機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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巨人の産声 —— トリアイナ・グループとトリアイナ株式会社の設立

宇宙世紀 0083 年 11 月上旬。

 

地球・ダカール:トリアイナ・アセット重工業 本社会議室。

 

ダカールのトリアイナ・アセット重工業の本社ビルに設けられた防諜会議室にて、トリアイナ・アセット重工業の未来、ひいては宇宙世紀の経済圏

を塗り替える歴史的な決議が行われようとしていた。

 

円卓を囲むのは、通信回線でモニター越しでの参加のカリモフ(ゲネフェア)、ヘヴィ(フィッラ)、セツナ(ネオガバン)、テラー(ヴァール)、そして本社会議室にいる、外部協力者のナラモ、マルクス、アルフレッドの 7 名。

 

グループ化と経営陣の選出

議長を務めるトリアイナ・アセット重工業の会長のカリモフが、新組織の規約をホログラムで投影する。

 

カリモフ・サンライズ「諸君、組織の巨大化に伴い、本日をもって『トリアイナ・グループ』を正式に発足させる。それに合わせ、経営陣を以下の通りとする。グループ化にあたってトリアイナ株式会社を設立する。社長には私、カリモフが就任。そして副社長にはヘヴィが、専務にはセツナが、常務にはテラーに就いてもらう」

 

トリアイナ・グループ 経営陣と戦略配置

議長を務めるカリモフが、暗号化されたホログラム画面越しに重役たちを見渡す。

 

代表取締役社長:カリモフ・サンライズ

【アクシズ:ヴァーダリア・ゼニス指揮、ローズ三姉妹指揮、政治交渉担当】

代表取締役副社長:ヘヴィ・メタ

【後方拠点:グワランにて全体指揮・グループ経営統括担当】

専務取締役:セツナ・ダークタクト

【後方拠点:グワランにて技術開発・製造統括担当】

常務取締役:テラー・スダチバナ

【デラーズ・フリート:シュペーア・シルト隊副隊長、前線情報実戦データ回収担当】

ヘヴィ・メタ「副社長として、俺はセツナとグワランでドッカリ腰を据えさせてもらう。アクシズのゲネフェア、デラーズ・フリートのシュペーア・シルト隊。前線組の派手な立ち回りが、トリアイナのブランド価値を決めるんだ」

 

セツナ・ダークタクト「専務として、両前線からのトライデント運用データをリアルタイムで吸い上げる。トリアイナ・アセット重工業の製造ラインは既に 24 時間体制だ。いつでもスペアパーツは送り込める」

 

テラー・スダチバナ「……こちらデラーズ・フリートに滞在中のテラー。デラーズ・フリート(シュペーア・シルト)側も準備は万全です。常務としての初仕事、核の炎のど真ん中で最高のデータを拾ってきてやりますよ、社長」

 

ジオンのカリスマを糾合する「名誉役員」

さらにカリモフは、この企業を政治的な「不可侵領域」とするための、圧倒的な名誉役員陣を発表した。

 

カリモフ・サンライズ「我々の事業に絶対的な正当性を与える。外部の巨頭たちには、その名をもってトリアイナの盾となってもらう。なおセイラ・マスにウチの株を買ってもらっているので筆頭株主になってもらいます」

名誉会長:ミネバ・ザビ

最高顧問:エギーユ・デラーズ

名誉顧問:ハマーン・カーン

名誉理事:シャア・アズナブル

特別軍事顧問:アナベル・ガトー

相談役:クリソス・ローズ

筆頭株主:セイラ・マス

 

ヘヴィ・メタ「ほう……名誉会長にミネバ・ザビ、デラーズとガトー、それにハマーンまで担ぎ出すか。アクシズとデラーズ・フリートの両翼を、経営陣という檻(おり)に入れる……いや、神輿(みこし)に乗せるわけだな」

 

ナラモ・キブン「アクシズの影の側近、クリソス・ローズ氏まで相談役に名を連ねれば、もはやアクシズ内でトリアイナに異を唱えられる者はいません。完璧な布陣です」

 

ヘヴィ・メタ「……さらに、シャアとセイラまで引き込んだか。アクシズ、デラーズ・フリート、そして『赤い彗星』の威光。これだけの名を連ねれば、もはやこれは単なる会社じゃない。ジオンの精神的・経済的総本山だ」

 

木星船団という「聖域」の活用

続いて、ナラモが詳細な戦略を提示する。

 

ナラモ「グループ化の最大の利点は、物流の統合にあります。私は木星船団の幹部層と極秘のパイプを構築しました。彼らのヘリウム 3 輸送ルートにトリアイナの物資を混載させ、木星往還船を我々の『不可視の運び屋』として利用します」

 

ナラモ・キブン「さらには木星往還船を我々の隠れ蓑として利用する。木星船団の『中立性』を物流の盾にすれば、連邦の検閲を無効化したまま、地球圏全域へトライデントのパーツや医療物資を供給できます」

 

テラー・スダチバナ「木星船団か……。連邦の検閲が及ばない聖域を物流の背骨に据える。これでトライデントのパーツも医療物資も、地球圏のどこへでも密輸……いや、『超法規的配送』が可能になるな」

 

ヘヴィ・メタ「面白い、トリアイナの血管を木星にまで伸ばそうっていうんだな」

 

ナラモ「木星船団との独占契約も締結済みです。彼らの輸送ルートをトリアイナの血管として利用すれば、地球圏のあらゆる封鎖を無力化して物資を供給できます」

 

未来への布石

カリモフ・サンライズ「よし。トリアイナは本日より、軍事・医療・物流を統べる巨大な『影』となる。マルクス、アルフレッド、財務と法務の守りは任せた。……ヘヴィ、セツナ。我々が前線で暴れている間、グループの基盤をさらに盤石なものにしておいてくれ」

 

偽名を名乗るオッサンたちは、互いの正体を知る者同士にしか分からない不敵な笑みを交わし、会議は終了した。

 

艦隊のコクピットにて

地球圏へ向かう艦隊の中で、この最終報告書を確認したゲネフェアは、浅葱色のリック・ドム II のシートを倒した。

 

ゲネフェア・ガンガン(独白)「トリアイナ社長か……。柄にもないが、この地位(パワー)があれば、歴史の歯車を力技で止めることもできる。……さあ、皆んな待たせたな。トリアイナの初仕事といこうじゃないか」

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