The world depends on me and changes. 作:火藍
どうでもいいことですが、火藍の家には一応ISの原作があります
7巻まではMF文庫Jなんですが、2巻の表紙のセシリア可愛いですね
ただ....全員制服改造しすぎじゃないですか?
彰くんの黒パーカーが普通に見えるぐらいですよもう
「ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します!しかも二名です!」
山田先生が言うと、クラス内が一気にざわつく
情報が入ってきていないらしい。しかも二人という珍しさもあるというのに。
「失礼します」
「....」
クラスに入ってきた二人をみて、ざわめきがピタリと止む。
それはそうだ。だってそのうち一人が、男だったんだから。
「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、みなさんよろしくお願いします」
転校生の一人、シャルルがにこやかに笑ってそういうと、一礼する
「貴公子.....」
「彰くんといい勝負ね」
「むしろ二人をくっつける.....?」
「「それだ」」
クラスの後方で眼鏡をかけた女子生徒三人組がぼそぼそと話している
それだってなんだ。
人懐っこそうな顔、礼儀正しい立ち振る舞い、中性的な顔。髪は濃い金色、首の後ろで丁寧に束ねられている
彰のふわふわとあちらこちらへいっている髪の束と違い、するりと抜けていきそうなそんな髪。
「男子!しかもウチのクラス!三人目とか!」
「神様ありがとう!!」
「美形....守ってあげたくなる....」
「彰くんがボディガードとかどう?」
「「「それだ」」」
だからそれだってなんだ。
「あー、騒ぐな。静かにしろ」
面倒そうに織斑先生がぼやく。山田先生がもう一人の転校生に自己紹介を促す
輝く銀髪を腰まで長くおろして、左目に黒い眼帯をつけている、赤い目の『軍人』
身長は、男としては小柄なシャルルよりもさらに小さい
そしてその少女は腕組みをして、周りに対し冷徹な視線を向けていた。
が、彰と目があった瞬間、驚愕の表情へと変わった
「あ、きら......?」
「ラウラ...元気だった?」
全力の笑みでそう言うと、表情を怒りのそれにかえた転校生、ラウラはつかつかと彰に歩み寄り、彰の制服の胸元をぐい、と引っ張り顔を下げさせる
その体勢のまま小声で
「どうして私の前にいる。二度と会いたくないと言ったはずだ」
「むしろ俺の後を追ってこの学園に入ってきたんじゃないの?ラウラ」
「ふざけるな。誰が....というか貴様IS使えたのか」
「ああ、俺の愛しのマトちゃんが優しく接してくれてるからね」
「お前というヤツはッ!」
マトリョシカの愛称を言いつつ返事をすると、突然ビンタされた
「......痛いじゃないか」
「何故かわさなかった」
「俺が叩かれる理由が見つからなかったから。フリという可能性を最後まで信じただけだよ」
ちなみにマトちゃんっていうのは、俺のIS、マトリョシカの愛称ね、そう続けると、ラウラは溜息をついて.....
織斑先生に叩かれた
「挨拶をしろ、ラウラ」
「はい、教官」
織斑先生は溜息をついて先生と呼べ、とつぶやく
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。そこの彰とは何もない。以上」
「..........ではHRを終わる。各人すぐに着替え第二グラウンドに集合。あと......織斑、彰。デュノアの面倒をみてやれ」
「「はい」」
女子に囲まれているシャルルを救いだし、手をつかんで教室から出る
歩きながら自己紹介をする
「俺は織斑一夏だ。よろしくな」
「よろしく、シャルル。俺は彰・シルルスキー」
「一夏くんに、彰くんね。よろしく」
にっこり笑って言うシャルル。
やはりどう考えても女子....
「ああっ!転校生発見!」
「男子3人よ!」
「いたっ!こっちよ!」
「織斑くんの黒髪、彰くんの白髪、さらに金髪......はぅぅ」
「エメラルドの瞳!」
「しかもっ!彰くんと手繋いでる!」
シャルルが困惑顔で彰に訊ねる
「なんで皆騒いでるの?」
「....『男子』、だからだよ。珍しいんだよ?....キミは男、なんでしょ?」
最後の一言を耳元で囁くと、納得したように頷くシャルル
「そうか。そうだね、ありがとう、彰くんっ」
「彰、でいいよ」
「じゃあ僕もシャルルで」
更衣室につき、着替え始める
時間があまりない。急げ
パーカーを脱ぎ、制服のボタンを外す
朝からISスーツを着ていたので、すぐに着替え終わった
「なあイチカ、着替えるの遅くないか?」
「そうか?引っかかるんだよ」
「....」
カーッと顔を赤くしたシャルル。
着替え終わるとすぐにグラウンドへ向かう
女子は殆ど来ていて、一組整列一番端に座る
女子のスーツとは違い、男子のそれは全身すっぽりと覆う形だ。
データを取るためらしい。水着と同じ形態だったら寒かっただろうな
「随分ゆっくりでしたね」
「ん、女子に捕まりかけたんだ」
「彰は女性との交流が多いですから?大変ですわね。今日も叩かれていましたし」
「なに?またやったの?」
背後から鈴の声がする
シャルルが困惑しているので、金髪ロールを手で示し、セシリアだ。ツインテールを手で示し、鈴。と伝える
「また転校生の女子に叩かれたんですの」
「はぁ?バカ?」
「いやぁあの子は違うんだよ」
「大丈夫だ。お前等三人も違う」
織斑先生の声が背後から聞こえ、振り向くと出席簿を振りかぶった鬼がいた
バシバシッ!ガッ!と音が響く
「「いったぁ....」」
「先生、体罰はいけませんよ?」
「愛の鞭だ。IS展開はやめろ」
