ちょっぴり大人っぽいサトシくんの冒険記録(レポート)   作:波導の勇者サトシくん

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皆様、たくさんの評価付与、お気に入り登録、感想、ここすき等、ありがとうございます!
お陰様で作者のやる気メーターが爆発的に上昇して、睡眠を生贄にする事により爆速で最新話を書き上げられました。
少しですが仕事を疎かにしてしまったので、今日はサビ残確定です。
次の投稿は早ければ日曜の夜か、月曜の朝のどちらかで、作者のモチベ次第ではもう少し先になるでしょう。
ということで、応援よろしくお願いします!

そして、本編では遂にあの人たちが登場!?
アニポケ界隈で真のマスコット枠と実しやかに語られている(作者が勝手に言っているだけ)2人と1匹の名コンビプラスα!
こいつらが居なければアニポケは語れない準主役級のキャラクターが、満を持しての登場です!

それと、今回は完全にオリジナルストーリーとなっているので、よろしくお願いします!


8.みんなもポケモン、ゲットじゃぞ〜!

 

 

 

 

 

 

 

 a月o日 突然の修行パート?

 

 

 俺とカスミはポケモンセンターで、タケシは実家で一夜を明かした。

 今日からはタケシを加えた3人での旅になる。

 アニポケの初期組だな。無事に全員揃ってくれて嬉しい限りだ。

 

 原作ではサトシが何日掛けてニビシティに辿り着いたのかは流石に覚えていないが、かなり早い到着である事は間違いない。

 昨夜いつも通りママさんやオーキド博士に連絡したところ、俺を含めて旅に出た4人のうちジムバッジを手に入れたのはまだ俺とシゲルの2人だけのようだった。

 残りの2人は未だにトキワの森を抜けられておらず、ニビシティにも到着していないとか。

 

 そもそも、俺はまだムコニャと遭遇してないのだ。

 トキワシティのポケセン襲撃はしていたらしいのだが、その後の足取りが全く分からない。

 カスミ曰く、スターミーとシゲルのゼニガメによる『ダブルみずでっぽう』で「()な感じー!」させたとのこと。

 今頃一体どこで悪巧みしているのやら、気になるところだ。

 

 まあ、ロケット団の事は考えても仕方ない。

 俺とカスミがタケシを迎えに行った際、タケシの父親のムノーから感謝と餞別と称して、まさかの『つきのいし』を譲ってもらった。

 こんな高価な物タダではもらえないと、せめて代金を払おうとしても受け取ってはもらえない。

 ムノー側からすれば、特に何もしていないのに家族と会う勇気を与えられたと、もらってばかりの状況がもどかしいようだ。

 タケシからも「もらってやってくれ」と言われてしまい、お言葉に甘える事にした。

 

 それはそうと、他にも進化の石を持ってるなら売って欲しいと相談すれば、『みずのいし』『リーフのいし』『ひかりのいし』を見せてくれた。

 カスミが『みずのいし』を欲しがったので譲り、俺は『リーフのいし』と『ひかりのいし』を購入させてもらった。

 値段は一律3,000円とお買い得である。

 その他にも売り物の石を見せてもらったところ、()()()()()()()()()()()()()と、まさかの『()()()()()()』があったのでこちらも迷わず購入。

 

 正直なところ、俺としても『メガストーン』がどのくらいの価値を持っているのか分からない。

 前世でプレイした記憶のあるXYでは購入以外の方法でしか手に入らないからだ。

 ムノーは綺麗なだけの石だと思っているので格安で売ろうとしているのを必死で止めて、取り敢えず10,000円で購入する事になった。

 進化の石と違って何度でも使える事を考慮に入れるなら、この程度の値段とは思えないが、これ以上は絶対に譲らないとムノーに言われてしまえば仕方がない。

 ちなみに、黒い石は50円だった。高い、のか? 

 

 早速、その場でニドリーノを出して『つきのいし』を見せながら、進化したいかを聞いてみた。

 すると、ニドリーノはむしろ使っていいのかと言いたげに俺を驚きと共に見上げてきたので、勿論だと笑って頷いた。

 ジッと俺の顔を見つめていたニドリーノの目が一瞬潤んだかと思えば、そっと目を閉じて騎士が跪くように恭しさを感じさせる雰囲気を纏い、角の先端を『つきのいし』に触れさせた。

 

 進化の光がニドリーノを覆い、全員が固唾を飲んで見守る。

 グンと高さが上がって、俺の身長を超えて、恐らく通常個体より少し高い1.8mくらいで止まる。

 更に、尻尾が伸びて身体全体が大きく逞しくなっていき、次第に光が収まっていく。

 

