ユーノが女の子になってますのでご注意を
「さぁ、ドライブと行きますか!」
ペダルを踏み込み、エンジンを起動させモノアイのレンズを光らせる。その体は黄色一色で塗装されていて、かなりごつくて巨大なものだった。
彼はこの機体を逃げ込んだとある遺跡で偶然見つけ、追いかけてきた盗掘者の乗る、ザク2機とジム4機を破壊し逃げ延びた。
だがその時は火事場のクソ力というやつで動かしたにすぎず、1年かけてようやくフワフワと、空中を移動できるまでに成長した。
『ドライブに行くのは勝手だが、機体制御の訓練もしっかり行えよ?』
「わかってるって!じーちゃん、ちゃぁんと訓練しますよ~だ」
『じーちゃんと呼ぶなとあれほど言っていったはずなのに、私の名はジ・Oだ。名前でちゃんと呼びたまえ』
隠れ家としている無人世界から、次元の海へと飛び出し飛行訓練を行う。彼はこの瞬間がたまらなく好きだった、世界の重力から解放され魂と肉体が溶け合うようなこの感覚が、
暫くそうして遊覧飛行を楽しみ、十分満喫した所でジ・Oの動きを止める。
「今日はどうしよっか?」
『そうだな、飛行技術は一通りこなして来た、なら武装の取り扱いに入っても良いか』
「おぉ!やっと武器を振りまわせるのか!!」
『振りまわすなど、野蛮だな……』
「いいじゃんか、で?どんな武器つかえんの?」
ジ・Oはメインモニターに自身の武装を表示した。
「えっとなになに……ビームサーベル4本とビームマグナムが2丁……これだけ!?」
『何か問題でも?』
「大有りだよ!もっとカッコいいの無いの!?」
『一つ言ってやろう、MSに乗って1年ちょっとの小僧が、ワンオフ機に搭載されているような武器を、振るえると思っているのか?』
むぐぐ、と唸り渋々納得した彼は、ビームサーベルを1本スカート部から取り出し、右手に持ちめちゃくちゃに振り回す。
気分が乗って来たのか、左手にも持ちそのあたりを流れる小惑星を切り裂いていく。
『楽しんでいる所悪いのだが、そのような動きが実戦で通用するとでも?』
「いいじゃんか、実戦なんて初めて会ったとき以来、ずっとしてないし」
『基本は大切だ、それにもしもがあればどうするつもりだ?備えあれば憂いなしというやつだ』
その後はAIの言うとうりにビームサーベルを振るい、スラスターを駆使し移動しながらも斬り合う練習をした。
「次はビームマグナムを使ってみよっと」
『的は……あの小惑星群を狙ってみるんだ』
「了解……っと!」
『うまいじゃないか』
だろだろ?と二連、三連と続けて撃ち、そのすべてをヒットさせる。
2丁持ちにし、スラスターを使った殺陣を繰り広げる。右で撃ち、素早く反転し左を撃ち、バックしながら両手で連射する。
「今日はこの辺でいいか、よし!帰ろう!!」
『あぁそうだな……ム?SOS信号をキャッチしたぞ』
そこそこ動いたので帰ろうとしたときレーダーとモニターにSOS信号の反応が現れる。
「SOS信号?いったいどこから」
『行ってみるか?まず間違いなく厄介ごとの予感がするが』
「でも助けてくれっていう意味なんでしょ?だったら行ってみよう!あっはっはっは」
なぁにジ・Oなら何とかなるって!とどこから湧いてくるのかわからない自信と共に大笑いをし、救難信号の元へ飛んでいく。
暫くすると、動きの止まった次元航行船が一隻見えた。あれかな?と思った彼は近づき声をかける。
「すいませ~ん!この船ですか、救難信号を出していたのは?」
『(モビルスーツ!?しかもかなりでかい)……ッハ!は、はい!そうです!!急なエンジントラブルで止まっちゃって……』
「なんなら目的地まで押しましょうか?」
『良いんですか!?な、なら第1管理世界ミッドチルダまでお願いします!!』
船の後ろにまわりこんだジ・Oは、がっちりと掴み少し遅めだが、十分なスピードで走りだす。航行中は時折デブリなどの障害物をよける程度なので、お互い自己紹介や、なにしてたのか話していた。
「へぇ~じゃあユーノちゃんはそのお友達と一緒に遺跡の発掘を?」
『はい、で今はメルチェと別行動してて、第一発見者である僕がジュエルシードの運搬を引き受けたわけなんですよ』
「で、エンジントラブルでにっちもさっちも」
『悩んだ末に救難信号を飛ばしていたのです、もしかしたらその信号を海賊船が拾ってた可能性もあるので……』
話していると他世界を結ぶ、次元港が見えてくる。あともう少しというところでそれは起きた。
『ロッシ、5時の方向から何かが高速で接近してくるぞ』
「ん~、なんだかわからんけど、何かがこっちに向かって来る、意思みたいなのは感じる、かな?」
彼の身体はジ・Oに乗ってから少しづつ変わっていくようで、今回のように何か明確な意思を、微かだが感じ取れる体になっていた。そしてこの肌のざわつく感じは
「敵意かな?」
『正解だ、これは明らかな敵意だ、だが何故ここで狙う……もっと前でもよかったものを』
「少し急ごうか、荷物抱えている状態で戦闘とか無理だし、ということで急ぐけどOK?」
『あ、はい!大丈夫です、お願いします!!』
「了解!」
急いで次元港に入ろうとしたが、あと一息というところで追いつかれてしまう。
『追いつかれてしまったか、やむをえんこの場で足止めをするぞ』
「武装の訓練が……」
『訓練と言う名の戦場と考えればいい……生き死にを掛けたな』
「俺はまだ死にたくなーい!」
『なら迎え撃つぞ!!』
「おう!ロッシ・ステマ、ジ・O行きまーす!!」
裏話です主人公の乗るMSはメッサーラかジ・Oかで、最初悩んでいました。
うーむこういうの初めてだからなに話せばいいのかわからない、テンションあげてこ↑こ↓書いたほうがいいんだろうか?
読んでいただきありがとうございました。ではまたどこかで。