忍原来夏とはただの幼馴染みです………それだけですが? 作:グラビトン
比較的優しめな世界線になります。
……………新幹線が揺れて、徐々に減速してゆく、そして目的地の駅に到着したようだ。
新幹線から降りる、夏休み中だからか心做しか俺と同じくらいの歳の奴が多い………終着駅に雪崩込む様に人が降りてゆく………俺もその奔流に巻き込まれていた。
「うぉっとっと………」
東京程じゃないけどこれはちょっちキツイ、大きめの荷物を抱えながら歩く………帽子とサングラスが外れないように歩く、雲明にバレたら面倒だと言われているから、長崎以外じゃ俺の素性を明かされ無いように、出掛ける時はずっとこうだ、有名になるものキツイなぁ。
そんな事を考えながら人混みに紛れながら歩く、そして改札口で支払い外へ出て………外の陽射しが俺に突き刺さった。
今日は夏真っ盛りということで気温も高い………帽子が会ってよかった、今年のフットボールフロンティアは色んな意味で暑かった………それでも3年でまだ制覇できて良かった良かった、そして俺も南雲原中サッカー部は引退か………ま、頼り甲斐のある後輩も居るし、心置き無くって奴だな。
「……えっと、待ち合わせは何処だっけ」
スマホで送られた画像を確認しながらキョロキョロ見渡す、待ち合わせに良く使われてる所らしいが………あそこかな。
「……よいしょ、ちょっと早かったかな……?」
適当に空いていたベンチに座って時間を見る、20分位は早めに着いてしまった………まぁ遅いよりかは良いか、大人しく待とう。
………それにしても、高校サッカーか………一体どうなすげー奴が居るんだろーな、やっぱ中学よりレベル高いのかな?来年はまだ円堂やヒカリが居ないけど、それなりに強い奴居るんだろーな………楽しみだな。
でもまずは某高校の受験を頑張らなきゃな、鞘さんでもそこそこ苦戦したっぽいし、俺も勉強出来ない方じゃないし頑張るつもりだが………行けるかなー。
「………うーん、普通に偏差値たけーからな………覚えきれっかな………?」
「何?サッカー以外じゃ弱音くんなの?」
「え?」
俯いて考える俺に見覚えのある声が聞こえ、顔をあげると同時に俺に掛けられてたサングラスが外されてしまう。
その犯人は意地悪な笑みを浮かべて俺を見ていた、ベレー帽の下には綺麗な金髪はいつもの三つ編みではなくポニーテールで纏められており、青い瞳の上に眼鏡をかけて、服装は夏の都会っ子って感じで決まっている。
………なんだ、この人も早いな。
「……早いですね、鞘さん」
「君よりかは遅いわよ、遅刻しないのは感心ね」
「いやー長崎から福岡来るのってどんくらい掛かるか分からなかったんで、こうなりました」
「早い行動は良いことよ………直接会うのは久しぶりね、流君」
「はい、お久しぶりです」
「(キョロキョロ)………ちょっと立って」
「え?はい………んうっ!」
「………ちゅっ………ふぅっ、埋め合わせね?」
「……付き合い始めてからなんというか、来夏やヒカリに似てきましたね鞘さん」
「心外ね、ウチらは今遠距離恋愛なんだからこうもなるわよ」
いきなりの挨拶に照れながら戸惑う、鞘さんも肌白い頬が少し染まっていた………お茶目さに拍車掛かってんなぁもう。
「あ、それと………フットボールフロンティア全国2連覇おめでとう、流石サッカーモンスターね」
「どうも、今回も雲明の作戦勝ちですけどねそれで………」
◾︎◾︎◾︎◾︎
小太刀 鞘、中学時代に俺の先輩にあたる人だ。
以前は剣道部でブイブイ言わせてたが、その時の境遇で一度剣道から離れてしまい、俺をきっかけに3年生でサッカー部に入部し、共に初めての全国制覇を勝ち取った人だ。
