原作:lobotomy corporation
タグ:R-15 オリ主 残酷な描写 lobotomycorporation ロボトミーコーポレーション リンバスカンパニー 感想募集 Limbus Company
色々雑
感動くれると飛び跳ねて喜ぶ
ロボトミとリンバスの履修推奨
H社支部に勤めていたあるL社職員の記録です。
ロボトミとリンバスの知識がないと意味がわかりません。
感想をくれると血を飲んだラ・マンチャランドの血鬼ぐらい喜びます。
日記1日目
これまでの苦労がついに報われた…
翼に就職するために途方もない苦労を続けた甲斐があったのだ!!!!
体を鍛え、学問を修め裏路地から這い上がった甲斐があった!
L社にこれから勤めるのだ!
これからの輝かしい日を記録するために日記をつけることにした!
ああ母さん父さん見ていますか!
これからじゃんじゃん金稼いで役員まで上り詰めます!!
バカ広い部屋で豪遊できるぐらいになる!
日記2日目
これから支社勤めだ!
配属は教育チームだそうだ!研鑽研鑽研鑽!
何処であろうと関係ない!
翼である!
しかも仕事は楽だった!!!
よくわからんデカくて蒼いカエルをなでればいいだけだなんて!
多少気分が悪いがまあ気のせいだ!気のせい!
装備もすっごいぞ!
エージェントは妙に強い強化服を渡されるし
目玉のようなハンマーだってすごく振り回しやすい!
事務員にすら銃!
なんて素敵な職場なんだ…
どうしようもなくなったらR社まで来るらしい!!!
もう完璧だな!
日記3日目
仲の良かった事務員が死んだ。
目の前でデカくて頭のない魚にひっぱたかれて死んだ。
顔がザクロみたいに弾けて…
これ以上書き記すのは思い出して吐きそうだからやめておこう。
……まあ切り替えるしかない!
運がなかったというだけの話だ!
あんまり気にすると良くないからな!
流石に美味いだけの話なんて都市では存在しない!
日記5日目
ずっとカエルを撫でつつたまにでかい寝袋……?を殴ったり
餌をやったりする日々だったが今日から配置換えらしい!
場所はなんと懲戒チーム!
いかにもな部署名だがまあそこまで酷いとこでもなく
懲戒するのは化け物共…幻想体とか言うやつだけらしい!
ただ世話も続けるらしくて…今回の担当はなんかデカい機械だ!!
少々部屋が煙たいのが少し厄介だがやることも変わらない。
殴ったり掃除したり話しかけたりするだけだ!
……本当にこんなんするだけでエネルギーが取れているのか?翼の技術は分からない。
今日事務員は3人死んだ。
誰も気に留めていないので気にしないことにする。
日記10日目
ひどい被害が出た。
ここの部署で収容してた仏像みたいなヤバい奴が脱走したらしい。
本当に危ないところだった…
聞く話によるとあれは脱走すると信徒を増やしながら手に負えなくなるそうで
今回はR社が出る羽目になったらしい。
危なかった…少しでも逃げるのが遅れていたらあの悪名高いウサギに
食い散らかされてしまっただろう…
まあでも生き残った!つまり俺は強かった!
