機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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初代艦長と将軍、そして入隊

グワランへの集結

宇宙世紀 0083 年 10 月 25 日。

 

地球圏の静寂を破るデラーズ紛争が激化する中、シュテルン・アズールの旗艦であるグワランは、連邦の監視の目を巧妙にすり抜け、指定された宙域で待機していました。

 

地球からの脱出艇がグワランのドックに収容されると、艦内は一気に活気づきました。

 

艦長代理を務めていたシゲハル・ヨシタカと乗員たちが出迎える中、デッキに降り立ったのは、地球組のフィッラ・ガンガン、ネオガバン・ガンガン。そして、シュペーア・シルト隊のディート・ボン、ヴァール・レーベン、ユーリ・ブルック、ルカ・ブルック、ディートの付き人のロード・バルト。

 

そして、彼らが命を賭して救出した最重要人物、ノイエン・ビッター大佐の姿がありました。

 

シゲハル・ヨシタカ「(安堵の表情で) フィッラさん、ネオガバンさん。ご苦労様です。そして、ノイエン・ビッター閣下。ようこそ、グワランへ!」

 

フィッラ・ガンガン 「シゲハルさん、無事に脱出できました。これでノイエン・ビッター救出作戦は完了、成功です。あとは宇宙での立ち回りだ」

 

艦内では、ノイエン・ビッターの戦死が公に報じられているため、グワランの乗員たちもこの偉大な人物の登場に緊張しつつも、興奮を隠せませんでした。

 

歓迎会とサプライズ

その夜、グワランの広い食堂では、地球組の帰還とノイエン・ビッターの「生還」を兼ねたささやかな宴が開かれました。

 

賑やかな雰囲気の中、フィッラがグラスを手に、中央に進み出ました。

 

フィッラ・ガンガン 「皆さん、まずは地球からの無事の帰還、そして最重要任務であるノイエン・ビッター閣下の救出成功した! このグワランに新たな希望をもたらしてくれた、ノイエン・ビッター閣下を心から歓迎します!」

 

大きな歓声と拍手が起こる中、フィッラは一度言葉を切りました。彼の表情は、歓迎ムードとは裏腹に、真剣さを帯びていました。

 

フィッラ・ガンガン 「さて、この歓迎会には、もう一つ、重要な目的があります」

 

乗員たちの視線がフィッラに集中しました。

 

フィッラ・ガンガン 「グワランは今まで、シゲハルさんが艦長代理を務めてくれていましたが、本来、この艦の艦長席は空席でした。このデラーズ紛争が激化し、我々シュテルン・アズールが歴史に本格的に関与していくこれからの時代、我々には、真のカリスマ、真の指導者が必要です」

 

フィッラは振り返り、ノイエン・ビッターの前に進み出ました。

 

フィッラ・ガンガン 「ノイエン・ビッター閣下。我々は貴方を、ザビ家の忠臣、ジオンの象徴として尊敬しています。我々シュテルン・アズールは、連邦の腐敗と、来るべき時のため、貴方の力を必要としています」

 

フィッラは、集まった全ての隊員が見守る中で、宣言しました。

 

フィッラ・ガンガン 「よって、我々地球組とデラーズ組は、ここにノイエン・ビッター閣下を、旗艦グワランの正式な艦長として迎え入れたい! グワランの艦長席は、貴方のために空けてありました!」

 

フィッラ・ガンガン(ノイエン・ビッターに向かい、敬礼して)「そして、これは我々TTI 隊、すなわち『シュテルン・アズール』最高意思決定機関の総意です」

 

彼は、事前に用意させていた、真新しい「将軍」の階級章を手にしました。

 

フィッラ・ガンガン「ノイエン・ビッター閣下。貴方は一年戦争終結後も、地球という苛烈な環境下で、ジオンの忠臣として部隊を率い続けました。その功績、そのカリスマ性は、そこらの階級に留まるものではありません」