そして今は………俺の恋人としている。
気持ちは以前に伝えられており、彼女が南雲原中を卒業する時に………はっきりと告げられた。
『………黒景流君、ウチは………貴方を愛してます』
『………鞘さん』
『まだ来夏さんとの関係は進んでない、卑怯だとは思ってる、それでも今日ここで伝えられずにいられなかったの………キミが居たからウチの心は救われた、キミが居たから3年生の時間も楽しく過ごせた………そして今後、キミとはもっと一緒に居たい………だから』
『……………』
『………やっぱり………ダメ?』
『………えーっと、その、なんですか』
『……………』
『………同じ高校、行かなきゃですね』
『……ッ!!』
『…………実は来夏とは前から話はつけてたんです…………色々お互いやらかして、幼馴染みと言える関係じゃなくなるくらい歪んでたんすけど………………そうなってしまうなら、俺達はやっぱり先に進むべきじゃないって』
『そうだったの…………?』
『もうケジメはつけてるんです、ボコボコにされたし刺されたりして…………それで、最後のわがままも聞きました…………来夏とは、それで最終的に変わらない関係を貫く事にしました』
『………………』
『…………それに、俺はなんだかんだ…………貴女が居なくなることがすげー寂しくなってた、だから…………鞘さんからこうして伝えられたのは、凄く嬉しいです』
「…………流君……」
『………あーうん、というわけなんで…………はい』
『……なにそれ………はっきり、いっ、てよ…………うぅ、ぅっ…………ありがとう…………流君……っ』
桜が舞い散る中、涙を流して笑う鞘さんの告白を受けた。
来夏とも色々一悶着あったけど、最後はお互いただの幼馴染みって事で落ち着いた…………幼馴染みというにはやることやってしまったし、来夏の事は深く傷つけた事は今でも後悔してる。
俺にできる事はそれに対するケジメと、その関係をはっきりさせることだけだった…………今でも来夏とは過ごしているから、きっとこれで良かったんだ。
それに…………鞘さんがいなくなると思うと寂しくなったこの気持ちは、以前の来夏の気持ちに似てるのかもしれない。
色々複雑な気持ちがこんがらがってるけど、何時までも引きずるわけには行かない…………前を見なければ。
そして俺は最後のフットボールフロンティアも終わり、夏休みが始まると同時に福岡にいる鞘さんの家へ暫く泊まりに来たのだ。
同じ高校に入る為の勉強と、遠距離で会えなかった分の埋め合わせということでだ、家に行くのはなんやかんやで初めてだ。
「お腹空いてるなら、何処か食べていく?」
「あーいや正直そんなに、夜で何か食べましょう…………あ、折角福岡に来たんだから本場の豚骨ラーメン食べたいですね」
「良いわね、おすすめの所知ってるから後で行きましょう」
「そりゃいいや…………それにしても、フットボールフロンティア・インターハイ九州地区決勝は残念でしたね」
「相手が1枚上手だったって事よ、ウチらもまだまだ…………でも来年は必ずリベンジできるわ、期待の超新星が入学してくるからね?」
「うっ………まだ話して無いですよね?」
「えぇ、だから死ぬ気で頑張りなさい?お泊まり期間中はウチも容赦しないから」
「へい………」
隣で鞘さんはふふっと可愛らしく笑う、期待が重いなぁ………とりあえず受験勉強は死ぬ気で頑張らなきゃな。
「ちなみに来夏さんはそのまま長崎の高校に進学するのかしら?」
「らしいです、そこも長崎の中じゃサッカーの有名所っぽいんで、もしかしたら来年は当たるかもしれませんね」
「そう…………その、来夏さんは元気?」
「仲良しとしてはやっぱ気になりますか?」
「仲良くないっ」
