機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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修羅の門 ―弔いの火を灯せ―

宇宙世紀 0088 年 2 月 22 日。

 

グリプス 2 を巡る最終決戦。

 

コロニーレーザーの照射によってティターンズ艦隊が壊滅する中、漆黒の宙域に潜む旗艦グワランのブリッジは、極限の緊張感に包まれていた。

 

激動のグリプス 2:グワラン・ブリッジの追跡

艦長席のヌーベル・アッメールの傍らで、シゲハル・ヨシタカが全オペレーターを統括する。

 

シェリンカ・リーム「レーザー第一射終了! 敵主力艦隊、消滅を確認! ……ですが、内部のエネルギー再充填が始まっています! 誘爆の危険あり!」

 

メグミ・レイ(左舷側オペレーター長)「エマ機(スーパーガンダム)大破! ……カミーユ君が彼女を連れてグリプス 2 内部の船艇へ降下しました!」

 

ユウコ・アスカ(右舷側オペレーター長)「……センサーが悲鳴を上げています。バイオセンサーのオーバーロードか!? グリプス 2 全体が光に包まれている……視認困難!」

 

混乱するブリッジでシゲハル・ヨシタカが左右のオペレーター長へ鋭い指示を飛ばす。

 

シゲハル・ヨシタカ「メグミ、ユウコ! 迷うな。カミーユ君が離脱した瞬間に突っ込ませる。……一秒でも遅れれば、彼女は『星』になってしまう!」

 

メグミ・レイ(左舷側オペレーター長)「了解! 赤外線走査……捉えました! Z ガンダムが劇場跡から急上昇! シロッコとの最終決戦へ向かいました!」

 

ユウコ・アスカ(右舷側オペレーター長)「コバルト・ガイスト隊、今です! レーザーの余剰エネルギーが逆流しています、急いで!」

 

歴史の闇からの掠め取り:コンマ一秒の救出

カミーユがエマの最期を看取り、涙を拭って再び戦場へ駆け上がった直後。

 

静まり返った船艇に、物言わぬエマ・シーンが横たわっていた。

 

そこへ、コバルトブルーのゲルググM が轟音と共に着地する。

 

ディート・ボン「……カミーユ、あとは任せたぜ。だが、この人の『命』だけは、俺たちが歴史から盗み取らせてもらう!」

 

ロード・バルト「周りにいた敵は落とした! 安心して離脱を!!」

 

ディートは微かに鼓動を続けるエマをゲルググ M のマニピュレーターで慎重に、かつ電光石火の速さで機内へと収容した。

 

その瞬間、足元の床が震え、背後の壁が内側から吹き飛んだ。

 

魂の回収:消え去る劇場跡

グリプス 2 内部に充満した余剰エネルギーが、ついに限界を超えた。

 

ディートがエマを抱え、バーニアを最大出力で噴射して船艇から飛び出した直後――。

 

眩い閃光が、今しがたまでエマが横たわっていた場所を飲み込んだ。

 

コロニーレーザーのエネルギー逆流による大爆発が、劇場跡を、そしてエマのいた「過去」を、跡形もなく消し飛ばしたのだ。

 

ディート・ボン「……危ねえところだったぜ。……中尉、あんたの死は、たった今『歴史』が飲み込んだ。……これからはトリアイナの人間として、生きていってもらう」

 

ケリィ・レズナー「間一髪セーフじゃねえかよ!」

 

背後では、人の意志を吸い込んだ Z ガンダムが、ジ・O を葬り去る超常的な光を放っていた。

 

祈りの行方:グワランへの帰還

グワランのデッキに、装甲を焦がしたディートのゲルググ M が滑り込む。

 

アッメール艦長は自らデッキへ降り立ち、救急班と共にエマの元へ駆け寄った。

 

ヌーベル・アッメール「……よく戻った、ディート。……ブリッジも、見事な追跡だった。……ゲネフェア、貴公が案じた『良心』を、死神の口の中から奪い返したぞ」

 

宇宙の地獄から辛うじて掠め取った、一つの命。

 

しかし、戦いは終わらない。

 

宇宙の残光が消えぬうちに、地球ではフィッラとネオガバンが、アムロと共にティターンズ最後の牙――MA グラン・ロッサへの総攻撃を開始しようとしていた。

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