機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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アクシズ組とデラーズ組の一年

アクシズでの潜伏と成長

宇宙世紀 0082 年 12 月 31 日。

 

シャア・アズナブル大佐が王室警護隊初代長官に就任し、ハマーン・カーンのお世話役が決定して以来、ゲネフェア・ガンガンがシャアの元で補佐官として働き始めてちょうど一年が経ったのです。

 

ゲネフェア:シャアの信頼獲得

この一年、ゲネフェアはシャア大佐を支える傍ら、アクシズ内部の重要人物であるアンディやリカルドといった幹部たちとの連携も見事にこなし、彼らが認める確かな実力を発揮していました。

 

ゲネフェアの搭乗機は、トライデントを搭載したアズール・ブレイク(ゲルググキャノンがベース)であり、その圧倒的な戦闘力と、シャアの先を読む政治的手腕は、アクシズ内での地位を確固たるものにしていました。

 

ゲネフェア・ガンガン「ふぅ、一年か。シャア大佐もハマーン嬢も、お互いがお互いを牽制し合いながら成長している。我々の『修正作業』の基盤は、着実に整ったな」

 

ローゼ三姉妹:ハマーンの影の側近

一方、ローゼ三姉妹(クリソス、パプル、ネイブル)も、ハマーン・カーンの影の側近として一年を過ごしていました。

 

長女クリソス(ゼナ・ザビ)はジオン公国時代からのハマーンの境遇をよく知っており、次女パプル(マレーネ・カーン)はハマーンの姉(正体はフィッラ、ネオガバン、ゲネフェア、ネイブルしか知らない)であるため、二人はハマーンの複雑な性格と繊細な内面を深く理解し、身の回りのことや精神的なケアを完璧に近いレベルで提供していました。

 

二人は主に護衛任務に就き、搭乗機はザク II F2 型・トライデントでした。

 

そして、末妹のネイブル。

 

彼女は MS パイロットとしての戦闘訓練にも積極的に参加し、その実力は三姉妹の中でも群を抜いていました。

 

彼女の搭乗機は、高精度な狙撃能力を持ち、そしてトライデントを搭載したアズール・スナイプ(ゲルググ J がベース)です。

 

ハマーンが 14 歳頃から愛用し、その才能を遺憾なく発揮する機体シュネー・ヴァイス(ニュータイプ専用リック・ドム)との模擬戦や訓練は日常茶飯事でした。

 

ネイブルは、ハマーンの機体の挙動やニュータイプとしての能力を間近で見極めながら、その実力を意識的に隠して戦闘訓練に臨んでいました。

 

これは彼女がアクシズという特殊な環境で、真の力を悟られないための、細心の注意でした。

 

アクシズ組は、それぞれの立場でキーパーソンたちとの信頼関係を築き上げ、来るべき時に向け、静かに力を蓄積していたのです。

 

茨の園の盾と矛

宇宙世紀 0082 年 12 月 31 日。

 

アクシズ組が力を蓄える中、もう一つのジオン残党勢力、デラーズ・フリートにおいても、TTI 隊の別働隊であるシュペーア・シルト隊の活動は定常化していました。

 

隊長ディート・ボン大尉率いるシュペーア・シルト隊は、この一年間、アナベル・ガトー少佐の指揮のもと、数々の補給、残党狩り、情報収集といった任務を遂行し、ガトーからの信頼を揺るぎないものとしていました。

 

彼らはトリアイナ・アセット重工業から提供されたトライデントを自らの機体に搭載し、その卓越した戦闘能力を遺憾なく発揮していました。

ロード・バルトにはザク IIF2 型・トライデントが与えられた。

 

シュペーア・シルト隊の戦力

役割 氏名 搭乗機体 備考

隊長 ディート・ボン大尉 トゥルム・コマンド(量産型ゲルググ・トライデント)

隊員 ヴァール・レーベン少尉 トゥルム・イェーガー(ビグロ・トライデント)

隊員 ユーリ・ブルック少尉 トゥルム・シュペーア(リック・ドム・トライデント)

隊員 ルカ・ブルック少尉 トゥルム・シルト(リック・ドム・トライデント)

従者 ロード・バルト ザク II F2 型・トライデント

(※トゥルム:ドイツ語で塔、シュペーア:槍、シルト:盾、コマンド:指揮、イェーガー:猟兵を意味します)

 

シュペーア・シルト隊と幾度も戦闘を共にしたガトーは、彼らのその戦術眼と MS 操縦能力の異常なまでの高さに改めて驚きを隠せませんでした。

 

特に、ビグロをベースにしたトゥルム・イェーガーを巧みに操るヴァールや、姉弟で完璧な連携を見せるブルック姉弟や、絶妙な攻防や駆け引きを行いながら縦横無尽に戦闘するロードの存在は、ガトーにとって心強いものでした。

 

アナベル・ガトー少佐「ディート大尉…お前たちの隊は、まさに茨の園の盾と矛だ。その実力は、士官学校の育成を超越している。並々ならぬ才能を持つ者たちだと確信している。だが、我らが大義のために振るう刃である限り、何も問わない」

 

ディートはガトーの言葉を受け、深く頭を下げました。

 

ガトーの純粋な大義心を利用しつつ、シュテルン・アズールの計画を着実に進めることが、彼らに課せられた使命でした。

 

こうして、シュペーア・シルト隊は、デラーズ・フリートという歴史の渦の中心で、静かに、そして強固に、その存在感を増していったのです。

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