えっ!?俺のサイドエフェクトはそんなこと言ってくれないんですけど!? 作:にわかトリオソ兵
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『お前、なんか気持ちわりーよ』
『は?なに急に』
『いつもお前の予想したことは大体当たるし、お前が意味わかんねぇことしたと思ったらそれがいい方向に転がるし』
『ふむ、だから?』
『俺はお前を同じ人間とは思えねぇ、だから気持ちわりー』
『あっそ、それを言いに来ただけ?妬みだか僻みだか知らねぇけど、それを俺に直接ぶつけてもテストの点も女子からの好感度も上がんねぇぞクソモブ』
『なっ!?』
『何驚いてんだよ、俺が公然で言い返さないとでも思ってたのか?つーかこの程度のレス返せねぇなら俺に突っかかってくんなや。さっさとお家帰って唯一テメェを褒めてくれるママのオッパイでもしゃぶってろや、バ・ブ・ちゃん♡』
『テメェ!』
『噂になってるよ。千里が他クラスの男子を恫喝してボコボコにしたって』
『あ?なんだそりゃ。ただレスバよわよわバブちゃんに喧嘩売られたから買ってやっただけだぞ?俺も殴られたし』
『どうせ煽ってワザと殴らせたんでしょ?一部始終を見てた人たちも千里は言い過ぎだしやり過ぎだって。それに噂を流してるのはクラス内外の君と関わったことのない男子たちだよ』
『クハハッ!マジぃ!?しょうもな野郎どもが結託して俺を陥れようとしてんのか。コレってイジメとして大事にできっかな?』
『嬉しそうにしているところ悪いけど、君の相手は教育委員会のトップ、教育長さんの孫らしいよ。彼から喧嘩を売ったという事実を揉み消して千里が一方的に悪という方向に持っていくらしい』
『……なんでお前がそんな内部事情まで知ってんのかはさておき、めちゃくちゃ腐ってんな』
『元々君が喫煙してることが周知の事実だったということもあるんじゃない?それでそんな未成年喫煙恫喝暴行犯な君はこれからどうするんだい?』
『別にどうも。今まで仲良かったヤツらが今まで通りなら嬉しい、腫れ物に触るような態度になるようならコッチから関係切るわ』
『……その生き方は、この先辛いよ?』
『JCが中坊に何言ってんだよ……ま、なるようになるさ』
『それは君お得意の"直感"かな?』
『いや、ただの"勘"』
『兄貴、学校行かなくていいのか?』
『あー、なんか面倒になった』
『ふーん、なんかあったろ』
『その心は?』
『喫煙量が増えたのと友達と遊びに行かなくなったこと』
『あ、もしかして臭かった?』
『それは別にどうでもいい。ただ、前は昼でも夜でも学校サボってでも遊びに行ってた兄貴が、夜中にしか外出しなくなったから』
『お前、かなり鋭いな』
『兄貴に似てな。言動も態度も普段と変わんないから、なんかあったかどうか悩んだけど……』
『お前の"直感"が訴えかけてきたと?』
『いや、ただの"勘"』
『へぇ、やるじゃん』
『そりゃどうも。だから……』
『ま、心配すんな』
『なぁお前、ボーダーに興味ないか?』
『……』
『ちょっとちょっと!待ってよポニテくん!』
『あ?俺か?』
『そうそうキミキミ!あ、宗教の勧誘でもマルチ詐欺でもないよ』
『……お前、何者?』
『俺は実力派エリートの迅悠一!よろしく頼むよ、鳴宮千里くん』
『……なるほど、お前も"コッチ側"か』
『話が早くて助かる。それでボーダーに興味ないか?』
『ボーダー、ねぇ。テレビで見たことあるな』
『そうそれ。お前をスカウトするためにわざわざココまで来たんだ。もちろん来るだろ?』
『未来予知か?俺よりバケモンじゃねぇかよ』
『失礼な、れっきとした人間だよ。俺も、お前もな』
『……クハハ、クハハハハハッ!いいぜ、行ってやるよ』
『……本当に話が早いな』
『"直感"で決めたからな』
『なるほど、それがお前のサイドエフェクトか』
『サイドエフェクトってなに?』
「……んあ?」
目を開けると、見慣れた白い天井が視界に入った。
カーテンの隙間から差す光が寝惚けた頭を叩き起こしてくる。
結花ちゃんから貰った時計は6時30分を示している。
「クッソ懐かしいモン見たなぁおい」
良いのか悪いのかよう分からん走馬燈みたいな夢は、俺の記憶を刺激していた。
いや今考えても、俺に絡んできたアイツ幼稚過ぎるだろ。なんかすげぇ雑だし。
まぁんなこと今はどうでもいいや。
「寝よ」
「起きなさい」
不意打ちで視界の外から飛んできた声に驚き、ベッドから転げ落ちた。
その声の主は、こんな朝っぱらからいつも通り大和撫子な結花ちゃん(仁王立ちVer.)だった。
「なんでいるのかな、結花ちゃん?」
「なんでいないと思ってたのよ。昨日言ったよね、朝行くねって」
「あーそんなこと言ってたような気がしなくもない」
「言ったのよ」
結花ちゃんがそう言うのであればそうなんだろう。
彼女が空は白いと言えば空は白いし、人類は四足歩行だと言えば人類は四足歩行なのだ。俺はそう教育されてきた。
もしかして……洗脳!?
「下らないこと考えてないでさっさと顔洗ってきなさい」
「今日は寝ていたい気分なんですけど」
金ないからパチ打てんし。
結花ちゃんが上から覗き込むように俺を見てくる。
垂れた髪が影を作り、若干恐怖を煽ってくる。
「今日はちゃんと学校に行くって昨日約束したよね。もしかして忘れた?」
「イイエ、キョウハチャントガッコウニイキマス」
「よろしい。じゃあさっさと起きて。朝ごはんの準備しなきゃいけないし」
結花ちゃんはそう言って未だベッドから落ちたままの俺に手を差し出す。
俺は素直にその手を取って起き上がった。
リビングに行くためにノロノロと歩き出す。
それに合わせるように結花ちゃんも着いてくる。
いまだに手は繋がったままだ。
「ねぇ、千里くん」
「なに?結花ちゃん」
繋がった手から結花ちゃんが少し力むのが伝わる。
「今日の調子はどう?」
表情を変えず目を合わせてくる結花ちゃんに、ピースサインで応える。
「絶不調☆」
「そう、それは良かった」
そう言うと結花ちゃんはさっさとリビングへ向かった。
遅れて俺も彼女の後を追う。
───もう手は繋がっていなかった。
展開がゴチャついてて読み難いですかね?
まぁ鳴宮くんのサイドエフェクトはもう分かりましたよね。
あとは細かい設定やら絶不調で今ちゃんが喜んだ理由とかそこら辺を今後出して行ければ良いかなと思います。
まだ鳴宮くんの詳しい経歴やBBF風ステータスなんかは今後どっかで出します。
出して欲しいキャラとかはリクエストしてみてください。
展開次第では出します。無理はしません。
あと分かっている方もいると思うのですが、この作品の他に三作品ほど書かせていただいていまして、それらを同時連載している都合上亀更新になってしまいます。
応援してくれている方には申し訳ないですが、エタらせる気は無いので気長に待っていただけると幸いです。