機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜 作:かりかりもふもふメロンパン
指導者の死と託された意志
宇宙世紀 0083 年 8 月 10 日。
アクシズの指導者マハラジャ・カーンが病没しました。
生前、マハラジャはシャア・アズナブルと何度も密談を重ねていました。
マハラジャは、シャアが説く「ザビ家という偶像に縛られない人類全体の変革」という理想に深く共感しており、彼がいつかアクシズを離れ、独自の道を進むことを予見し、それを肯定していました。
その意志は、マハラジャの最期を看取ったゲネフェア・ガンガンにのみ、密かに託されました。
ガンダリウムγの完成
マハラジャの死から一ヶ月後の 9 月。
ついに新合金「ガンダリウムγ(ガンマ)」が完成します。
マハラジャ亡き後、アクシズの実権を掌握しつつあったハマーン・カーンは、この新技術をアクシズの軍事力独占のために利用しようと考えました。
しかし、シャアは決断します。この技術は一勢力が独占すべきものではなく、歴史を動かすための「種」として地球圏へ撒くべきだと。
ヴァーダリア・ゼニスの結成と隊員選出
宇宙世紀0083年10 月、ハマーン・カーンが摂政に就任。
彼女は父マハラジャが信頼し、シャアが認めたゲネフェアのため、アクシズ内から精鋭を選出しました。
ランス・ギリアム中尉
エレン・モルゲン少尉
ヴォルフ・リヒター曹長
アクシズ先遣艦隊の隊長のシャアの下で、ゲネフェアはこの 3 名を率いる部隊を「ヴァーダリア・ゼニス(浅葱色の天頂)」と命名。
部隊の機体は、ゲネフェアが愛用してきたゲルググ・キャノンをあえて封印し、全機が最新鋭のリック・ドム II で統一されました。
「トライデント」の受領
彼らに与えられたのは、最新鋭のリック・ドム II……だが、その中身はアクシズの標準機とは完全に異なっていた。
それらは、謎の軍需産業「トリアイナ・アセット重工業」が極秘裏に開発した、シュテルン・アズールの技術的結晶たる『トライデント』仕様の機体であった。
先遣艦隊の出航とリンク
宇宙世紀0083年10 月 19 日。シャア率いるアクシズ先遣艦隊が出航。
艦隊の中核として鎮座する、4 機の浅葱色のトライデント。
トリアイナ・アセット重工業の技術スタッフをたちが、最終調整を終える。
宇宙世紀0083年11 月 1 日。
地球圏到達。
ゲネフェアは、自身の「トライデント」が放つ高密度なデータストリームを通じ、茨の園のディート、そしてグワランのアッメール将軍との完全同期を果たす。
ゲネフェア・ガンガン(コクピットで「トリアイナ」のロゴを見つめながら)「トリアイナ・アセット重工業が用意してくれた最高の『槍』だ。……ディート、そっちの調子はどうだ? いよいよ俺たちが、ソロモンを書き換える番だぞ」
運命の 11 月 5 日
11 月 5 日。ガトーによるコンペイトウ(ソロモン)侵攻が開始。
核の炎が上がるその瞬間、ゲネフェアたち「ヴァーダリア・ゼニス」はアクシズの先鋒として、そして TTI 隊の「第三の星」として、歴史の分岐点へと介入を開始します。