The world depends on me and changes.   作:火藍

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はぁ.....どうして休日ってはやく過ぎるんでしょうね....
火藍は悲しいですよ

そういえば今日は朝ちょっと早く起きてプリキュアを見ました
いおなちゃん可愛い


シャルルはとっても優しい人

素敵に美味しそうな箒特製弁当を頬張る一夏の横で、彰は恐怖していた

目の前には、美しいサンドウィッチ。

しかし彰はこのサンドウィッチの美しさは幻影だと分かっている

 

「はい、どうぞ召し上がってください♪」

「.......あ、ああ.....」

 

断りたい。断りたいのだが。誰にでも好感の持てる男でいなくてはならない。

安価の呪いか、はたまたネットのお友達の羨望からくる怨みか。

ええい、どうにでもなれ、という気持ちで一つを食べる

 

「あっ............ああうん美味しいよ」

 

甘!と絶叫しそうになるがどうにかこうにか抑える

すごく.....甘いんです。見た目はスパイシーなんだが。

どうにかこうにかおかしくなりそうな頭を必死に保ち、一つを食べきる

その頃には、普段から色白の顔が蒼白になり、冷や汗だらだらだった

隣のシャルルが心配そうな顔で見つめてくる

 

「大丈夫?」

「あ、ああ.....ちょっと、体調が悪いみたいだ....しょ、食欲もあんまなくてな.....ごめんセシリア」

「そうなんですの?大丈夫ですか?」

「保健室に行ってくるよ.......あと、失礼かもしれないけど一つ。サンドウィッチにバニラエッセンスはいれない....」

 

ひとまず一番言いたかったことを伝えれた嬉しさで若干スキップしながら屋上から階下に降りていく彰

 

「彰、大丈夫かなぁ......僕ちょっと見てくるね」

 

シャルルは席を立ち、彰を追う

 

 

「くっそ....甘すぎるだろアレ.......舌しびれそうだし。あー、辛いもん食べたいっつか俺辛党だし......ふざけんなよアイツ」

「あ、きら......?」

 

廊下をぶつぶつ言いながら歩いていると、すぐ後ろから名前を呼ばれた

油切れのロボットのようにギ、ギギと首を動かすと、困惑顔のシャルルがいた

 

「.....シャルル、どうしたの?」

「いや、大丈夫かなぁって思って.....今の声、彰だよね?」

 

まずい、聞かれてた。ああ、俺は安価にすら応えられないそんな屑な男なんだ.....

 

「イヤ、ナンノコトカナ?」

「やっぱり彰なんだっ!」

「.........はい」

 

バレては仕方がない、とこれまでのことを全て話す

勿論俺がネット依存していた、とか重度のアニメ好き、とかDTのことはふせて、だ。

 

「へぇ....そうなんだ。大変なんだね」

「3年間は無理って分かってたけど数ヶ月でバレるとはな.....くそ、もうやだ」

「でも、今の彰でも、僕は全然いいよ?」

 

なんだ?と彰は疑問に思う

RPGで序盤に出てくるNPCみたいだ。ラストに近づいてきたら突如主人公の前にあらわれてずっと好きだった、と言ってくるような。最初から好感度MAXでどうしようもない系の。

 

「そう、か?」

「うん。あ、彰の秘密もうひとつ知っちゃったから、僕のも教えるねっ。実は、箸を使うの、すごい苦手なんだ」

「なんだそれ。可愛いなオイ」

 

頭を撫でると、可愛くないよー、とむくれるシャルル

なんだこの可愛い生物は。同じ人間か!?

 

「あれ?保健室ってそっちじゃないの?」

「もー寮に戻ろうかと思って。めんどくなった」

「そうなの?じゃあ僕もっ!」

「いいのか?」

「うーん....まあいいや!」

 

寮の部屋を移動するようにかかれた紙が張ってあって、そこに移動すると、三人部屋だった

あきらかに男三人、だからということだろう。

 

「うーっ!ベッドらぶー.....」

 

ぼふん、とベッドへ倒れ込み、枕を抱える

シャルルが電子端末を取り出すと、かけ始めた

 

「あ、織斑先生。デュノアです。彰が体調悪くなって、寮に帰っているんですけど.....はい、一応は.....それで、『独りじゃやだぁ~っ!』ってすがりついてきて....どうしたらいいですか?放置するのは可哀想で....はい、いいですか?....はい、ありがとうございます」

 

此方に向き直り、にこりと笑う

 

「僕もいていいって。よかったね、甘え上手な彰っ♪」

「なんで俺が言ったらしいセリフが大声なんだよ.....」

「周りにいた女子に聞こえたらおもしろいかなぁ、って」

 

溜息一つつき、布団に潜り込む彰

 

「しばらく寝るから、飯になったら起こして」

「うん。わかったよ」

 

かなり眠かったらしい彰は、目を閉じるとすぐに眠りについた。

シャルルはその寝顔を眺めていたが、ふと思い立ち、辛いモノを買いに行った

 

 

一方そのころ、一夏たちはというと

 

「彰大丈夫かな?時間間に合わないわよね」

「相当体調悪かったんじゃ.....」

 

集まった女子が二人いないことに気づき、ざわめき始める午後1時。

そこに電子音が響いた

 

「織斑だ.......何?飯は食べたのか?...そうか」

『独りじゃやだぁ~っ!って、すがりついてきて....』

「何かトラウマがあるかもしれないな。いてやれ。ああ、じゃあ」

 

通話が終わる頃には、シャルルの言った『独りじゃやだぁ~っ!ってすがりついてきて....』がクラス中に広まっていた

 

「彰くんの意外な本性!」

「実は受け....!?」

「萌えじゃないの!」

「......彰、ドンマイ」

 

一夏は少し遠い目をして、友を思う

 

 

「んー.....よく寝た」

「おはよう、彰。今4時ぐらいだよ」

「おー、さんきゅ」

 

起き上がり、伸びをして気づく

机の上にカラム○チョがある

 

「あ、彰、これ食べる?さっき辛党って聞いたから...」

「食べる!ありがと、シャル!.......間違えた。シャルル」

「シャル、でいいよ。あと、入ってきていいよ」

「ん?」

 

シャルルが扉に向けて言うと扉がギィ、と開く

そこから見えたのは銀髪。つまり.....

 

「ラウラ。どしたの?」

「別に」

 

と言いながらも部屋に入ってくる

何というか猫を見ている気分だ

シャルルが彰の背後に回り、寝たことによってボサボサになった髪に櫛を通す

 

「俺の見舞い?嬉しいなぁ」

「断じて違う」

「わ、彰の髪ふわふわだ」

 

耳上の猫耳のようなハネを直そうとしているが、まったく直らない

戻ったかと思うとぴょん、とハネる

諦めて髪を束ね直す

 

「はい、完了」

「ありがと。んじゃあ何しにきたの?」

「それはーーー」




彰「ねえ火藍サン?俺、骨折してるんじゃなかったの?」
火藍「えっ?..............あ」
彰「どうすんの?直してく?」
火藍「..........よし、こうしよう。『先生方に特別許可をもらい、左腕には固定目的でマトリョシカを展開している。それによって普通に動かしても平気』」
彰「無理ありすぎ」

本当にごめんなさい。ふと思い出しました
そして全然ラウラ回にならない悲劇
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