真 名:ラ・ヴォワザン
身 長:170cm
体 重:52kg
性 別:女性
出 典:史実
地 域:フランス
属 性:混沌・悪(人)
マスター:エルウィン・トキシカ・グラスフィード
ステータス:筋力E 耐久C 敏捷D 魔力A+ 幸運B 宝具C+
スキル:
○陣地作成B+
キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「工房」の形成が可能。
ラ・ヴォワザンのスキルは、「
○道具作成B
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成可能。
ラ・ヴォワザンは主に霊薬や宝石魔術のための貴石を作成することができる。生前は、顧客の求めに応じて霊薬や媚薬、堕胎薬、毒薬を処方してきた。
○魔力放出(宝石)C
魔力を武器に付加させ攻撃力を増す。
独学で習得した宝石魔術であるが、概念的に魔女となったためか生前よりも質が向上している。
○秘匿の宴A
当時のフランス国内では毒殺が横行していたが、ラ・ヴォワザンのビジネスは内部告発者が出るまで気配すら悟られなかった。あの時計塔にすら尻尾を掴ませなかったのだ。
ラ・ヴォワザンの痕跡は物理的にも魔術的には秘匿され、消失する隠蔽工作スキル。ただし、内部告発者や裏切り者が出ると芋蔓式に全てが瓦解して弱体化するリスクもある。
○魔女の灰A
毒殺事件の黒幕として逮捕されたラ・ヴォワザンは、火刑裁判所で処刑された。魔女狩りの如く火刑に処されたことにより、彼女は概念的に魔女として昇華され死後に生前よりも多くの魔術を習得した。
サーヴァントになってからの方が生前よりも強化された珍しい例。
宝具:
『
対衆宝具・ランクC+
魔女ラ・ヴォワザンが執り行う黒ミサを展開する、固有結界とは似て異なる大魔術。
毒花が咲き乱れる空間はラ・ヴォワザンの魔術を大幅に強化する絶対的な領域となる。領域内にいる「
だが、この宝具の真価は儀式の終了後にある。欲望を持って妖しげな儀式に足を踏み入れた者たちは、黒ミサの残り香によって精神が侵され、無限に湧き出る悪意によって思考が汚染される。
汚染されるか否かの判定は、その者の幸運に左右される。
「魔術師」のサーヴァント。
緑のドレスを身に纏い三角帽子を被った、艶やかな長いブルネットと菫色の目をした妙齢の女性。胸元から両腕にかけて魔術的なタトゥーを入れている。
エルウィンが急遽手配した古いエメラルドを触媒にして召喚された、魔女を自称する魔術師。真名はラ・ヴォワザン。17世紀のフランスで数多の顧客に対して毒薬を処方していた魔術使いである。
本名はカトリーヌ・モンヴォワザン。魔術師のクラスとして座に登録はされているが、そもそも彼女は魔術師の生まれではなく、幼い頃から物語に登場する魔女に憧れていた一般人だった。
幸運にも潜在的に魔術回路を有し、微かな魔術の縁を得たカトリーヌは魔術を学ぶ機会を得た。習得したのは、ウィッチクラフト、黒魔術、宝石魔術を少々。特に霊薬の精製には天賦の才能を有していた。
成長した彼女は宝石商のモンヴォワザン氏と結婚すると、夫の商売を通じて上流階級の隙間にある魔術の需要を目敏く見つけ、彼女は闇に紛れて願いを叶える隣人――魔女ラ・ヴォワザンとしての活動を始めたのだ。
表向きは占い師兼助産師として顧客の悩みを解決するための薬を処方していた。
恋人の心を繋ぎ留めたい乙女、上客を通わせ続けたい娼婦、正妻よりも寵愛を受けたい妾たちには媚薬を。
望まぬ妊娠で怯える乙女、妊娠したことで客が取れなくなる娼婦、妊娠した妾に憎悪を滾らせる正妻には堕胎薬を。
そして、一滴垂らすだけで邪魔者を簡単に亡き者にできる毒薬を。魔女は顧客の求めに応じ、多種多様な霊薬を処方し、そのネットワークはパリ全土のみならず近隣諸国にも及んでいた。
また、薬だけでは飽き足らない顧客のためには黒ミサを執り行い、大規模な魔術儀式を行っていたというが、詳しい内容は残されてはいない。全ては歴史の闇に葬られたからだ。
物理的な証拠隠滅と秘匿の魔術によってラ・ヴォワザンのビジネスは全くと言っていいほど表沙汰にならなかったが、同じく毒薬の販売を生業としていた同業者が口を滑らせて情報を流出させ、逮捕されることとなる。