…同僚のことを考えると泣きそうになるが止まってはいられない。
この頃再配置があったが部屋がぐんと広くなったのだ。
この調子で頑張っていこう。
日記17日目
今日ついにこの部署に入って来た時の同僚が全員いなくなった。
ノートを返し忘れて爆散なんてばかみたいな最期だった。
応龍の世話は何も変わらない。
スーツがみすぼらしい法衣みたいなのに変わってからはこいつが小突いてくるときの
肉体的にも精神的にも来る謎の痛みがかなり緩和されたぐらいだ。
あとこいつに刺さってる赤い槍のようなものが俺の耳にピアスのように刺さっていた…
害はないと診断されているからいいがやはり気になりはする。
日記25日目
脱走したらここら一帯が吹き飛ぶクラスの幻想体が来た。
いつの間にかここの支社で一番のベテランになっていたのでそいつの世話をさせられた。
そいつは常に血の霧をまとっていて…ものすごく刺々しい雰囲気を醸し出していた。
よく見るとコートを着た赤髪の……人間?とにかく人形の何かだった。
取り敢えず撫でるって雰囲気でもなかったので話しかけると
意外と理性的な会話をしてくれたのでここに記す。
「あー…あんたの管理をしに来た。なんか不自由はあるか?」
『特にはない。あまり気にするな。』
「わかった…けど一応仕事だから暫くここいるぞ。」
「…好きにしろ」
書き記してみると普通に中身ない会話だったなこれ。
ただ幻想体はカエルとか機械とか不快な念を発する仏像とか刺してくる綿花とか
首無し魚とか妙な龍とか会話できないやつばっかりだったから新鮮だった。
日記30日目
あれから同僚が入れ替わることはあれど最初のように心に波風立たなくなってしまった。
何も変わらない日々が続いている。
あいつ以降あれ並の幻想体は入ってきていないし
俺より強い職員もここには居ない。
いつの間にかあの幻想体…五里霧中に似たコートと霧でできた大剣を支給された。
取り敢えず変わることのない世話を続けている。
しょうもないことを聞いたりして時間をつぶすだけだから楽で助かる。
奴はタバコ好きで最近マキアート飲んだりすることもあると知った。
今日は興味深い返事があったので記す。
「今日も来たぞ。何か不自由は?」
『無い。好きにしろ。』
「じゃあ気になること聞いてもいいか?」
『何時ものをよこせ。その後で聞いてやる。』
タバコとライターを霧の中に投げつける。
暫くしてジュッとライターに火が付く音がした
「お前は何時もなんでそんなにヒリついてるんだ
ここの生活にも慣れただろ。」
いつもより長い間をとって五里霧中は話し始めた。
『……私はフィクサーだったんだ。ある程度名のしれた。』
『ある人物に引き抜かれて私はそいつの護衛をしていた』
『あいつは……現実が見えているのか見えていないのか。
とんでもない事を言ってそれを成し遂げようとしていた。』
『最初はバカだと思った。次にムカついた。だがあいつは真っ直ぐだった。』
『いつしか仲間があいつの周りに集まっていった。皆、あいつのやることを見届けたくなった。』
「五里霧中、お前もそうだったのか?」
『ああ…私たちは研究所を構えた。私は研究員じゃなかったが。』
五里霧中の纏う雰囲気が変わった。さらに刺々しくなった。
『だが…研究は行き詰まり、あいつは…』
『あいつだけじゃない。たくさん…守れなかった。』
『その後、研究所は敵に襲われた。』
『私は戦ったが相討ちに持っていくのが精々だった。』
『守りきれなかったんだ…私は。』
『だから今度こそ守る為…奴らを切り刻む為…私はこうしている。』
五里霧中が語る過去は確かなものがあった。
幻想体の言う事だ。ホントかどうかわからない。
だがこの重くのしかかる様な言葉が嘘から出たものだとは到底思えなかった。
「…お前、優しいやつなんだな。」
口から言葉が自然と漏れていた。
「俺は…もう仲間が死んでも何も思わなくなっちまった。」
「弱いからだ。あいつらの死を引きずってしまえば心が壊れるから。
お前は強い。強いから優しさを持てる。」
「お前は優しくて強い…いいフィクサーなんだろうな。」
そう俺が言い切った時五里霧中が初めて動いた。
『私が優しい…か。』
ずんずんと俺に近づいて来た。
何か地雷を踏んだかとかなり焦った。
五里霧中は私の目の前で立ち止まり、私に仮面をかぶせた。
霧の中で私に語りかけてきた。
「あいつが言ったことと同じだ。気に入ったからそれはやる。」
「明日も来い。」
聞こえてきた彼女の声は明らかに幻想体でなく、人間の声だった。
L社に勤めてから31日目。
今日は行ってきた幻想体はどうも曲者だったらしい。