「はは、懐かしいな…………元気ですよ、吹っ切れてます、未だに憧れの的として居ますし、最近じゃまたサッカーの合間にダンスもまたやり始めてるんで」
「そうなの…………それならいいわ」
「……やっぱ心配してたんですね」
「別に、またメンヘラ化でもされて面倒起こされたら嫌なだけよ」
顔を赤くして早く口で言い訳をする鞘先輩に笑ってしまい、少し拗ねたような顔を見せてくれた。
そう、今の来夏は昔の来夏に戻っている。
明るく振る舞うみんなの人気者………俺とのわだかまりも無くなったことで、前みたいな面倒くささも消えており、爽やかな性格になっていた。
サッカーも変わらず続けているし、俺とも友好的に過ごしている。
………………けど逆に言えば、俺という存在が彼女を歪めていたのだ。
俺が長い事彼女の気持ちを察することが出来ず、その恋心を傷つけていたんだ………かろうじて以前より理解できる今だからこそ、俺がどれだけ最低な事をしたのか痛感できてしまう。
そして最後のケジメとして、来夏のわがままを聞き入れてしまった。
『…………来夏、待ってくれそれは』
『わかってる、わかってるの、でもお願い…………今だけは、何もかも忘れて私だけ見てよ、女の子として見てよ…………これっきりだから、これで最後だから…………お願い…………』
『…………来夏』
『……んぅ……ちゅっ…………ん……りゅう…………』
『…………ごめんな…………』
『………うん…………』
「…………ッ」
鞘さんが隣にいるって言うのに、要らんことを思い出してしまった。
…………でも忘れてはいけない、あれは俺の戒めなんだから…………来夏に関する罪は一生消えない、あの夜で受け入れてしまった最低な俺への罰なんだから。
…………どうかこの先、来夏の事を本当の意味で支えてくれる誰かが目の前に現れてくれることを祈るばかりだ。
「…………キミ、ウチがいるのに来夏さんの事で悩んだわよね?」
そんな事を考えていると、隣の鞘さんか不服そうな眼で見つめてくる…………相変わらず、人の心を見透かすのが得意だな。
「……すみません、話題に上がったばかりについ…………」
「……それほどキミが彼女を想ってたって事でしょ、それにウチも結果的にはキミを来夏さんから奪った結果になったから、何かを言う資格は無いわよ…………ふふ、ウチら揃って極悪人ね」
そうすると鞘さんは腕を組んで、指を絡めてくる。
…………ほんと大胆になったよなぁ、さっきも周りに見てる人居ないか確認はしてたけど、いきなりキスもしてくるようになったんだから………キスに関しては俺が言えた事じゃないか。
「ほら着いたわ、ここよ」
「……おおここが……もしかして家賃高めなんじゃ?」
「そうね、でも親が出してくれてるの、その他の生活費は自腹だけどね」
鞘さんが今住んでいると思われるマンションの入口前に立つ、上手いことは言えないが………何となくいい所なんだなって思う、都心だし………そして鞘さんに導かれるまま入り、彼女が今借りている部屋の中へと入る。
玄関から上がり、リビングへ入る…………広っ。
「いや、綺麗で広いっすね………」
「この家からだと高校も近いのよ、それにスーパーとかもね」
「へぇ………でもなんて言うか、一人暮らしにしては少し広過ぎません?もう1人くらい住めそうな…………」
「そうね、そのつもりで借りたのだから」
「へぇ…………へ?」
荷物置きながら聞いてるととんでもない事実が飛び出してきた、俺は勢いよく鞘さんの方へ振り向く、彼女はさも当然という感じで帽子と眼鏡を外して物置の上に置いていた。
いや、え?初耳なんだけど、俺が仮に落ちたらどうすんのよ、親御さんは知ってんのそれ?
