Fate/GrandOrder 〜無限戦乱絵巻 大阪〜 作:ありあ
──有史以来、人類の歴史とは争いの歴史であった。
自らの主張を通すべく、或いは地球人類の進む道を決めるべく。
自らの生存の為に、或いは他者を敵とみなし排除する為に。
地球上で数多の争いが繰り返され、その度に勝者と敗者が生み出され続けた。
勝者は人類の先駆者となり、淘汰した全てを踏み越えて未来へ歩を進める。そうして血と屍体が積み重なった上に作られたものが、現在の時間を生きる人類の歴史であり、社会となる。
──では、勝者が築き上げた歴史の中で、敗者は何を残すことが出来るのだろうか。
─────────────────────
「失礼します、先輩」
ストーム・ボーダー内の自室にて休憩をとっていた藤丸立香は、小気味の良いノックの音と、そのすぐ後に開かれたドアの音と少女の声を聞いて、視線を本から扉の方へと向けた──人理継続保障機関フィニス・カルデアに於いて、彼を「先輩」と呼ぶ人物は一人しかいない。そこにいるのはマシュ・キリエライト。シールダーの資格を持つ擬似サーヴァントであり、藤丸立香のファーストサーヴァントだ。
「読書中でしたか。貴重な憩いの時間をお邪魔してしまい申し訳ありません」
「全然いいよ、なんならちょっと活字に疲れて眠くなってきた頃だし。マシュ、何か用?」
「いえ、先輩はもう昼食は済ませましたか? もしまだでしたら、ご一緒に食堂へどうかと思いまして」
マシュの提案を聞き、ふと時計に目を移す。時刻は午後十二時を回った頃合いだった。どうやら朝から読書に耽り、時間を忘れていたらしい。遅れてやってくる空腹感と食欲は、今すぐにでも身体が栄養を欲している証拠だった。本を机の上に置き、椅子から立ち上がる。
「本に夢中で気付かなかったけど腹ペコだよ。誘ってくれてありがとうマシュ、一緒にお昼ご飯食べようか」
「はい! 本日の昼食はエミヤさん特製の定食メニューだそうです! 鮭の塩焼きか豚の生姜焼き、好きな方を選べるんだとか。先輩はどちらにしますか?」
「ううっ……かなり迷う二択だ……!」
自室を出て、マシュと共に食堂へ向かう立香。空を飛ぶ船であるストーム・ボーダーだが、現在は平時の自動航行となっているのだろう、廊下を歩いていても揺れは一切感じない。
「そういえば、先程は何の本を読まれていたんですか? 先輩が読書というのは、少し珍しい気がします」
歩きながら、思い出したかのようにマシュが訊ねた。彼女は読書家である為、立香の読んでいた本が気になったのだろう。
「ああ、「ロミオとジュリエット」を読んでいたんだ……と言っても、日本語訳されたものだけどね」
「シェイクスピアさんの有名な戯曲ですね! 世界を代表する悲恋の物語です」
「元々なんとなくストーリーは知ってたんだけどね、たまたま日本語に訳された形式のものを見つけたからさ。読んでみてるんだけど、面白いね」
「はい。シェイクスピアさんは他にも四大悲劇と呼ばれる作品や、「夏の夜の夢」といった喜劇の作品も有名です。先輩が楽しんでくださっているなら、きっとサーヴァントのシェイクスピアさんも喜ぶと思います!」
マシュの言葉で、立香の脳裏に浮かぶのはこのストーム・ボーダー内でカルデアのサーヴァントとして契約されているキャスターのサーヴァント、シェイクスピアだ。同じく作家のサーヴァントであるアンデルセンと共に、よく書庫で執筆作業に勤しんでいるが……確かに、今読んでいる歴史の傑作の作者が、すぐそこにいて感想を伝えられるという状況がここには作られている。改めて今の自分は普通の高校生ではなく、サーヴァントを使役する「マスター」であり、地球を救う最後の希望なのだなと実感させられた。
廊下の窓から見える景色は、或いはこのストーム・ボーダーが地球上のどこを飛んでいたとしても変わることは無い。見渡す限りの青空と、真っ白になった地表のみである。人理修復後に突如発生した、地球の白紙化。カルデアは、藤丸立香という人類最後のマスターは、人類史を取り戻すというオーダーを達成せねばならないのだ。
──とは言えど、空腹では救える世界も救えないのが道理である。立香とマシュは食堂へ到着し、生姜焼きの載った盆を運び、空いている席に腰掛けた。今日はサーヴァント達も現界してストーム・ボーダー内を歩き回っているらしく、食堂内にもチラホラとサーヴァントの姿が見える。
「「いただきます」」
立香とマシュは仲良く手を合わせ、食欲を唆る匂いを放つ生姜焼き定食に手をつけ始めた。流石は料理上手のサーヴァント、エミヤといったところだろうか、豚の生姜焼きは白米を一気にかきこみたくなるような味付けとなっており、瞬く間に皿の上から食材が消えていく。