 

フィッラは、ノイエン・ビッターの眼差しをまっすぐに見据え、力を込めて宣言しました。

 

フィッラ・ガンガ「我々『シュテルン・アズール』は、グワラン艦長という職責と同時に、ここに貴方へ『将軍』の階級を贈呈します! ノイエン・ビッター将軍! 我々の真の指導者として、我々を導いてください!」

 

ビッターは、一瞬の沈黙の後、フィッラから受け取った階級章を静かに見つめました。

 

彼の表情は、驚きではなく、重い決意を秘めていました。

 

ノイエン・ビッター「ノイエン・ビッターは死んだんだ。ということは新たな名前を付けなくてわ!うーむ、、、。よし、ヌーベル・アッメールにしようか。我が名はノイエン・ビッター改めヌーベル・アッメールとする」

 

フィッラ・ガンガン「大変良いお名前かと!」

 

ヌーベル・アッメール(フィッラとネオガバン、そして集まった隊員たちを見渡して)「……ノイエン・ビッターとしての使命は、キンバライトで果たした。だが、今、貴官らが私に託したものは、それ以上のものだ。ヌーベル・アッメール、シュテルン・アズール所属、グワラン艦長、そして将軍として、この艦とザビ家の大義のために、全力を尽くそう!」

 

歓声は再び頂点に達しました。

 

これにより、シュテルン・アズールは、デラーズ・フリート内部で「ビッター戦死」の偽装を維持しつつ、水面下で「アッメール将軍」を擁立する絶対的な指導体制を確立したのです。

 

突然の発表に、艦内は一瞬静まり返りましたが、次の瞬間、割れんばかりの拍手と歓声がグワランの食堂を包み込みました。シュテルン・アズールのメンバーにとって、ノイエン・ビッターを艦長に迎えることは、彼らの掲げる「大義」に、確固たる正統性と求心力がもたらされることを意味していました。

 

アッメール将軍は、熱い視線を向けるフィッラを見つめ、静かに、しかし力強く頷きました。

 

ロード・バルトの決意

その熱狂がわずかに収束した瞬間、一人の士官が突如、中央のアッメール将軍とディート大尉の前に進み出ました。キンバライトでの死闘を共に潜り抜け、ビッター救出作戦に参加したロード・バルトでした。

 

ロード・バルト「(アッメール将軍、そしてディート大尉へ深く敬礼し)ヌーベル・アッメール将軍。ディート・ボン大尉、そしてシュテルン・アズールの皆さん」

 

ロード・バルトは、ヌーベル・アッメール、ディート・ボン、そして周囲の全員を見渡しました。

 

ロード・バルト「私は貴方たちの作戦に参加し、生きるべき忠臣が生き残る道を見た。そして、地球での無意味な闘争から、真にザビ家とジオンの未来を築こうとする意志を感じました」

 

彼は、静かに、しかし、その場の全員に響く声で申し出ました。

 

ロード・バルト「願わくば、このロード・バルトを、ディート大尉率いるシュペーア・シルト隊の一員として、正式に迎え入れていただきたい! シュテルン・アズールの尖兵として、これからの戦いに全てを捧げます!」

 

隊長であるディート・ボンは驚きつつも、ロード・バルトの瞳に宿る真剣な光を認めました。

 

ディート・ボン「(満面の笑みで)ロード・バルト! 貴官の決意、しかと受け取った! 我々シュペーア・シルト隊は、貴官の参加を心から歓迎する! 貴官の機体は、これから用意すればいい!」

 

ディートの宣言と共に食堂は再び、新たな隊員を迎え入れた歓声と拍手で満たされました。

 

アッメール将軍の力強い指導力と、ロード・バルトのような優秀な人材の合流によって、TTI 隊「紺藍の四つ星」は、デラーズ紛争そして、これからの時代に向けて、より一層結束を強めたのでした。

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