「だってキミも通うのなら、一緒に住んで行くのが効率的じゃない?ウチの親もそのつもりで払ってくれるから、意外とノリノリよ母さん達」
「いやいやマジすか?いや、ありがたい話なんすけど、それってほぼ同棲じゃ……!?」
「そうね…………それでいいって言ってるのっ」
照れながら鞘さんは少し拗ねたように言い切った、マジかい……ますます受験頑張らなきゃ行けなくなったなこりゃ………ていうか鞘さんの親御さん娘さんを付き合ってるとはいえ野郎とひとつ屋根の下を許容するのかよ、てかお金持ちだなおい。
「……とりあえず、お望みを叶えるためにも頑張りますよ」
「えぇ…………それと、もう1つのお望みも叶えて欲しいのだけれど」
「……なんすか?」
「こっち来て」
なんの事か尋ねると、鞘さんは俺に近づいて手を取り……引っ張るようにどこかへ連れてゆく。
そしてそこは、寝室だった………そこにあるベッドは、一人で寝るには些か大きすぎる様な……そしてライトの下には……赤い、箱が…………。
「…………えっ……と?」
「………………」
「………………あの、鞘さん?」
「…………流君」
「……は、はい」
「…………あなたがさっき言ってた来夏さんのわがままって…………そういうことでしょ?」
「………………………………はい」
「…………ウチはまだ、なんだけど」
先輩は俺をその部屋に連れてきて、顔を見せずにすらすら話すが…………耳がタコのように赤くなっている、いやえっと、まさかえっと、鞘さんがここまで露骨に誘うとは、思わなんだ……。
「……その、そういう、事で?」
「…見てわかるでしょバカっ」
「…………先輩って意外とむっつりスケベっすね」
「うるさいっ、柄にも無いことは分かってるわよ…………でも」
そして先輩はゆっくりと俺の方へ振り向き、近づく。
顔は未だに赤い、しかしその下の青い瞳は揺れ動いて、上目遣いで俺に懇願するように見つめてきた。
不意に、心臓が高鳴ってしまった。
「…………久々に会えて、嬉しくて、暫くは泊まると言ってもキミは帰っちゃうから…………もっとその埋め合わせをして欲しいの」
「それに、来夏さんにもしたのなら…………恋人であるウチにもしなきゃおかしいじゃない…………だから、来夏さん以上に…………ウチの事求めてよ…………選んだんだから…………」
「……鞘、さん」
「……嫌とは、言わないわよね?」
…………ここまで言われてしまえば、嫌なんて口が裂けても言えないって…………俺はゆっくりと、鞘さんの肩を掴む。
「……ぁ…………」
長い時間が、過ぎた。
◾︎◾︎◾︎◾︎
ある日の事を、思い出していた。
ウチの卒業式の日、流君と晴れて結ばれた後…………ウチは晴れやかな気持ちで桜の舞う帰宅路を1人歩いていた。
そんな時、目の前に誰かいる事に気づいた。
『………どうも』
『来夏……さん』
待ち構えてたと言わんばかりに、来夏さんが立ってそこにいた。
何処か不貞腐れてるような顔だった…………けど、よく見ると目尻が少し腫れていた、泣いていたのだろう…………直ぐに、心当たりが浮かんだ。
『……聞いてたの?』
『…………はい』
『……そう』
『…………卒業も、告白もおめでとうございます』
『…………ありがとう』
『………私は、結局ただの幼馴染みでしかありませんでした』
『…………』
『……でも、今はこれで良かったんだと思います』
『え?』
『…………鞘先輩なら、流の事任せられると思ったので』
少しの罪悪感で俯いてしまうが、彼女の予想外の言葉で顔を上げる。
弱々しくも彼女は微笑んでいた、そしてその言葉にも……後腐れも、嘘も無かった。
『悔しいですけどね、これ以上なく………だから、彼の手を一生離さないで下さいね』
『……もちろんよ』
『……それと!高校行ってもサッカー続けてくださいよっ!私も来年進学して、そこで鞘先輩ぶっ倒すんですから!』
『もちろんよ、返り討ちにしてあげる』
『ふんっ…………鞘先輩』
『……何?』
『…………ありがとうございました』
『ッ!……………………ありがとう』
『…………さよなら』
そして彼女は、優しい笑顔を浮かべて去っていった。
今だから言えるけど…………彼女とも別れることになって、寂しさを感じていた。
わがままで、メンヘラで、頭の中は幼馴染みのことしか無かった癖に…………それでも、ウチとって忍原来夏は……流君と同じ……いや、それ以上に本音をぶつけられる相手だった。
不意に、ウチも涙を流していた。
◾︎◾︎◾︎◾︎
「…………ん……」
重い瞼を開ける、寝てしまっていたようだ。
掛け布団を軽く退けて起き上がる…………少し肌寒…………あれ、裸…………?