 そして、現れたのは立派な体躯のニドキング。

 鋭い目付きとニドクインに比べて攻撃的でシャープな体型。

 色合いは似ていても、天を貫く大きな角がニドキングである事を見る者に教えてくれる。

 身体に残る傷は長年の忍耐の証。迫害にも負けず、強く生きてきた男の勲章だ。

 

 ニドキングは技のデパートと呼ばれたほどに多くの技を覚える事が出来る。

 つまり、人力技マシンと化した俺と相性抜群ってわけだな。

 エースを張れるほど突き抜けた能力は持っていないが、どんな相手にも抜群を取れるというのは大きな意味を持つ。

 これから厳しい戦いに挑む事になる俺たちを支える強靭な支柱の1つになってくれるだろう。

 頼りにしてるぞ、ニドキング! 

 

 

 

 その後、改めて旅に出た俺たちだったが、これまではポケモンを捕獲したり、道中のトレーナーとバトルに励んだりする暇はあまりなかった。

 マサラタウンからトキワシティまでの間にはティン!と来るポケモンもポッポとオニスズメだけだったし、トレーナーに至ってはたった1人も遭遇出来ない始末。

 トキワシティからニビジムまでは大部分がトキワの森であり、カスミが嫌がるのでゲットしたポケモンはキャタピーのみ。

 何人かトレーナーとも戦ったけど、先を急いでいた事もあって瞬殺してしまい楽しめず。

 ここまで旅らしい旅は行えていなかったのだ。

 

 というわけで、ハナダシティまではのんびり進む事にした。

 タケシとカスミも異論はないらしく、カスミに至っては「ハナダシティは無視して自然の中で心身共に鍛えましょう!」なんて、らしくない事を言っていた。

 カスミは地元に戻りたくないからか、俺が好きそうなワードチョイスで気を逸らそうと必死だ。

 

 でも、確かに最低でもトランセルは進化させたい。

 レベルは充分なので後は時間の問題だろうが、早められるならそれに越した事はないだろう。

 俺の編み出した『波導法108式』が1つ『波導式探査機(スーパーセンサー)』によって僅かな波導もキャッチして、2番道路と3番道路に居る野生のポケモンやトレーナーらしき人間に手当たり次第接触してみた。

 ちなみに、これはトキワの森を最速で抜けるためにも使ったぞ。あの程度の大きさの森なら、端から端までならギリギリ覆えるくらいの索敵範囲があるからな。

 

 その結果がこちらだ。

 まず捕まえたポケモンだが、俺はナゾノクサとサンドとまさかの激レアポケモン、ピッピをゲットした。

 更に、カスミがプリンを、タケシがビードルを捕まえていた。

 俺が3匹、カスミとタケシが1匹ずつだ。

 カスミはともかく、虫タイプなら岩タイプの弱点である草タイプを補えるので、タケシがまた強くなったな。

 

 それぞれゲットした経緯は、俺とカスミは普通にバトルした結果だ。

 ピッピとプリンは見つけた瞬間に奪い合いが起きて、前述した通りピッピは俺が、プリンはカスミが捕まえた。

 まさかこんなところでカスミに負けるとは、可愛いを前にした女の子の底力を思い知らされた。

 なお、タケシは傷付いたビードルを治療した事で懐かれて、ゲットするに至った。

 

 トレーナーとのバトルも満足のいく結果だった。

 特に3番道路の付近に居たトレーナーたちは戦い甲斐がある相手が多く、その理由がコーチトレーナーを名乗るトレーナーの存在だ。

 彼等はコーチを自称するだけあり、非常に実力が高い。

 ジムリーダーには及ばないが、一般的にエリートトレーナーやベテラントレーナーと呼ばれるトレーナーに匹敵する実力者である可能性がある。

 この辺りのトレーナーは、そのコーチトレーナーからの指導を受けたトレーナーが殆どだったのだ。

 

 俺たちが出会ったのはイチジョーというコーチトレーナーで、俺がまだジムバッジを1つしか持っていない事を聞くと、突然「コーチを付けてあげよう!」と言ってバトルを仕掛けてきた。

 こちらの実力に合わせたのか、使用ポケモンはLv.11のフシギダネ1匹のみで、俺はポッポを選んだ。

 相性有利でレベルも互角。順当に戦えば問題なく勝てると思っていたが、イチジョーとフシギダネは恐ろしいほどの使い手だった。

 結果的に何とか勝利出来たが、間違いなく手加減されていた。

 