「叩かれたくないですから」
笑顔で答えると、青筋を浮かべた織斑先生の怒涛の出席簿ラッシュにあう
盾でどうにか捌いていると、蹴りも飛んでくる
「うわっ!?」
なんとか上体をそらしかわす。そのままバク転で後退し、向かい合う
「...。彰、 死 に た い か ? 」
「いっ!?いえっ!まったく!」
おとなしく地面に正座し、頭を垂れる
バシンッ!と聞く分には心地よい音が響いた
☆
「では、本日から格闘及び射撃を含む実戦訓練を始める」
「はい!」
一、二組合同なのでまた人数が多い。
叩かれた頭をさすりながら座っていると、シャルルが心配そうな顔で話しかけてきた
「大丈夫?」
「ああ、平気。ありがと」
ぽむぽむ、とシャルルの頭を軽く撫でる。
「今日は戦闘を実演してもらう。ちょうど活力溢れんばかりの餓鬼がいるしな。三人の内二人出てこい」
「俺パスします。頑張って、セシリア、鈴」
「................訂正する。凰かオルコットでてこい。彰は強制だ」
「そんなっ!?」
完全なとばっちりである。
「ではわたくしが」
「あたしがいくわ」
「わたくしです!」
「あたしが!」
「はぁ......今回はオルコットでいい」
二人のいがみ合いに呆れ果てた織斑先生はセシリアを選び、ISを展開させる
対戦相手は....山田先生だ
「デュノア、説明しろ」
「は、はい!山田先生の使用されているISはーー」
空中戦ではなく、空中対地上、のような感じだが、戦闘が始まった
彰は特殊装甲の二枚をセシリアの元へ送り、セシリアの動きにあわせてソレを動かす
「ーー知られています」
「ああ、そこまででいい。では彰のことを説明しろ」
「えっ?...はい。彰の使っている機体の名前はわかりません。しかし空中に浮遊していないところを見ると、かなりの重量だと思われます。あと、通常の盾持ちのIS操縦者では絶対にできないような...味方に盾を送り込んでいます。そして味方の攻撃の邪魔にならないよう操縦しているので、彰はかなり強いと思われます」
急に説明しろ、といわれて対応できるシャルルはかなりすごいのだろう。
織斑先生が手をぱんぱんと叩き、戦闘を終わらせる
「戦闘機持ちは織斑、凰、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、彰だな。少しおおいな....誰か二人組になってくれ」
「はいっ!俺とシャルルで組みます」
「わかった。では出席番号順に一人ずつグループに入れ」
二分とかからずグループに分かれる女子。
「やった!よろしくねっ!織斑くん、デュノアくんっ!」
「うん、よろしく」
「わたしフリーです!!」
「うん?水泳の話?」
山田先生が打鉄とリヴァイヴどちらかを取りに来てください、と叫び、取りに行く
戻ってくると、シャルルが女子に囲まれて困り果てていた
「彼女は?」
「え、あ、いや....」
「髪きれいだね!」
「あ、ありがとう」
一つ一つの質問に丁寧に答えていっているシャルルは助けて、と瞳で彰に訴える
「ほら、シャルル困ってるでしょ?さっさと訓練しよう」
「あ、私彰くんに質問いい?」
「うん?何?」
「織斑くんとデュノアくん、どっちがいい?」
どういう質問でしょうかこれって.....
脳内でどう答えたらよいかを考える
1,「イチカじゃない?数ヶ月一緒にいたし」
2,「シャルルかな。可愛いから」
3,「選べるワケないでしょ?」
1の場合をシュミレーション
「イチカじゃない?数ヶ月一緒にいたし」
「数ヶ月一緒って!シャワー浴びたり?」
うんアウト。
2の場合。
「シャルルかな。可愛いから」
「やっぱり攻めだよね!!」
アウトじゃないか
じゃあやはり3か。
「選べるワケないでしょ?」
「三人で!?」
ああ....どれもアウトだったよ.......
「いいからさっさと進めろ」
「...はい」
鬼教師の目に留まり、怒られる
その後は若干雑談を挟みつつも、一番早く終わった
「では午前の実習はここまでだ。午後は訓練機の整備を行うので格納庫に集合すること」
一夏はすでに着替え終わって、更衣室にいた。
「早かったな」
「おう。飯早く食いたかったからな。今日は皆で屋上へ行こうぜ」
「いいね、それ。シャルルも連れて行っていい?」
「勿論」
「先行っててくれ。すぐに屋上へ向かう」
一夏を半ば追い出すようにして、更衣室の外へ出させる
扉が閉まると、彰はの方へ向き直った
「で、シャルルはなんで男装してんの?」
「やっぱり分かってたんだね。僕の父からの命令で、広告と、白式のデータを盗ってこい、って」
「...」
「僕愛人の子だから、使われてるんだよ。バレちゃったから、本国に戻されるんだろうけど」
「大丈夫。特記事項21には生徒はどの団体にも属さないってある。3年間は無事だ。その後も駄目だったら...俺がなんとかする」
「俺が何とかする、って...彰にはそんな力があるの?」
「ああ。俺は...彰・シルルスキーであり、彰・ディアギレフだから」
ディアギレフ。ロシアの現在の首相であり、3代続けて国を治めている国王でもある
その子、それが彰
全ての人に黙っていたが、かなり言いたくないことまで言ってくれたシャルルに敬意を示すため、言った
「流石に国相手には手出しできないだろ?」
「....ありがと、彰」
「いえいえ」
更衣室からでて、屋上へ向かう
そのに待っていたのは地獄のサンドウィッチということはまだ二人は知らない
シャル可愛いよシャル........
ラウラたんが動いてくれません。どうしましょうどうしましょう
....ま、まあ次回はラウラたん回ですからね!(多分)
というか彰くんとラウラの関係は何でしょうね?(意味深)