「……そういえばさ、マシュは結構読書家じゃん。どういうジャンルの物語が好きなの?」
「わたしですか? そうですね……やはりミステリーでしょうか」
「あ、そうだった。マシュはシャーロキアンだもんね」
「いえ、わたしなんてまだまだ……」
シャーロキアン、という言葉を聞いて赤面するマシュ。立香から見れば相当な筋金入りであるとは思うのだが、オタクなりの矜恃があるのだろうか、と一人納得する。
「ですが、そうですね……敢えてミステリー以外を挙げるなら、ハッピーエンドで締め括られる物語は好きです」
「ハッピーエンド?」
「はい。勿論、物語によって主人公や登場人物も変わりますから、全てがそうであるべきとは言えませんが……目的に向かって努力し、何かを成し遂げようと進み続けた物語の中の登場人物の最後は、素敵なものであって欲しいと私は思います」
「そっか……マシュらしいね」
空腹を満たしながらの、他愛もない会話。ただ先程本を読んでいたから、本の話をしたから、そう言った会話をしただけ。或いはこの生姜焼き定食で例えるならば、小鉢に載せられた二切れの沢庵のような、食事に彩りと変化を与えるような、それくらいのつもりの会話だった。
「へぇ、ハッピーエンドで終わって欲しいって?」
──そんな二人の小さなやり取りだったはずが、後ろから掛けられた声で更に広がりを見せていく。声に驚き振り向いた先にいたのは、キャスタークラスでカルデアに登録されているクー・フーリン。獰猛な犬のような顔に笑顔を浮かべた、頼り甲斐のある表情は鳴りを潜め、いつにも増して真剣味を帯びた表情でそこに立っていた。
「クー・フーリンさん! クー・フーリンさんもお食事ですか?」
「いや、ただ散歩をしていただけなんだが、アンタらの声が聞こえてきたんでな。面白そうな話をしてるじゃねえの」
突然の英霊の参入に笑顔を見せたマシュと、ほんの少しだけ不満そうな表情でクー・フーリンを見つめる立香。その目線とその意図に気付いた北欧の魔術師は頭を掻きながらマスターの言葉を待った。
「それで、クー・フーリンはマシュの言い分に文句があるの? そんな感じの口振りだったけど」
「別にそういう訳じゃねえ。アンタはマシュの嬢ちゃんが絡むと途端に強火になるな……ただ、アンタらが思っている以上に、物語の結末がハッピーエンドになることは少ないってだけだ」
「それは……どういうことでしょうか……?」
現代を生きる、まだ齢二十にも満たない若者二人の前で、神話の時代の英霊は語り出す。
「このカルデアに召喚されてるサーヴァントの「史実」を遡ってみりゃわかる話だ。人類史の中で英霊の座につくことが出来るくらいの偉業を成し遂げた奴だって、その最期は悲惨なものになってることも少なくない。改めて調べずともその最期が頭に浮かぶ例だってあるだろ」
クー・フーリンの言葉で、立香とマシュの脳内にはこのカルデアの霊基グラフに登録されているサーヴァント達の顔が、そして彼等の歴史に於ける最期が思い浮かんでいた。或いは超法規的な殺害。或いは革命の熱にあてられ、断頭台の上での処刑。或いは兄との対立の末、家族を手にかけた後の自害。そのどれもが「ハッピーエンド」とは言えないだろう。
「物語の終わり、人生の終わり、世界の終わり。そんなものが幸福なまま終わることなんて稀だ……だが、物語が悲劇で終わったからといって、その物語自体が全て悲しいものだったかどうかは分からない。それはアンタらが一番よく知ってるんじゃねえか?」
「え?」
「わたし達……ですか?」
過去の英雄から現代を生きる若者達に投げられたバトン。二人はお互いに目を見合わせ、クー・フーリンの言葉の真意を汲み取ろうとする……やがて、立香は彼の言葉の意味に気がついた。
「そうか、俺たちは……剪定されて終わりを迎えた異聞帯も、素敵な場所だったことを知ってる」
「そういうことだ。剪定された世界の終わりは幸福じゃなかったかもしれねえ。けど、その世界に生きた人間達の営みや物語は、悲劇ばかりじゃなかったことは身をもって実感しただろ」
「はい……どの世界の方々も、素敵な人ばかりでした」
白紙化された地球を救う為に巡った、七つの剪定事象──異聞帯。立香とマシュは七つの世界を旅し、そして破壊し、或いは終わりを見届けてきた。どの世界も剪定される世界であり、その先が無いとされた「悲劇」の世界ではあったかもしれない。だが、立香は、マシュはそれらの世界で確かに物語を描き、終わりを見届けることに葛藤しながら、その世界に生きた彼等を愛したのだ。
