The world depends on me and changes.   作:火藍

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あい、ちゃっす!
土曜日には更新したいと...週1か、2ぐらいで!



一夏VSセシリア

「織斑くん織斑くん織斑くんっ!」

 

次の日、一夏のISが届かないまま、セシリアとの約束の時間になり、第3アリーナ、Aピットに駆け込んで一夏の名前を呼ぶ山田先生

 

「山田先生、落ち着いてください。はい、深呼吸」

「は、はいっ。す~は~、す~は~」

「はい、そこで止めて」

「うっ」

 

みるみるうちに顔が赤くなっている。

 

「・・・」

「...ぶはあっ!ま、まだですかあ?」

「イチカ....ちょっと今のはないわ....」

「そ、そ、それでですね!きました!織斑くんの専用IS!」

「織斑、すぐに準備をしろ。アリーナを使用できる時間は限られているからな。ぶっつけ本番でものにしろ」

「この程度の障害、男子たるもの軽く乗り越えてみせろ。一夏」

「イチカがセシリアさんと戦った後、俺がやるから勝ってね。いや勝て。俺は戦いたくない」

 

一夏が戸惑っているところにたたみかける織斑先生、箒、彰

 

「「「「早く!」」」」

 

ごごん、と音がして、ピット搬入口が開く

 

「これが...」

「はい!織斑くんの専用IS『白式』です!」

 

それは真っ白だった。彰のIS、マトリョシカとは正反対に。

 

「体を動かせ。すぐに装着しろ。時間がないからフォーマットとフィッティングは実戦でやれ」

 

一夏はISに触れ、あれ?と声を上げる。

電撃のような感覚はない。ただ、馴染む

これが彰の言っていた、彼女より大事ということか、と一夏は思う

 

「背中を預けるように。座る感じでいい。後はシステムがする」

「あ」

「ハイパーセンサーは問題ないな。一夏、気分は悪くないか?」

「大丈夫、千冬姉。いける」

「そうか」

 

後、箒に行ってくる、と伝え、一夏はピット・ゲートへ進む

 

 

 

 

「あら、逃げずに来....一夏さん!?普通彰さんでは....?」

「俺が勝つから戦わずにすんでラッキー、だそうだ」

 

「そんなこといってねぇ....」とピットの中から彰の声がする

 

 

彰side

 

二言、三言会話していたかと思うと、突然セシリアさんが射撃体制にはいる。

そして撃つ

 

白式の左肩装甲が吹き飛ぶ。

...そうか、普通の装甲は脆かった

白式がグルングルン回る。

 

一夏の様子が知りたく、目の部分だけISを展開する

 

マトリョシカの形はかなり特殊だ。

盾が4枚自動で動くことも特殊だが、なにより他の機体と違うのはその姿形にある

普通はない顔の部分に、眼鏡のようなセンサーがついている

視覚情報をより鮮明にするためだ。

それに加えて、何重にもなった装甲。

搭乗者の身体が見えるところは、殆どない。

 

だからこそ、盾として、壁として存在している

 

しかし、その特殊な装甲のせいで、今まで乗り、操れたものはいない。彰以外に

男がISにのれる。それも今まで誰も操ることができなかった機体に。

すぐさま国は隠蔽し、戦闘にも出させなかった

それ故、対人戦が苦手な盾という奇妙な構図が出来上がったわけだ

 

「....イチカ、勝ってくれ」

 

そう呟いた彰の目線の先には中破した白式が映っている

 

白式はブルー・ティアーズに刀が届く距離までつめていた

勝った、と思ったその刹那、白式と一夏は白い爆発と光に包まれた

 

 

と....煙が散ったその先で、白式はより洗練された、純白の機体へと変化していた

一夏が武器を取り出す

雪片ーーー...じゃない。雪片よりも、より美しい

俺の憧れた、雪片が、蘇った?

 

ピピッと眼鏡センサーが反応する

 

『雪片弐型』

 

その雪片は弐型だった

 

はぁ、と溜息をつく。あのISには、美しい雪片には会えないのか。

 

一夏がセシリアさんに突撃する

一夏が雪片弐型で逆袈裟払いを放つーーー直前にブザーが鳴り響いた

 

『試合終了。勝者ーセシリア・オルコット』

 

 

「武器の特性を考えて使え、大馬鹿者」

「...はい」

 

一夏が千冬に怒られている横で、山田先生が彰に話しかける

 

「えっと、今はセシリアさんが休憩中です!彰さん、準備はいいですか?」

「.......」

「彰さん?」

「ふぁいっ!?腹減ってないっす!」

「えっ」

「え?」

 

箒が溜息をつき、教える

 

「今セシリアが休憩している。休憩が終わったら戦闘だが、準備はいいか?」

「え、あっ、ああ!準備できてないので帰ります」

「ふざけるな」

 

千冬が後ろから叩く

スパンと気持ちいい音が響く

 

「いやだって対人とか無理っす」

「ISなしで私の攻撃を避けたのに、か?」

「いやほんと....ガチで.....」

 

『セシリア・オルコットVS彰・シルルスキー 準備してください』

 

放送がかかると、彰はより一層ガタガタとふるえ出す

 

「あ、あああ.....」

「ほら行け!」

 

箒に押されるようにして、ピット・ゲート前に行く

 

(くそっ!.....マトリョシカ、行くぞ)

 

半ばやけになりながら、相棒(こいびと)の名を呼ぶ

キィン、と微かな音がし、ISが展開される

 

「これは.....こんな機体、見たことないぞ」

 

千冬がつぶやくが、彰には聞こえていない。否、聞こえてはいるのだが、理解できていない

何故なら彼の頭の中は恐怖でいっぱい....と言うわけではなく、

敵のブルー・ティアーズの情報で埋め尽くされていたからだ

2m超のレーザーライフル、スターライトMKⅢ。

フィン状のパーツはBTレーザーの銃口がついている

その名はブルー・ティアーズ。

ブルー・ティアーズはそのフィン状のパーツ4機だけでなく、スカート状になっているパーツもだ。

こちらはミサイル。2機ある。ブルー・ティアーズは計6機

 

(...よし)

 

だいたいは理解した、と言うように首をふる

と、ピット・ゲートが開く

 

 

「此方は黒いんですのね」

「...」

「ちょっと、聞いてますの?」

 

腰に手を当てて言い放ったが、返事がなかったので少し大声で言う

 

「あっ!?なんだっ!?」

「...もしかして、ビビってますの?」

「ハッ!んなワケねえだろ。眠かっただけだ」

 

思わず素の口調で答えてしまう

セシリアは違和感を感じ、首を傾げる、がまあいいか、という感じで

スターライトMKⅢにエネルギーを装填する

 

「さっさと終わらせましょう!」

「俺もそうしたい!」

 

耳をつんざくような音がし、マトリョシカに閃光が走る

 

「俺もそうしたい!...って、どういう....?」

「はやく帰って納豆が食いたいんだよ!」

 

もうもうとあがる煙の中から元気そうな声がする

煙が消えると、そこには腕をクロスさせ、盾で身を防御した姿勢のマトリョシカがいた

装甲に傷は....なかった




さてさて、結構長引いてしまうVSセシリア編

どうなるのでしょうか....?
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