 そして、バトルを終えた後に、何故か俺(とついでにカスミ)を鍛えると言い出したのだ。

 事情を聞けば、お月見山手前の4番道路に居る別のコーチトレーナー、ロダンというらしいが、その人物が昨日弟子を取ったのだという。

 弟子というのは俺と同じ駆け出しトレーナーの男の子とのことで、ふと俺の脳裏に小憎たらしい誰かさんの顔が過った。

 要するに、ロダンが弟子を取ったから自分も弟子が欲しくなった、ということのようだ。

 活動地域が近いからか、ライバル関係にあるのだとか。

 

 イチジョーからは「1週間でいいから付き合ってくれないか!?」と頭を下げて頼み込まれた。

 何もそこまでしなくても良いだろうに、必死すぎる。

 人の良いカスミとタケシはすっかり引き受けるつもりだし、今は俺も急ぐ理由はないので、しばらく訓練期間として留まる事を決めた。

 その分、イチジョーには全力で指導する事を約束してもらった。

 

 さて、明日から『突発!強化合宿』の始まりだー!! 

 

 

 

 

 

 a月p日 トレーニング1日目

 

 

 筋トレや走り込みなどの基礎トレーニングの他、特別性のサンドバッグやバルーンに向かって覚えている技の打ち込み練習など、初日から地味だがキツい内容だった。

 ポケモンたちのトレーニングの傍らで、トレーナーも様子を逐一確認しながら戦術理論や育成論を学んだ。

 

 どうやら今日はポケモンたちの現在の力量と、トレーナーの知識の確認をしておきたかったらしい。

 実践的なトレーニング、つまり本番は明日からだ。

 無尽蔵のスタミナを持つ俺と大家族の面倒で自然と鍛えられたタケシはまだ余裕があったが、カスミは初日から既にヘロヘロになっていた。

 だが、ジムの娘でありながら知らない知識も少なからずあったようで、弱音を吐きながらも続ける意志はあるようだ。

 

 俺も疲労困憊になったポケモンたちを『波導法108式』が1つ『波導超楽按摩術』によって、溜まった疲労を解消して健やかな眠りに誘い、自身も『波導超速安眠術』で眠りに就いた。

 

 

 

 

 

 a月q日 トレーニング2日目、及び"怪物"との邂逅

 

 

 気持ち良く目が覚めたので、同じく元気一杯のポケモンたちを連れて早朝の散歩に出掛けた時、"奴"に遭遇した。

 それは渓流を歩いている時に突然現れた。

 

 朝陽に照らされて、金色に光り輝く鱗。

 通常個体の優に3倍以上の、異常に巨大な体躯。

 仄暗い殺意と、敵意と、野生を宿した、()()()()()()が俺たちを捉えていた。

 それは、巨大な金色のコイキングだった。

 

 まず、戦闘態勢に入っていなかったピカチュウが狙われた。

 本能で最も危険な相手を見抜いたのだろう。

 自らが放った『ハイドロポンプ』の流れに乗るという無茶苦茶な方法で行われた高速の『たいあたり』を、咄嗟にピカチュウを庇ったニドキングが受けて一撃で戦闘不能になった。

 ポケモンたちに動揺が走る中、命の危機という状況で不思議と冷静だった俺が指示を出して統制を取る。

 

 仮称"怪物"コイキングは、初手でピカチュウを倒せなかった事が分かれば、即座に次の狙いを変更してきた。

 異常な強さだけでなく、優れた知恵を持つ特殊個体。

 まるでダークポケモンのような凶暴さだが、恐らくそれとは似て非なる何かなのだろう。

 ロケット団が好きそうな珍しいポケモンってこいつみたいな奴を言うのかな、なんて思考の端で考えながら、口は別の生き物のように指示を下してポケモンたちの動きを操る。

 

 最終的に、途中で進化したバタフリーの『ねむりごな』によって大人しくさせる事が出来た。

 こちらの被害は最初にやられたニドキングと、一昨日に入れ替えて手持ちに加わえていたナゾノクサとサンド、終始妨害に徹する事で仲間を守ってくれたポッポが進化したピジョンの合計4匹が戦闘不能になった。

 残ったのは、本当にピカチュウとバタフリーだけだ。

 全くもって恐ろしい相手だったが、無力化に成功したので勿論その場でゲットした。

 