「……なんで…………ぁ」
段々と思い出してきた、そして隣に目を向ける。
「…………」
隣にはウチの恋人となった後輩の、流君が気絶するように眠っていた……布団を被ってるけど、ウチと同じ格好で…………そして鮮明に脳裏に浮かんだのは、かれ、と、ウチ、は…………!!
「ッッッッッ〜ッ!!!?」
言葉にならない悲鳴を上げてしまう、思わず手で顔を覆い、今にも爆発しそうなくらいの羞恥心が込み上げていた。
遂にしてしまった、やってしまった、こちらから誘って応えてくれた、夢中になって1箱開けてしまった。
疲労感と倦怠感の中悶絶してしまう………でも、その…………えっと…………嬉しかったです……はい。
「…………ふぅ」
落ち着いて再び後ろへ倒れ、流君の方向へ振り向き…………近くにあったスマホで時刻を確認する。
…………21時、どうしよう……行きたいと行ってたラーメン屋は閉店寸前だ。
そんな事も忘れてしまった…………はぁ…………あ、どうしよう、流君の首筋ウチが夢中で付けた痕だらけだ。
「…………」
それを見て、以前来夏さんが付けたであろう痕にキレていた事を思い出していた。
流君に身体をくっつけて寄り添う様に寝て、ウチの手がそっとその痕に触れる。
…………来夏さんのこと糾弾出来ないわね…………好きな人に自分が残した痕を見るのって、まるで自分のものだって主張してそうで、満たされてしまうのだから…………今なら貴女の気持ちわかるわ、来夏さん。
「………………」
一時期、来夏さんの事が頭から離れない時があった。
あれだけいがみ合ってたのに、流君と結ばれて…………それから、来夏さんから彼を奪ってしまったのだと思っていた………でも、そう考えるのは彼女にも失礼か。
…………そんなこと言って、彼と深く繋がれたことに幸せを感じてしまってる、彼女の言葉通りこの手を離したくない。
それがウチの望みで、彼女の望みだから。
…………明日は今度こそラーメンを食べて、そこからまた勉強して、息抜きにここら辺を見て回ろう。
ついでに、もっと買っておこう……何をとは言わないけど。
「…………ん…………が…………」
「……起きて、流君………お腹すいてるでしょ?」
「……ぁ……さや……さん……?」
「……おはようっ」
明日ももっと……一緒に居られる嬉しさと、彼に対する愛しさのまま、唇が重なった。
小太刀 鞘
主人公と結ばれた事により浮かれぽんちかむっつりスケベかに進化(?)してしまった先輩系ヒロイン。
遠距離恋愛で彼と何時か同じ高校に通って同棲する未来を待ち望んでる位には頭はちみつになってる(作者がチャージ!聴きながら書いたせい)
黒景流
この世界線は比較的マシな立ち位置にいる。
来夏とはケジメをつけて幼馴染みの関係で落ち着いた、まぁやることはやったのだが…………そして高校に合格し、その後毎晩求められることを彼は知らない。
忍原来夏
前回と比べてもまだマシな負けヒロインとなった、主人公への未練は断ち切り、新しく切り替えて過ごす…………次回は活躍させるから許しておくれ。
次回、忍原来夏ルートEND……そしてこの小説の区切りとしてひとまずの最終回とさせていただきます。
最後までお付き合いください。
改めてありがとうございました、後日談を見たいとしたらどれですか?
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