「アンタらが、その
「……俺達の旅も、ハッピーエンドで終わる可能性は低い?」
「さあな……だけどこれだけは覚えておきな、マスター。俺達サーヴァントは、アンタの旅を悲劇にしない為にここにいる。結末がどうなるかはアンタの頑張り次第かもしれねえが、俺達はアンタがハッピーエンドを望むなら、その望みを叶える為に死力を尽くすさ」
頼り甲斐のある獰猛な笑顔で、だが真剣そのものな声色でそう締めたクー・フーリン。その言葉を聞いて立香は年相応な笑顔へ戻り、そしてマシュも微笑んだ後に顔を引き締める。
「わたしもマスターのハッピーエンドの為に頑張ります! だってわたしは、先輩のファーストサーヴァントですから!」
「ありがとう、マシュ、クー・フーリン。心強いよ。皆で「カルデアの」ハッピーエンドを掴み取ろうね」
──そこで「自分自身の」ハッピーエンドではなく、カルデア全員のハッピーエンドを求めている辺りがお人好しで危うい所だぞ、という言葉が出かかったクー・フーリン。だがその言葉はストーム・ボーダー内に響き渡るアラートアナウンスに阻まれることとなった。
『緊急ブリーフィングを要請する。カルデア職員、並びに藤丸立香、マシュ・キリエライトは三十分以内に管制室に集合せよ』
「緊急ブリーフィング……? 何かあったのかな」
「気になりますね……行きましょう、先輩!」
「うん。あ、ありがとうクー・フーリン! ちょっと行ってくるね!」
食事の片付けをしつつ、招集のかかった管制室へ向かう二人。アラートが鳴るということは緊急を要する事態が起きたことは間違いないのだが、幾度も特異点や異聞帯を攻略してきた二人の足取りは速くもあるが同時に落ち着いており、力強さを感じさせるものだった。彼等の最初の足取りから見守っていたクー・フーリンはその背中を見て微かに笑い、食堂を後にした。
─────────────────────
「遅くなってすみません! 藤丸立香、マシュ・キリエライト、管制室に現着しました!」
「来たか、二人共。安心しろ、ちゃんと時間内だ」
「カドックさん! カドックさんも招集されていたんですね」
管制室に到着した立香とマシュを出迎えたのは、元カルデアのAチームであり、現カルデアに於けるもう一人のマスター、カドック・ゼムルプスだった。二人がストーム・ボーダーの管制室に入った頃には、カドックを含む他の主要スタッフは皆集まっている様子だった。空気は仄かに張り詰めており、霊子演算装置であるトリスメギストスに何かしらの結果が表示されたことは想像に固くない。
「やぁ、立香君、マシュ。優雅なランチタイムを邪魔して申し訳ない。早速だけどこれを見て欲しいんだ」
ストーム・ボーダーの技術顧問であり、ライダークラスのサーヴァントでもある少女、レオナルド・ダ・ヴィンチが立香とマシュに声をかけ、管制室中央に設置されたペーパームーンを指さす。世界地図の役割も果たすカルデアの羅針盤、ペーパームーンには特異点の異常を知らせる赤い点が一つ、大きく輝いていた。
「これは……特異点、ですか」
言葉で改めて確認する立香に対し、「はい」と一言肯定を述べたのはペーパームーンの製作者であり、魔術協会アトラス院の錬金術師であるシオン・エルトナム・ソカリス。苦虫を噛み潰したような表情でペーパームーン内に発生している赤い発光点を凝視していた。
「観測地点は1615年の日本、大阪です。藤丸さんは日本出身ですから、この年に大阪で何が起きたかもご存知なのでは?」
「1615年っていうと……大阪夏の陣?」
島国日本にて、数多の将が自らの武勇にて名乗りを上げ、群雄割拠を築いた戦国時代。関ヶ原にてその時代に終止符が打たれ、征夷大将軍徳川家康によって開かれた江戸幕府の、その後200年以上の治世が始まる時代。大阪城にて徳川家康に反旗を翻し、或いは戦国時代の残り火で日ノ本を揺るがした合戦、大阪の陣。日本にて一般教養とされる史実の知識であり、立香も例外なくその知識は持ち合わせていた。
「歴史上では徳川軍の勝利で大阪の陣は幕を下ろし、そこから日本は江戸幕府による長い治世が始まるけど、もしここで豊臣軍が勝利を収めていたとするなら、日本の歴史は大きく変わる。人理に影響を及ぼす可能性がある以上、決して無視出来ない特異点だ」
「正直、極東の島国の合戦の勝者がどちらになったとて、人理定礎に影響があるとは思えんが……何が起こるか解らん。技術顧問の言う通り、早急に修復する必要がある」