何でも泣き喚いて他の幻想体を脱走させるとかなんとか。
おかげでけたたましいアラームが鳴りっぱなしだ。
【中央、福祉チーム壊滅!】
【脱走幻想体、応龍!蒸気運搬機械!我無に至れり!サンタータ!】
【ウサギチーム壊滅!】
【埋没処理開始!職員は速やかに避難を!】
「逃げろ!」「早くしろ!」
「俺が先だ!」「落ち着け!」
逃げる職員に逆らい奥へと向かう。
なぜだろうか?死にに行くようなものだ。
だが…一つのアラームがやけに気になってしまったのだ。
【五里霧中脱走!速やかに退避せよ!】
大量の屍が転がる中央チームに辿り着く。
屍の中で応龍と仏像野郎が喧嘩をしていた。
本当に皆やられたらしい。
足元にはEGOスーツと武器が転がっている。
好き勝手に暴れ回っている応龍たちを
遠巻きに眺めて居ると向かい側の扉から赤い何かがあいつらに突っ込んできた。
赤い霧が立ちこめ、晴れるとそこには2つの幻想体の卵と五里霧中が立っていた。
五里霧中はこちらを見るなり手に持った大剣で斬り掛かってきた。
咄嗟に同じ大剣で応戦する。
「おい!来てやったぞ!」
『■■■■■■■■■』
五里霧中は呼びかけに声にならない叫びで返す。
どうやら話は通じなさそうだ。
『■■■■■■■■』
再び飛び掛ってくるのを防ぐ。
倒さなければやられる。
横に薙がれた一撃を相殺する
破壊的な縦斬りを避ける
素早い突きをいなす。
五里霧中の攻撃は単純だった。
縦斬り、横斬り、突き。
そのどれもが只々突き詰められていた。
どれも一撃喰らえば確実に勝負は決まる必殺の一撃だった。
ただその動きは酷いものだった。
何も見えていないかのように大剣は振るわれている。
破壊的的な力が虚空に向かって叩きつけられる。
そうと分かれば簡単だ。
地面に落ちていた誰かのEGOを投げつける。
それに反応した隙に斬りつける。
その繰り返しだった。
当然相手の反応も凄まじいので一瞬でも気を抜けばやられる。
だが…対応策が分かってしまえば簡単だった。
たまにして来る不意の突進に気をつければそれで良かった。
そうして切り結び、五里霧中は弱り切った。
大剣を突き立て、膝をついている。
周囲を見ると何もかもが五里霧中の斬撃で壊されていた。
……俺があの時接した彼女は…少なくとも……
「お前はこれを望んでないだろ。」
弱り切った五里霧中に大剣を叩きつけた。
俺が大剣を叩きつけても、五里霧中は卵にならなかった。
むしろ立ち上がった。
しかしその佇まいには先程までには無かった理性が確かにあった。
警戒しつつ見ていると突然天井に一閃をかました。
切られた穴から陽光が降り注ぐ。
……ここ地下奥深くだぞ…
五里霧中は大剣で上を指し示した。
逃げろと言ってくれているようだった。
施設も崩れてきたし、俺は五里霧中の言う通りその穴から脱出した。
「■■■■■」
最後に何か言っていたが、それを聞き取る事は叶わなかった。
日記250日目
結局あの後支社は完全に埋まってしまい俺は職無しになった。
しかもL社本部も何らかの要因で壊滅したらしく
巣での生活を手放す羽目になった。
幸いくすねてきたEGO装備のおかげでフィクサーとして食って行けている。
まだ…俺は優しくなれるほど強くなれていない。
誰かを守る事…そして失う事に対してまだ勇気を持てていないのだろう。
あの幻想体に会うことはもうできないが……
彼女に俺は少しでも近づけただろうか?
出てきた幻想体解説 リンバスで支社に居なかった幻想体ども+クソ胎児
デカいカエル 泣きヒキガエル ぐえん。
頭の無い魚 断頭魚 シャリタツに似てる
デカくて煙たい機械 蒸気運搬機械 かわいい
仏像 我無に至れり めんどくさい
応龍 応龍 戦いたかった
泣いて脱走させてくるやつ 無名の胎児 クソ。
オリジナル幻想体解説
五里霧中 Aleph
"守り抜く勇気も今は霧の中"
赤い霧に包まれた仮面を被った人形の幻想体。
嘗て名のあるフィクサーだったと自称しておりウデは確か。
黒いコートと霧でできた大剣を常備している。
好む作業は愛着と洞察。
性格に難があるわけでもなく特殊な条件で脱走するわけでもないが
脱走するとただひたすらに強い。強すぎる。
ウサギチームを単騎で全滅させWAWクラスの幻想体なら瞬殺。
まともに戦うと勝てないが脱走した際は視界が塞がれているため
そこが弱点。こいつに殺されると粉々に砕けて血の霧になる。
EGO装備はコートと大剣。クソ強い。
EGOギフトはコイツがつけてる仮面。とても強い。
元ネタは合成ギフト血の霧…
の元ネタの人物。
有名なフィクサーだったので都市に刻まれた功績と逸話から抽出された
感想をくれぇぇぇぇぇぇぇ!