機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜 作:かりかりもふもふメロンパン
グワランに集う
宇宙世紀 0080 年 2 月下旬。
フィッラの招集を受けて、キンバライト基地から秘密裏に派遣された小型シャトルが極秘旗艦『グワラン』へ着艦した。
ハッチから現れたのは、元ジオン軍技術士官のネジ・ボルト(22 歳)と、エースパイロットのディート・ボン(22 歳)の二人だった。
彼らは同い年で気が合うキンバライト基地コンビであり、新生ラル隊の中では最年長者にあたり、ガンガン三兄弟とネイブルにとっては頼れる兄貴的存在だ。
艦内通路で出迎えたのは、フィッラ、ネオガバン、ゲネフェア、そしてネイブルの TTI隊の全員だ。
ゲネフェア・ガンガン「(目を輝かせ)ネジさん、ディートさん!長旅お疲れ様でした!いやぁ、本当に兄貴たちに会いたかったっすよ!」
ネオガバン・ガンガン「(満面の笑みでネジ・ボルトに抱きつく)ネジさん!ホンマに久しぶりやな!キンバライトのド真ん中でようやってくれた!ディートさんも元気そうで何よりや!」
ネジ・ボルト「ははは、ゲネフェアにネオガバン。お前たちも元気そうで安心した。フィッラもネイブルちゃんもな。まさかこんな巨大な艦を運用しているとは驚いたぞ!」
ディート・ボン「(緊張した面持ちで)お、久しぶり!ディートだ!ネジ、お前でもこの艦を見て驚くんだな。この艦で任務にあたれるなんて光栄だ」
フィッラ・ガンガン「キンバライトでの働き、感謝いたします。さあ、とりあえずブリッジにお越しください。まずは改めて自己紹介と、我々の現状を説明させてください。」
技術者たちの邂逅とグワラン改造
ブリッジへ向かう途中、ネジ・ボルトはゲネフェアとネオガバンが艦内の設備をいじっているのを見て声をかけた。
ネジ・ボルト「お前たち、その辺の機材も自分で触れるのか?俺がいたキンバライトじゃ、パイロットは整備に手を出すな、って言われてたからな」
ゲネフェア・ガンガン「ええ、ザク I を初めて手に入れた時から、自分たちでやるしかなかったんで。ザク I の整備・修理なら、ある程度はできますよ!特にネオガバンと俺は、元々機械いじりが好きで、技術系統は得意でしてね。艦のちょっとした調整なら俺が、精密な機体の調整ならネオガバンが担当してます」
ネオガバン・ガンガン「せやけど、俺らも独学やからな。ネジさん、アンタは正規の技術士官やろ?早速色々と教えてもらわなきゃならんな!」
ネジ・ボルト「はは、任せろ!しかし、お前たちがそこまでできるとはな。正直、技術面の負担が減ると分かってホッとしたよ。俺が加われば、このグワランの調整が格段に早くなるぞ!」
フィッラ・ガンガン「それが聞きたかったのです。ネジさん、貴方が来てくださったことで、グワランの地球圏運用への改造計画を本格的に始動できます。話は後でじっくり聞かせていただきます」
新メンバー、ヴァール・レーベンの紹介
ブリッジに入ると、フィッラはヴァールを紹介し、彼の任務を伝えた。
フィッラ・ガンガン「ネジさん、ディートさん。彼はヴァール・レーベンです。マツナガ少佐の命により、本日より我々の部隊に合流していただきます。MA-05 ビグロの専属パイロットです」
ネジ・ボルト「(落ち着いた口調で)ビグロの専属パイロット…。あの機体の機動性はピーキーで整備が難しいが、腕に覚えがあるのだな?」
ヴァール・レーベン「(人見知りを発揮しつつ、冷静に)初めまして、ヴァール・レーベンです。ビグロの能力は、最大限に引き出す自信があります。ネジさん、ディートさん、ご指導よろしくお願いします」
ゲネフェア・ガンガン「(興奮を抑えきれず)しかもヴァールは、昔の俺たちの職場の同僚なんすよ!マヨラーの寺さんってニックネームでした!」
ネオガバン・ガンガン「(慌てて)ちょっと待て!昔って、お前らは一体、今いくつやねん!子供の頃の話やろ!」
ネオガバンは、ネジとディートの前でゲネフェアが不用意に「昔の職場」という前世の繋がりを匂わせたため、慌てて子供の頃の思い出話として処理するツッコミを入れる。
ディート・ボン「(エースパイロットとして興味を示し)ビグロか!楽しみだ、ヴァール。俺もモビルスーツを駆るエースとして、共に成果を出せるよう励もう!」
ネジ・ボルト「子供の頃からとは、奇妙な縁もあるものだ。しかし、この艦には優秀なパイロットと技術者が揃っているみただな。フィッラ、私の技術力は、この艦の性能を最大限に引き上げるために惜しみなく提供するぜ!」
こうして、新生ラル隊の核となるメンバーは、新たな仲間を迎え、来るべきデラーズ紛争に向けてその陣容を整え、旗艦の改造に着手することとなるのであった。