機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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銀と黒のガンダム

宇宙世紀 0087 年 3 月 10 日。

 

地球の重力圏を抜け、アフリカの大地に隠されたトリアイナの心臓部。

 

地球基地「レムナント・アイ」に降り立ったフィッラとネオガバンの両部隊を待っていたのは、乾いた熱風と、頼もしい仲間たちの顔だった。

 

リーゼ・ガンガン「お疲れ様です、おかえりなさい。フィッラさん、ネオガバンさん。トリアイナ・アセット重工業ダカール工場から、皆さんのための『贈り物』が届いていますよ」

 

真夜中の目覚め

リーゼの不敵な笑みに誘われ、一行は巨大な格納庫へと足を踏み入れた。

 

中は一寸先も見えないほど真っ暗だったが、全員が入りきったところでリーゼが鋭く合図を送った。

 

格納庫の中は、一寸先も見えないほど真っ暗だった。

 

全員が中央まで進み、静寂が支配したその時、リーゼが鋭く指を鳴らした。

 

リーゼ・ブラウニング「点灯(ライトアップ)!」

 

一斉に天井の大型照明が弾けるように輝き出す。

 

眩しさに目を細めたフィッラとネオガバンの視界に飛び込んできたのは、あまりにも意外で、そして今この瞬間に世界を騒がせている「あの機体」のシルエットだった。

 

フィッラ・ガンガン「……これは、ガンダム Mk-II か!?」

 

フィッラが思わず声を上げる。

 

そこに整然と並んでいたのは、グリーン・ノアでエゥーゴが強奪した、最新鋭機、RX 178 ガンダム Mk-II であった。

 

ネオガバン・ガンガン「なっ……ガンダム Mk-II だと!? エゥーゴが強奪した機体以外に、これほど数が存在するのか?」

 

アナハイムとの「極秘商談」

驚愕する一同に、リーゼが種明かしを始める。

 

リーゼ・ブラウニング「トリアイナ・アセット重工業のナラモ社長、マルクス副社長、アルフレッド副社長……あの三人が地球みやみや)連邦軍技術開発チームと極秘裏に『裏の商談』をまとめました。彼らは試作機の生産台数を連邦軍に過少報告し、余剰分として確保された 10 機をトリアイナ・アセット重工業が丸ごと買い取ったんです」

 

ティターンズが誇り、エゥーゴが血眼になって奪い合った「黒いガンダム」。

 

それが今、トリアイナの資金力と政治力によって、ここに 8 機も揃っていた。

 

リーゼ・ブラウニング「もちろん、外見だけじゃありません。中身は最新バージョンのOS の『トライデント』に換装済み。反応速度、火器管制、すべてにおいて本家を凌駕しています」

 

銀と黒の軍団

並んだ 8 機の Mk-II は、すでに部隊カラーに塗り替えられていた。

 

・アイシクル・ピアス隊のフロスト・シルバー。

 

・ラスト・インボイス隊のミッドナイト・ブラック。

 

銀と黒のガンダム軍団という、歴史の if が現実となった瞬間だった。

 

ネオガバン・ガンガン「……面白い。エゥーゴが 3 機で大騒ぎしている間に、こちらは8 機のガンダムで盤面を制圧するわけですか。アナハイムもトリアイナ・アセット重工業の『財布』には逆らえなかったようですね」

 

フィッラ・ガンガン「気に入ったぜ! シルバーのガンダム Mk-II……こいつでエゥーゴの『黒いガンダム』と鉢合わせたら、あいつらどんな面をするだろうな?」

 

シュテルン・アズールの地上部隊は、時代を象徴する最強の「道具」を手に入れた。

 

銀と黒のガンダムが、サンフランシスコへ向かうアウドムラの航跡を、静かに、そして確実に追い始める。

 

天空の巨鳥と新たな絆

格納庫に並ぶ 8 機のガンダム Mk-II という壮観な眺めに、フィッラとネオガバンが言葉を失っていたその時、リーゼ・ブラウニングがさらに不敵な笑みを浮かべて格納庫の奥、さらに巨大なハッチを指し示した。

 

リーゼ・ブラウニング「ガンダムだけじゃ、地球を自由に飛び回るには少し足が足りませんよね? ですから、トリアイナ・アセット重工業からこちらも『納入』させていただきました」

 

重厚な機械音と共に開いたハッチの先に鎮座していたのは、かつてのジオン公国の象徴の一つ、ガウ攻撃空母だった。

 

しかし、それはかつての面影を残しつつも、表面にはトリアイナの最新装甲が施され、エンジンノズルや翼下には最新鋭の熱核ジェットエンジンがこれでもかと増設された「トリアイナ・アセット重工業改修改造型」であった。

 

フィッラ・ガンガン「ガウか……! こいつがあれば、地球の裏側まで銀と黒のガンダムを届けてやれる。まさにトリアイナの物流(ロジスティクス)を体現したような空飛ぶ空母だな」

 

ネオガバン・ガンガン「ただのガウではないな。この熱核エンジンの配置……。ペイロードも巡航速度も、オリジナルとは比較にならない。これこそ我々の『翼』にふさわしい」

 

空の主(クルー)を求めて

最新鋭の機体と、それを運ぶ最強の翼。

 

ハードウェアは揃ったが、問題は「誰がこの巨鳥を操るか」であった。

 

最新鋭の魔改造が施されたガウを乗りこなすには、腕利きのクルーが不可欠だ。

 

喜びもつかの間、フィッラとネオガバンはヴォルツとリーゼから手渡された一束の資料に目を落とした。

 

ヴォルツ・メイソン「既にこちらで候補は絞っておきました。旧連邦、旧ジオン、あるいはフリーの傭兵……出自は問いません。トリアイナの理念を理解し、このガウを託せる『空のプロ』を選んでください」

 

リーゼ・ブラウニング「ガウの操縦だけでなく、整備士や管制官も必要です。リストには、一年戦争以来の猛者や、トリアイナの適性テストをトップで通過した若手まで揃っていますよ」

 

フィッラはリストの一番上にあった、ある人物の経歴に目を止める。

 

フィッラ・ガンガン「……ほう。この男、腕はいいが少々性格に難ありか。だが、ガウを振り回すにはこれくらいの毒があった方が面白い。ネオガバン、お前の『監査(セレクト)』はどうだ?」

 

ネオガバン・ガンガン「私はこちらの、元連邦軍の航法士に興味があります。正確無比な計算。ラスト・インボイス隊の運用を支えるには、彼女のような理詰めの人間が必要だ」

 

二人は、これから始まる「地上への介入(ビジネス)」を支える運命のクルーを選び抜いていく。

 

フィッラが選んだ「毒のある男」マッコ・デラークスと、ネオガバンが選んだ「理詰めの航法士」アミーリア・エアハート。非常に個性的で、トリアイナの魔改造ガウを操るにふさわしい名前です。

 

さらにこの巨鳥を運用するために必要な、残りの主要クルー候補をリストアップしました。

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