限界のその先の16乗   作:鯛じゃ

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限界のその先の16乗

キッカケは、ただ1番最初に選んだポケモンだったから

1番最初に選んで、一緒にずっと度をして、一緒にチャンピオンになって

それだけだった

今考えてみればもっと別のやり方があったと思う

もっと面白い遊び方も楽しみ方もあったと思う

 

でも俺はそれでやってしまった

たった一匹のポケモンをずっと使い続けることをやってしまった

 

新しいシリーズが発売されたら、何よりも早くアイツを連れて行った

そこで手に入れたポケモンなんて放って、アイツだけを使い続けた

 

既にレベルが上がらなくなっても、努力値もこれ以上入らなくても、これ以上強くならなくても

それでも使い続けた

 

もしアイツを連れていけないシリーズだった時は、アイツに使えそうな新要素の把握をしたら後は次のシリーズが出るまで前シリーズでアイツを使い続けた

 

外伝シリーズの時は、必ずアイツの進化前を選び名前もアイツの名前にした

バトル以外の要素の外伝シリーズでもアイツがいれば必ず使った

 

その割にアイツをガチで使い続けたってわけでもなく、エンドコンテンツみたいなのは程々にしかやらなかったんだけども

 

 

そうやってアイツを使い続ける毎日

ある日俺は死んで、転生した

 

神様なんてものも創造神なんて奴にも会わず、目が覚めたら女性の手の中にいた

 

どうやら俺はポケモン世界に転生したらしい

最初の頃は、自分が赤子になったことや人と共に生きるポケモン達に驚いて色々と忙しかったが、今ではそれなりに慣れて日々を過ごしていた

 

俺の手元には生まれた時からモンスターボールがあった

両親からはいつの間にか持っていたらしく、肌見放さず抱えていたらしい

 

俺はこの中に誰がいるのかわかっていた

だって俺にとって離したくないほど大切なポケモンなんてただ一匹だけだったから

 

天をも貫きそうな程立派な金色の3本角

1振りで流氷すらも真っ二つにする大きな翼

まるで王様のようなその黒と青の立ち姿

 

こうていポケモン エンペルト

 

俺の最高のパートナーだ

 

「ツァーリ」

「ペルッ!」

 

俺が名前を呼ぶとアイツは嬉しそうに返事をする

画面越しでしか見られなかった相棒の姿はいつ見てもカッコよくて、自然と笑顔になってしまう

 

またツァーリと旅をしたい

今度は画面越しじゃなく、同じ場所同じように歩いて

色んなところに行って、沢山の出会いを経て、そして再びチャンピオンになり、この世界に俺達のことを知らしめよう

 

そう決意した

 

…そう決意した筈だった

 

 

 

ツァーリ(エンペルト)♀

Lv. 65536 / 100

 

HP 65536 / 999

攻撃 65536 / 999

防御 65536 / 999

特攻 65536 / 999

特防 65536 / 999

素早さ 65536 / 999

 

端のほうに見えるコレを見るまでは

 

 

______________________________________

・主人公

前世、エンペルト縛りでずっと遊んでたちょっぴり可笑しい奴

前世からの相棒の入ったモンスターボールとステータスを見ることができる目を持って転生した

 

・ツァーリ

エンペルト

前世ではレベル100以上育たなかったが、バトルなどで得た経験値がずっと蓄積されていた

その結果ALLステータス65536とかいう、バグみたいな存在が誕生してしまった

私と相棒は一心同体!

 

 

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