六眼ッ!六眼もってねえぞォ!   作:黄金郷

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高専結界って割とザルいのでは?

『呪術高専姉妹校交流会』

 

呪術高専において毎年行われるそれは、前半が団体戦、後半に個人戦を行い互いを高め合うというもの。

 

前半である、団体戦が東京校と京都校の生徒たちによって繰り広げられていた。

しかし本来つつがなく終わるべきであるそれは波乱に包まれようとしていた。

 

東京校側 五条悟と夜蛾正道

京都校側 五条一、庵歌姫そして楽巌寺

そして交流会団体戦を観戦するための協力者として呼ばれた冥冥

 

交流会を行うべく集まった二つの呪術高専の教師陣達は異様な光景を目にする。

 

呪霊が払われるごとに燃え尽きていくはずの呪札、いまだ9枚も残っていたそのすべてがいきなり炎上したのだ。

 

「え?」

 

歌姫が赤色に燃え尽きたそれらに驚愕の声を上げる。

 

「ん?ゲーム終了(東京校側の勝利)ってことにしては妙だな、冥さんの(カラス)達はなんにも見てねぇ。」

 

眼の前で起きた出来事に対して疑問を投げかける五条一

 

うち(東京校)の生徒たちが払ったって言いたいところだけど...」

 

「未登録の呪力で払われた場合でも札は赤く燃えるようになっている。」

 

五条悟と夜蛾正道の懸念それは─

 

「...つまり外部の人間、侵入者によるものの疑いがあるってことですか?」

 

東京校の人間が払ったというのでないのならそれは必然的に第三者によって行われたということになる、すなわちそれが意味するのは侵入者。

 

「となると、天元様の結界が機能してないってことになるね。」

 

「どうであろうと不足の事態には変わりはあるまい。」

 

歌姫と冥冥の発言に対しそう言い放った楽巌寺は内心で自らの放った準一級呪霊が払われたことにより外部からの侵入者が手練れであることを確信した。

 

「俺は天元様の所に向かう、悟と一は楽巌寺学長と共に学生たちの保護を頼む、、冥は学生たちの位置を皆に伝えてくれ。」

 

その場にいた全員が夜蛾の言葉に頷き外へと向かう。

 

 

● ● ●

 

「おい悟!帳が完全に閉まる前にお前は先に行け!!」

 

外に出て生徒たちの保護に向かう五条達の前に写ったのは閉じられてゆく帳であった。

 

おそらくは侵入者達が自分たちの行動を教師陣に邪魔されないように生徒たちと分断しようというのだろう。

 

故に一は圧倒的な力でたいていのことを解決できる自分の従兄弟に対しそう叫んだのが

 

「いや無理」

 

「なんだって!?」

 

「あの帷はすでに完成してる、視覚効果よりも術式効果を優先してるらしい。」

 

五条悟は相手の結界術への理解度を素直に称賛する

 

「まあ下りたところで破壊すりゃあいいって話でしょ。」

 

そう五条悟にとってただの帷の1枚や2枚なぞ障壁にすらならないのだ

 

故に帷そのものを破壊するべく帷に触れる

 

バチィィッ

 

だがその手は帷から弾かれてしまう。

 

「どういうことだ歌姫の方は普通に入れるぞ。」

 

そういう一達は帷に触れるばかりかその中にトプンと腕を突っ込んでいる

 

「...!なるほど、そっちは先に行ってて、この帷は''五条悟''だけを拒む代わりにそれ以外は誰でも出入り可能な帷だ。」

 

「そういうことか、足し引きの辻褄は十分合うな、だが特定個人にのみ作用する結界とはな、相当腕の立つ呪詛師がいるらしいな。」

 

呪術というのはいわば足し算と引き算である、しかしそれはあくまでもイメージの話であり実際に行うとなるとそう簡単なものではない。

 

「ほら行った行った、相手の目的がどうにせよ生徒に万が一があれば僕らの負けだ。」

 

五条悟の言葉に急かされ帷に入れる三人は生徒たちを保護するべく帷の中に侵入した

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