真 名:ファントム・オブ・ジ・オペラ
身 長:185cm
体 重:80kg
性 別:男性
出 典:『オペラ座の怪人』
地 域:欧州
属 性:混沌・悪(地)
マスター:柳蔵涼乃
ステータス:筋力A 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具B
スキル:
○狂化D
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。
身体能力を強化するが、理性や技術・思考能力・言語機能を失う。また、現界のための魔力を大量に消費するようになる。
バーサーカーで召喚されたファントムは恋に狂った怪人として召喚されるため、思考は全て愛しきクリスティーヌで占められる。
○無辜の怪物D
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。生前の意思や姿、本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
ファントムは「怪人」のイメージが先行し、両腕や素顔が異形と化している。
ちなみに、ミュージカル『オペラ座の怪人』はブロードウェイ史上最長ロングラン公演作品であり、その知名度は世界規模である。
○精神汚染C
精神が錯乱している為、ほかの精神干渉系魔術をシャットアウト(遮断)できる。ただし、同ランクの精神汚染を有していない人物とは意思疎通が成立しない。
ファントムの精神汚染はもっと高ランクであるが、此度の召喚においては柳洞神社が建つ清浄な霊脈に接続しての召喚であったためランクが下がっている。しかし、バーサーカー故の『狂化』スキルが相乗効果になっているため意思疎通は一筋縄ではいかない。酷い。
○ガルニエからの呼び声B
人を惹き付ける天性の美声。
「音楽の天使」とも称された圧倒的な歌唱は、演出次第で聴衆の精神にも作用する。地下迷宮から這い出る怪人の声は、邪魔者のプリマ・ドンナに暗示をかけヒキガエルの声で歌わせて辱めた。
対魔力スキルで回避可能。対魔力を持っていなくても、抵抗する意思を持っていればある程度は軽減できる。
宝具:
『
対軍宝具・ランクB
『オペラ座の怪人』において、クリスティーヌが舞台に上がることを望むファントムは、躊躇なく邪魔者を始末する殺人鬼としても描かれる。
殺人鬼としてイメージされた怪人は、犠牲者たちの死骸を組み合わせてパイプオルガンのような巨大演奏装置を作り上げた。精神を錯乱させる暗示の魔力を孕んだ自身の歌声と併せてそれを演奏することで不可視の魔力攻撃を振り撒くが、演奏者である彼自身にダメージはない。
音による攻撃ではなくあくまで魔力の放射による攻撃であるため、防御の魔術や能力によって遮断することは可能。装備している鎧の類も有効に働く。
『
対人宝具・ランクA
ファントムの出自ははっきりとしないが、一説にはオペラ座の設計者とされている。彼はオペラ座だけではなく、その地下に張り巡らされている地底湖の迷宮をも知り尽くし、楽屋の姿見の裏にある抜け道からクリスティーヌを地下迷宮に誘拐したという。
その逸話の通り、怪人は自身を中心とした一定範囲内に存在する鏡や、鏡のように反射する物を媒体にして瞬時に移動することができる。鏡の中から投げ縄で攻撃し、相手を鏡の中に引きずり込むなど人間離れした怪人として動くことができる。
「狂戦士」のサーヴァント。
異形の素顔を骸骨の仮面で隠した長身の青年。日常に潜んでいる際にも眼鏡などで頑なに素顔を隠し、夢現に唄うように話し、語るように唄う。
突発的に開催された深潮聖杯戦争において、市内に教会という拠点を持たない聖堂教会は柳洞神社に聖杯戦争の監督を委託した。(付け焼刃の劣化コピー儀式など破綻するだろうと高を括っていたのもある)
涼乃は監督側の立場にいたが、令呪が出現してしまったことによりサーヴァントを召喚せざるを得なくなった。神社の建つ清浄な霊脈に接続してサーヴァントの召喚を行ったが、涼乃が元婚約者との初デートで観たミュージカル『オペラ座の怪人』の半券が無自覚の触媒として機能してしまい、ファントムが召喚されたのだ。
ガストン・ルルーの小説で語られる、フランスがオペラ座の地下に住まう怪人。本名はエリックとも語られるが、彼が実在した人物なのかそれとも物語の中の人物なのかは不明。媒体によってその正体も異なり、『無辜の怪物』スキルもあって“怪人”として真名「ファトム・オブ・ジ・オペラ」として召喚された。
正体がはっきりとしていないファントムであるが、はっきりしているのは「音楽の天使」であり「クリスティーヌへの恋に狂った殺人鬼」であるということ。バーサーカーで召喚されたファントムは、叶わぬ恋に狂い、クリスティーヌを歌姫として大成させるために歪んだ手段を行使し、殺人にまで手を染めた怪人の側面が色濃く出現している。
