機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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TTI 極秘会合 —— 浅葱の矛と盾の共鳴

超広域暗号通信「TTI チャンネル」

 

宇宙世紀 0083 年 11 月 2 日。

 

ガトー艦隊が「茨の園」を出撃する数日前。連邦政府の中枢ダカール、アクシズの工廠、グワラン、そしてデラーズ・フリートの拠点を結ぶ、トリ

アイナ独自の秘匿回廊が脈動した。

 

ホログラムで顔を揃えたのは、ゲネフェア、フィッラ、ネオガバン、ヴァール。そして、彼らを冷静にモニターする紅一点のネイブル。

 

「静観」の裏側

ゲネフェア・ガンガン「アクシズ先遣艦隊は地球圏に到達した。隊長のシャア・アズナブルは、『ジオン残党の蜂起には干渉せず静観する』との立場を崩していない」

 

フィッラ・ガンガン「赤い彗星が動かないとなれば、連邦もデラーズもアクシズの介入は無いと踏むだろうな。……だが、実際は違う」

 

ゲネフェア・ガンガン「ああ。俺たちはシャアの指揮下にありながら、ハマーンから別命を受けている。ヴァーダリア・ゼニス隊——浅葱色の部隊は、先遣艦隊の影として、公式記録に残らない形で戦場を支配する」

 

「浅葱」と「藍」の連携確認

ゲネフェア・ガンガン「皆、集まったか。トリアイナの建前は済んだ。ここからは『俺たちの戦争』の話だ。ヴァール、シュペーア・シルト隊の調子はどうだ?」

 

ヴァール・レーベン「ああ、ディートさんたちも機体(トライデント)も最高だ。茨の園の連中もガトーの核攻撃に浮き足立っているが、俺たちは冷静に『次』を狙っている」

 

ゲネフェア・ガンガン「よし。俺たち『ヴァーダリア・ゼニス(浅葱色の天頂)』は、アクシズ先遣艦隊としてソロモンの『外側』から介入する。対して、ヴァール、君のいる『シュペーア・シルト(槍と盾)』は『内側』から戦場を撹乱しろ。浅葱の矛で追い込み、藍の盾で受け止める……連邦もデラーズも、俺たちの描く陣形の中で踊ってもらう」

 

ヴァール・レーベン「了解!しっかりとディートさんにシュペール・シルト隊を指揮してもらうよ」

 

ゲネフェア・ガンガン「改めてヴァール、ニュアンスが変わるけど、もう一度言う、君の『シュペーア・シルト』は内側からデラーズ・フリートを支えつつ、戦場の核(コア)を叩け。俺たちは外側から、連邦の残存戦力を『掃除』する。シャアが静観している間に、俺たちがトリアイナの利益を確定させるんだ」

 

ヴァール・レーベン「了解。この時にシャア大佐が動かないのなら、戦場は俺たちの独壇場になる。それに、ディートさんたちも暴れたがってる」

 

ネオガバン・ガンガン「気を付けろよ。シャアの目は誤魔化せんぞ。あの男が静観しているのは、俺たちの動きを『見極めるため』かもしれん。データの秘匿は完璧にしておけ」

 

通信役:シゲハル・ヨシタカ

ゲネフェア・ガンガン「詳細な作戦指示はグワランのアッメール将軍に託してある。そこからシゲハルさんが通信回線を通じてシュペーア・シルト隊へ流す手はずだ」

 

フィッラ・ガンガン「シゲハルさんか。一年戦争後に木星船団から合流した人だったな。あの人たちが持ってきてくれた超長距離秘匿通信のノウハウがあれば、連邦のジャミング下でも確実に命令を届けられる」

 

ネイブル・ローゼ「シゲハルさんの通信技術は木星往還船の厳しい環境で磨かれたものですからね。傍受の心配もありません。……各員のバイタルチェックは私が常に監視しています。無理をしたら即座にリミッターをかけますから、そのつもりで」

 

デラーズ・フリート所属艦:シュペーア・シルト隊 ブリッジ

数時間後。

 

グワランからの極秘秘匿回線が、シュペーア・シルト隊の旗艦に繋がった。

 

モニターに映し出されたのは、グワランの通信席に座るシゲハルである。

シゲハル・ヨシタカ「……ディート隊長、シュペーア・シルト隊の皆さん。グワランより、TTI 隊からの最終指示です。『浅葱の天頂(ヴァーダリア・ゼニス)と呼応し、ソロモンの裏を掻け』。詳細は今、データで送信しました」

 

シゲハルが送ったパケットには、戦友としての熱量を持った、ゲネフェアたちの緻密かつ大胆な作戦要綱が記されていた。

 

ヴァール・レーベン「シゲハルさん、クリアな通信だ。助かる。……ディートさん、聞きましたか? 全ての準備は整いました。僕たちは戦場を掃除しつつ、最高のデータを回収するぞ。そして、シャアが動かない以上、この戦場の主役は僕たちだ。派手にいきましょう」

 

ディート「(不敵に笑い)ああ、聞いた。トリアイナの『槍と盾』、どちらが鋭いか見せてやるぞ。いくぜシュペーア・シルト隊!!」

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