ダ・ヴィンチの言葉に続いたのは現カルデア所長であるゴルドルフ・ムジーク。定期的に胃痛を起こし情けない顔で叫んではいるが、現在は引き締まった顔で凛と所長の威厳を放っている。
「うん。というわけで、早速だけど立香君とマシュ、カドックの三名はレイシフトの準備に取り掛かって欲しい。こちらも二騎、今回のレイシフトに適合したサーヴァントがいるからね。キミたちが準備をしている間に、準備を整えておくよ」
「サーヴァントが二騎も……心強いです! ありがとう、ダ・ヴィンチちゃん」
「礼には及ばないよ。キミ達が無事、安全に冒険する為のサポートをするのが私達の仕事だからね。さぁ、準備に行っておいで」
「はい!」
レイシフト先に同行できるサーヴァントが二騎いる、という朗報を受けて少し高揚しつつ、それでも表情を引き締めて一度マイルームへ戻るべく踵を返す立香。
「……それじゃあ、僕も準備をするか。サーヴァントが二騎ついてきてくれるなら、立香の無茶を止める役も僕一人じゃなくて良くなるってことか。助かるな……」
「カドック、聞こえてるよ?」
「……聞こえているならなるべく今回は無茶はナシにしてくれよ?」
─────────────────────
「……さて、準備は整ったかな?」
魔術礼装を身につけた立香、霊基外骨骼──オルテナウスを身にまとったマシュ、そして同じく魔術礼装に身を包んだカドック。三人はレイシフトの準備を整え、再び管制室に集まっていた。三者三様、だが準備と気合いは十分といった具合の表情を見てダ・ヴィンチは満足そうに頷く。
「よし。では今回のレイシフトに同行してくれるサーヴァントを紹介しよう! まずはクラス:アサシン、風魔小太郎!」
紹介と共に三人の前に風のように現れたのはアサシンクラスのサーヴァント、風魔小太郎。戦国の世にて北条氏に仕えたとされる忍者である。
「今回主殿の護衛として同行致します。何卒宜しくお願いします」
「風魔小太郎さんは戦国時代に活躍した忍者ですよ、先輩! 今回の特異点に於いて、これほど頼もしい方はいません!」
「確かに。よろしくね、小太郎!」
小太郎は少し恥ずかしそうに頬を赤らめながら、その場から影のように消えた。どうやら次に紹介されるであろうサーヴァントの為に主役を譲ったらしい。
「もう一人も紹介しちゃおう! セイバークラス、渡辺綱!」
「ああ。マスター、よろしく頼む。存分に使ってくれ」
現れたのはセイバークラスのサーヴァント、渡辺綱だ。平安中期、頼光四天王として活躍した武士であり、鬼殺しに於いて無類の強さを発揮する。
「……ちょっと待て、風魔小太郎は解るが、もう一人のレイシフト適性があったのが渡辺綱なのか? 僕も日本史に詳しい訳じゃないが、大坂の陣ってのは人同士の合戦だろう? 魔獣……日本風に言うなら魔性や鬼の類は関係ないはずだ」
勿論、頼りになることは間違いないが……という言葉で締めつつも、適性に違和感を感じたのはカドックだった。実際、綱の本領が発揮出来る戦いは対「鬼」であり、人間相手に刀を振るうことは寧ろ良しとしないのである。
「確かに。綱、人相手はあまり得意じゃないもんね?」
「ああ。斬る必要を感じない人間はそもそも斬りたいと思わないからな……だが、それでも俺に適性があるということは、俺が成すべきことがあるのだろう」
「……カドックの言う通り、私達の認識としてもこの時代の大阪に有名な鬼の伝承はないとされている。それでも特異点だからね、どんな異変が起きているのかもわからない。各自、十分に注意を払って行動して欲しい。勿論、私達も通信でサポートするよ」
カドックは無言で頷く。二人の魔術師、一人のデミサーヴァント、二騎のサーヴァント。特異点へ向かう準備は整った様子を見て、ゴルドルフが咳払いをした。
「ゴホン。それでは諸君、特異点修復はもう何度も経験して慣れたものかもしれんが……それでもどんな危険が潜んでいるかわからん! 細心の注意を払い、安全に、無事に特異点を修復し、帰還すること! ……特に立香! 君はアレだ、最近……ちょっと寝れてなさそうだから、何かマズいと思ったらマシュやカドックに頼るように! 無事に帰って来なさい!」
「新所長……はい! ありがとうございます!」
ゴルドルフの号令と共に、レイシフトが開始される。視界が真っ白に染まり、人体が霊子へと変換されていく。やがてこの身体は情報として1615年の大阪に観測され、存在証明が成され──有り体に言うタイムトラベルが行われる。
──斯くして、何度目かのレイシフト、何度目かの特異点修復。カルデアは、特異点「無限戦乱絵巻〜大阪〜」へ足を踏み入れた。