関係者の捜査と拷問で発覚したのは、国内外の貴族階級の多くが彼女の顧客であった事実。その中には、時のフランス国王ルイ14世の寵姫であるモンテスパン侯爵夫人もいた。侯爵夫人は媚薬の処方を依頼するだけではなく、王妃や他の寵姫を、更にはルイ14世を呪い殺すための黒ミサも依頼していた記録がある。
ラ・ヴォワザンに関わった権力者があまりにも多すぎたため、ルイ14世は醜聞を恐れて捜査の中止を命じ、全ての調書や記録を焼却させた。太陽王と呼ばれたルイ14世の全盛期の時代に陰りを見せた汚点として、ラ・ヴォワザンの名が残ったのだ。
ラ・ヴォワザンは火刑裁判所で処刑された。顧客の情報を決して漏らさず、命乞いをすることもなく、後に「堂々とした悪女ぶりであった」と書き残されるほどの振る舞いであった。魔女としての生き方を選んだ彼女なりの矜持と共に火刑に処され、魔女に憧れたカトリーヌは反英雄の魔女として記録に刻まれたのである。
魔女としての彼女は、それらしく振る舞いながら顧客からの報酬に見合う仕事をする商売人。対等なビジネス関係を築けるのなら誠実な取引を行うが、相手の態度がそれに値しないのならばそれなりの対応となる。呪いが効かない?最安値のプランを更にお値切りやがったからですねー。
一方、個人としての彼女は結構な世話焼き気質。知的好奇心旺盛な研究職の理系女子にしてやり手の経営者。それでいて幼い頃の憧れを初志貫徹する一面もある。
占い師をしていたこともあり、相手の悩みや本音を聞き出す手腕に長けている。悩みを相談してくるのが気に入った相手ならば、魔女としての自分やビジネス関係なしに親身に相談に乗ってくれる。
例えるならば、火曜日夜10時の恋愛ドラマに登場する、主人公の背中を押してくれる仕事のできる女上司。のような存在。
カスハラ、クレーマー、サービス残業は滅ぶべし。生前から、こちらに全く非のないクレーマーに対しては、日常的に足の小指を強打する呪いをかけていた。結構効く。
魔女としての弟子を取らず娘にも魔術の手ほどきをしていなかったが、もし弟子ができて、なおかつラ・ヴォワザンが気に入る者であったのならば、厳しくも親身になって一人前になるまで育て上げるだろう。
ちなみに個人事業主なので確定申告もできる。
好き:霊薬の研究、宝石集め
嫌い:カスハラ、クレーマー、報酬をケチる客
レイド枠として登場しました、オリ鯖のキャスターさんです。やっとオリジナルの真名明かしをできました。
サーヴァントは人々の信仰によって成立している、という持論があり、それが顕著なのが彼女です。
毒薬の密売ルートを牛耳っていた犯罪者が、魔女として処刑された。怪しい黒ミサもやっていたと噂されているし、彼女は本物の魔女だったのかもしれない……そんな人々の信仰と噂によって成立したのが、人々の隣に立って堕落させる魔女として座に登録されたのがサーヴァント:ラ・ヴォワザンです。キャスターの彼女は、典型的な「悪い魔女」として現界しています。ちなみに、アサシンで召喚されれば、ガチ犯罪者でガチ経営者(有能)です。
かのヴェルサイユ宮殿を建設するルイ14世の絶頂期に、国の中枢を巻き込んだ大スキャンダルをもたらして王が記録を全て握り潰した大犯罪者というところも気に入っています。
型月時空では、生前は本当に魔術に関わりがあったけれど魔術師ではなく魔術使いでした。それもほぼ独学の野良です、という設定にしてみました。やはり聖杯戦争するならいくらかの戦闘力は欲しかったので。なお、宝具の説明は、取り合えず今のところは横に置いておきましょう。
エルウィンにとってラ・ヴォワザンは急遽召喚されたサーヴァントでしたが、結果として彼女を召喚したから生還することができました。これで、当初の予定通りライダーを召喚していたら、家族から盛られていた毒のせいで自滅していましたし、家族の本当の願いを知ることもできませんでした。
解毒できる技術を持っていて、更にはまだ子供だからとラ・ヴォワザンが気に入る存在だった故に、討伐戦になるまでの大暴れが出来たことからキャスター陣営もまあまあなFateだったんじゃないかと思います。
家族に見捨てられた少年が魔女に拾われて救われ、疑似的だけど師匠と弟子のような関係を築き、魔女がいなくなった後の少年は生きたい理由と共に自分の足で歩いていく。だからキャスター陣営を象徴するタイトルが『魔女集会で会いましょう』でした。ちょっとニュアンス違うけど。
とにかく、生還できて良かったね!がエルウィンです。未成年は無事に保護していこうぜ。(マスターがほぼ未成年な『Fate/SN』から目を逸らしながら)