「音楽の天使」としてクリスティーヌの才能を伸ばし、クリスティーヌを舞台に立たせるべくオペラ座の支配人を脅迫し、邪魔なプリマ・ドンナのカルロッテをヒキガエルの声で歌わせて辱めた。恋敵であるラウル子爵が登場すると、ファントムの狂気は暴走する。自身の姿を見た道具係を絞殺し、ラウル子爵たちを溺死させようとし、クリスティーヌをオペラ座の地下迷宮へ誘拐して求婚するが……最終的には、クリスティーヌの真心によって救われる。
怪人の最期は明確にはなっていない。しかし、最期までクリスティーヌの幸せを一途に想い続け、産みの親にも愛されなかった怪人は、歌姫からのただ一つの愛を抱き闇に消えて行った。
恋に狂った怪人を召喚したのは、恋に狂えなかった女だった。
恋に狂えなかった涼乃の代わりに、ファントムは怪人として恋に狂う。恋を理由に怒ることができなかった涼乃の代わりに、クリスティーヌへの恋で沸き上がった感情を暴走させる狂戦士として暴挙に手を染める。
ファントムがアサシンではなくバーサーカーとして召喚されたのは、触媒以上に涼乃との相性もあった可能性が高い。
『精神汚染』の影響で声が美しいマスターは男女問わずクリスティーヌと混同しており、涼乃も彼の美声判定をクリアしたために「クリスティーヌ」と呼ばれている。
唄うように語るため具体的な意思疎通は不可能だが、「クリスティーヌ」であるマスターに対しては紳士的に接して献身的に尽くす。だが、それはあくまで「クリスティーヌの前では紳士的な自分」を演じているだけであり、唄うことをやめた瞬間に狂気は怪人を残酷な殺人鬼へと染め上げる。
しかし、「自分はクリスティーヌだけは傷つけてはならぬ」というのは本心からの想いであり、サーヴァントとしてのファントムは決してマスターへ危害を加えることはない。かつては恋による狂気と憤怒から凶行に手を染めた自身の残虐性を十分に自覚しているからこそ、クリスティーヌへの恋でその衝動を抑え込んでいる。
小説の中の怪人は、生まれつき醜い異形の素顔をしていたために実の親にも愛されなかったとされる。
ファントムは自身の素顔を醜いと嫌悪しているが、仮面の下の素顔は美青年と言っても差し支えない端正な顔立ちをしている。しかし、狂気のせいか本音か「仮面を着けてはいない」とも発言している。
オペラ座の怪人が実在したのか、それともフィクションの存在なのかは定かではない。サーヴァントとしてのファントムは、怪人のモデルとなった人物にフィクションの怪人に憑依している存在なのではないかとも囁かれるが、真偽のほどは不明である。
だが、成就することのない恋だとしても、クリスティーヌへの一途な愛は唯一の真実だった。
サーヴァントとしてのファントムは、マスターへの忠義とクリスティーヌへの愛に殉じたのである。
好き:美しい声、クリスティーヌが喜ぶもの
嫌い:醜いもの、自分自身
7騎全部をオリ鯖にするのは情報が錯綜するし、真名が分からないのもヤキモキするだろうなー何騎かは既存の鯖にすっかー。でも同じだけじゃ面白くないから、クラス違いで召喚しよっと。
そう思って、『新宿』で召喚されていましたけど、それとは違い、マスターに召喚されたバーサーカーのファントムを登場させてみました。オリジナル宝具も添えて。なお、こちらのステータスは涼乃さんに召喚された此度のものとなります。
元々、心護と涼乃さんが似ている立場・境遇で対になる存在として設定していたことと、召喚されるサーヴァントたちは舞台や物語を意識した人選にしようと考えていたこともあり、バーサーカーとして白羽の矢が立ちました。実は召喚したサーヴァントも戦法等的な意味で似ていた2人。
カルデア的な装備で魔力の心配もなく、涼乃さんがもっと魔術的なサポートができたら結構相性が良い主従になったであろうと思えるペアとして書きました。でもコレ聖杯戦争なので相性が良すぎても駄目なんですよね。
バーサーカーのファントムは、マスターが真摯に向き合ってしまえば物語のラストの通りの怪人はフェードアウトしてハッピーエンド!になってしまうから所謂ハズレ鯖ではあるけれど、涼乃さんにとってはFateなサーヴァントではありました。お互いにできない部分を補える存在同士。
自分が原典や『オペラ座館殺人事件』三部作が好きなのもあってバーサーカー陣営は割と最初から勇み足気味で書きました。落ち着け令呪とか、断髪とか、「やっちゃえバーサーカー!」とか、色々とオマージュを盛り込んじゃったので。
涼乃さん、マスターとしては敗北しましたが監督役側にいる存在なのでまだまだフェードアウトはしません。むしろ、涼乃さんは髪が短くなってからが本番だと思っています。彼女はサーヴァントによって呪いから解放された側なので。
という訳で、登場するサーヴァントたちのプロフィールもこんな風に掲載していく予定です。