機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜 作:かりかりもふもふメロンパン
グワランへの指示
宇宙世紀 0083 年 10 月 3 日。
デラーズ紛争発動が迫る中、地球組統括のフィッラ・ガンガンは、宇宙待機中のシゲハル・ヨシタカが指揮する旗艦グワランに対し、通信を発しま
した。
フィッラ・ガンガン「シゲハルさん。作戦発動まで時間がない。予定通り、グワランを地球近くの、連邦の監視が薄い宙域まで移動させてください。我々がノイエン・ビッターを救出し、宇宙へ上がった際の迎えを指示します」
地上での合流と準備
宇宙世紀 0083 年 10 月 9 日。
ガトー一行がアフリカに降下した後、地球組のフィッラとネオガバンは、デラーズ組のシュペーア・シルト隊と合流。
最重要作戦であるノイエン・ビッター救出のタイミングを最終確認しました。
シュペーア・シルト隊のヴァール専用機であるモビルアーマー(MA)『トゥルム・イェーガー』(ビグロ系)は、その巨体と仕様から地球での運用は不可能であり、デラーズ・フリートの拠点である茨の園(ゲート)に厳重に保管されたままです。
このため、パイロットであるヴァールは、今回はパイロットではなく、地上サポートと回収支援役に徹します。
フィッラ・ガンガン「トリントン奇襲後、キンバライトへ向かうぞ。リーゼはレムナント・アイの司令官代理として、基地の維持と情報統制を頼む。我々が宇宙へ上がった後が本当の戦いだ」
キンバライトの激戦と救出
宇宙世紀 0083 年 10 月 23 日。
ガトー一行がキンバライト基地に到着し、HLV 打ち上げ準備が整う中、ノイエン・ビッターは、自身の使命を果たすべく、専用機であるザク IIF2 型に乗り込みました。
HLV 打ち上げのための陽動が開始されると、ノイエン・ビッターは最前線に立ち、フィッラとネオガバンの隊機が周囲を固めました。
この集中した時間稼ぎにより、HLV は無事に打ち上げられ、ガトーと GP02A は宇宙への脱出に成功。
陽動部隊の戦線が崩壊し始めた瞬間、ノイエン・ビッター救出作戦が決行されました。
ノイエン・ビッターのザク IIF2 型は、追撃してきたコウ・ウラキの操縦する GP01 と交戦。
ネオガバン・ガンガン「フィッラ! ノイエン・ビッター機を守り、GP01 の注意を引け!我々は絶対にノイエン・ビッターを死なせない!」
MS に乗るフィッラとネオガバンは、GP01 の猛攻をギリギリで凌ぎ切り、ノイエン・ビッターのザクを交戦から引き離します。
地上で待機していたヴァールと MS をレムナント・アイに預けてきたディート、ユーリ、ルカのシュペーア・シルト隊とディートの付き人ロードの
回収班が、ビッターのザクに接近。
ディート・ボン「大佐! 任務は完了しました! 大義のために、我々と共に生きてください!」
ビッター大佐はザクから脱出。大佐の心には、ザビ家再興という大義と、若き士官たちの熱意に応える生きるという新たな決意が宿りました。
戦死の偽装と宇宙への離脱
ノイエン・ビッターの回収が完了すると同時に、フィッラたちの手によって、ビッター専用ザク IIF2 型は破壊され、爆発炎上。
キンバライト基地の連邦軍兵士たちには、炎上するザクの残骸をもって、ノイエン・ビッター大佐の壮絶な「戦死」として記録されることになりました。
そして、この「戦死」の演出は、デラーズ・フリート内部にも伝えられました。
キンバライトでの戦闘に参加したシュペーア・シルト隊のメンバーは、「激戦で搭乗 MSは大破。命からがら茨の園へ戻ってきた」という偽装を施します。
これにより、ノイエン・ビッター大佐の生存と、シュテルン・アズールの独自の行動は、デラーズ・フリートの誰にも知られることなく隠蔽されることになりました。
ノイエン・ビッターは、フィッラ、ネオガバン、ディートらシュペーア・シルト隊員と共に、事前に用意しておいた艦艇へ搭乗。
彼らは、連邦の追撃の波を利用し、宇宙に待機している旗艦グワランへと向けて、地球を後にしたのでした。
シュテルン・アズールの「トリアイナ作戦」における最重要任務が、歴史を改変する形で成功を収めました。