとしてはマジでありがたい限りです…!思えば二月から執筆欲を飲酒欲に吸われてからこっちMDやったりリアイベ出たりMDやったり遠征したり寝たり寝たり寝たりのたうち回ったり超かぐや姫が公開されて千秋楽を迎えて九月に再上映が決まったりなんだリだったりと激動したが…。それでも感想でこの作品の更新を待ち望んで下さった皆様が居て下さったからこそこうして再び筆を執ることが出来ました。感謝の極みです。
今後は無理のない範囲で月一か二に位のペースで更新出来たら幸いです。なーんて前回もホラ吹いて皆様をお待たせしてしまった手前確約は全然出来ませんが!出来ませんが!それでも待って居て下さるとこちらとしましては本当に嬉しい限りです。どうか今後とも*いしのなかにいるVRMMO*をたまにでいいので見てやって下さい。宜しくお願い致します!
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