 それはさておき、トレーニング前に殆ど戦闘不能というのは流石に問題なので、大急ぎでニビシティのポケモンセンターに駆け込み*1、みんなの治療をお願いした。

 その間にオーキド博士に連絡を取り、転送されたばかりのコイキングは絶対にボールから出さないように頼んだ。

 あの様子だと、原作のリザードンのように長い時間を掛けてプライドを解きほぐし、俺のトレーナーとしての力を認めさせなければ言う事を聞かないタイプだろう。

 このトレーニング期間が終わったら、しばらくはピカチュウと同じく手持ちの1枠はあのコイキングで決まりだな。

 

 その後、予定の時間より少し遅れてトレーニング場所に戻ってきた俺は、案の定大層怒られましたとさ。

 理由はどうあれ、連絡もなしに時間を破ったのだから甘んじて説教を受けた。

 

 

 

 

 

 a月r日 トレーニング3日目

 

 

 普通に昨日と変わらない実戦形式のトレーニングを行った。

 ひたすらイチジョーやカスミのポケモンや、時に俺のポケモン同士でもバトルを行って腕を磨いた。

 技の練度は勿論として、技と技の合間を補う動きもより洗練された。

 

 ポケモンだけでなく、トレーナーとしての力も付いた自負がある。

 1日に何度も何度もバトルを行い、何が悪かったか、逆に何が良かったかを互いに検証し合った事で、飛躍的に実力が伸びている事を実感出来ている。

 ジムバッジ1つしか持っていないトレーナーの能力ではない事は確かだろう。

 

 このまま続ければ、最終日にはどれほど強くなっているのだろうか。

 今から楽しみなような、怖いような気持ちだった。

 

 

 

 

 

 a月s日 トレーニング4日目

 

 

 特になし。

 

 ちなみに、カスミお嬢様のご意見を元に、キャンプ飯にも少し飽きたので一時的にニビシティに戻り、レストランで食事をした帰りにタケシの家族と遭遇して、気まずい雰囲気が流れたのは余談である。

 特に、タケシとムノーが居た堪れない顔をしていた。

 珍しくカスミが素直に謝っていたのが、印象的だったな。

 

 

 

 

 

 a月t日 トレーニング5日目

 

 

 特になし。

 本当に、マジで特筆する事はなかった。

 ないったら、ない! 

 

 

 

 

 

 a月u日 トレーニング6日目、及び「()な感じー!」

 

 

 最終日前日だが、トレーニングに参加させるポケモンは都度変えながら、全体的に満遍なく鍛えられた。

 相棒のピカチュウと最終進化して力を持て余している様子のニドキングの2体は、例外として最初から最後まで参加したので実力を大きく伸ばす事が出来ただろう。

 

 当初の目的であるトランセルの進化、更にポッポの進化も果たし、期間中にオニスズメの進化まで達成出来た。

 これで初期メンバーはピカチュウを除いて全員進化出来たな。

 残念ながらナゾノクサ、サンドはレベルが少し足りなくて、進化まではいけなかったな。

 とはいえ、ピジョンのように進化レベルに達していなくても何らかの条件を満たせば進化する事もあるため、焦らずに育てよう。

 

 それから俺のついでにトレーニングを受けたカスミとタケシだったが、特にカスミが著しく伸びた。

 元々ジムの娘として知識は身に付いていたし、足りないのは経験だけだった。

 結果として、本人が目指している水のエキスパートに幾らか近づけたのではないだろうか。

 カスミも手応えを感じているようだった。

 

 タケシは元からバトルがあんまり好きではないとの事だったが、トレーニング3日目の夜にイチジョーと何か話してから、今日まで悩んでいる様子で気になっていた。

 だが、今朝になって吹っ切れたような笑顔を見せていたので、一応解決したらしい。

 詳しい悩みの内容までは知らないが、今日のトレーニングにはこれまでより真剣に取り組んでいた事から、なんとなく想像は付くけど。

 

 あと、ついさっき寝る前に外を歩いていたら、何やらコソコソと怪しい動きをする2人と小さい影が居たので「誰だ?」と問い掛けたところ、とても聞き覚えのある前口上を嬉々として語り出した。

 そして最後に、姿を隠していたローブを勢い良く脱いで投げ飛ばしながら決めポーズを取ってくれたのは、アニポケのマスコットであるムサシとコジロウ、ニャースの2人と1匹だった。

 どうしてこんなところに居るのかは知らないけど、正直言って会えてめちゃくちゃ嬉しいのが本音だ。

 なので、感謝を込めてピカチュウでアーボとドガースを瞬殺し、初の『10まんボルト』によって「()な感じー!」させてあげた。

 

 それにしても、なんだかんだと聞かれたら情けで答えてあげる辺り、彼奴等は本当に悪人に向いていない。

 無駄に目立ちたがり屋だし、サーカスとかの適性が高いのではないだろうか。

 まあ、あれでロケット団である事に誇りを持っているようだし、確かにチンピラ染みたロケット団とボスのサカキでは方針が噛み合っていない気もする。

 意外とムサシとコジロウのような方向性で合っているのかもしれないな。

 

 何はともあれ、1人のファンとして大満足である。

 次に会う時は、俺のピカチュウを狙って襲って来るのだろうか? 

 その時はまた返り討ちにしてあげよう。

 

 

 

 

 

 a月v日 トレーニング7日目、最終日

 

 

 俺は今日、生涯記憶に残り続けるであろう素晴らしいバトルを見た。

 

 

 

 最終日も変わらずトレーニングをした後、それは行われた。

 コーチトレーナーのイチジョーVSリーグ公認ジムリーダーのタケシによる、エキシビションマッチ。

 互いに本気メンバーで行われたバトルは、今の俺には理解するのが精一杯の高度な戦術、技のぶつかり合いがあった。

 

 これが、俺の目指すべき世界。

 ポケモンリーグに出場して上に行こうと思えば、2人にも負けず劣らない強者とバトルする日が必ず来るだろう。

 普通なら駆け出しトレーナーに見せるようなものではないが、俺なら折れないと信じて、早めに上の景色を見せてくれたのだと言う。

 遠くないうちに、俺もその域に上がってくると見越したからこその判断だったと言われてしまえば、文句なんてあるはずがない。

 

 当初の想像より、遥かに俺のためになる時間だった。

 コーチトレーナーと言うだけあり、イチジョーの指導は的確で理解しやすかった。

 カスミという一歩先を行くライバルも居て、タケシという更に先の頂に近い先達も居て、イチジョーという教え導いてくれる人が居た。

 ここまで期待されては、いつまでもウジウジと考えているわけにはいかないな。

 

 改めて、目標を定めよう。

 ジムバッジを8つ集めて、ポケモンリーグに出場する。

 これはもう、大前提だ。本命の目標に繋がる過程でしかない。

 故に、俺が掲げるべきなのはポケモンリーグ・セキエイ大会での優勝だけだ。

 そこに辿り着くまでに立ち止まる事は決してしない。

 

 そのための最大の壁となるのは、恐らくロダンという別のコーチトレーナーにタイマンで鍛えられたであろうシゲルが最有力候補だ。

 付きっきりで鍛えられたシゲルは、どれだけ強くなっているのか。

 想像するだけで、全身に震えが走る。

 もう絶対に楽な勝負をさせてはくれないだろう。

 

 決戦は、1年後のポケモンリーグ。

 それまでに、俺も限界を超えて強くならないとな。

 

 

 

 

 

 

 

*1
時速100kmで駆け抜けた





『サトシのポケモン』
・ピカチュウ(Lv.18→Lv.28)
・オニドリル(Lv.11→Lv.20)←NEW
・ピジョン(Lv.10→Lv.20)←NEW
・ニドキング(Lv.15→Lv.25)←NEW
・バタフリー(Lv.10→Lv.20)←NEW
・ナゾノクサ(Lv.7→Lv.15)←NEW
・サンド(Lv.9→Lv.16)←NEW
・ピッピ(Lv.10→Lv.16)←NEW
・コイキング(Lv.40)←NEW

はい、ムサシ、コジロウ、ニャースの初登場でした!
一瞬すぎるって?大丈夫、今日はただの顔見せだから。
これから嫌でもロケット団の出番は増えてくるので、皆様お楽しみに!

コーチトレーナーというのは、皆様もご存知の通りLet's Go!ピカチュウ&イーブイに登場したNPCです。
ぶっちゃけ今回登場させたイチジョー以外は、ここまで深く関わる事はないのでご安心を。
折角のアニポケ二次創作なので、基本は原作の展開に沿った上でオリジナル要素を加えていくスタンスでやっていくつもりです。

次からはまた原作に戻ります。
もし面白いと思って頂けましたら、作者のモチベのためにも高評価、お気に入り登録、感想、ここすき等、楽しみに待っているのでよろしくお願いします!

今後の更新は2、3日に1話の頻度になる予定ですが、投稿する時間についてアンケートを取ります。作者の都合で無効となる可能性もありますが、宜しければお答え頂けると助かります。

  • 朝(5時〜8時の間)
  • 昼(11時〜13時の間)
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