機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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アクシズの盾と薔薇

宇宙世紀 0087 年 3 月 15 日。

 

地球の「レムナント隊(仮)」がガンダム Mk-II という新たな牙を手に入れ、地上の戦乱へと介入準備を進めていた頃。

 

宇宙のアクシズ拠点においても、シュテルン・アズールの戦列は着実に研ぎ澄まされていた。

 

ゲネフェア・ガンガン「トリアイナ(シュテルン・アズール)が、単なる資金提供者ではないことを見せてやるぞ!」

 

ゲネフェア・ガンガンの号令の下、アクシズ周辺のデブリ帯では、ヴァーダリア・ゼニス隊とデーモン・ローズ隊による合同訓練が頻繁に行われていた。

 

鋼の鍛錬

浅葱色の装甲に身を包んだリック・ドム II が、デブリの合間を高速で縫い、精密な射撃を見せる。

 

ランス・ギリアム中尉らヴァーダリア・ゼニス隊の面々は、トリアイナ製の最新 OS「トライデント」の挙動を完全に身体に叩き込もうとしていた。

 

対するは、赤紫の輝きを放つガザ C を駆るネイブルら三姉妹、デーモン・ローズ隊。

 

彼女たちは可変機特有のトリッキーな動きでゲネフェアたちの死角を突き、模擬戦の緊張感を極限まで高めていた。

 

ゲネフェア・ガンガン「……いい動きだ、ネイブル。だが、予測が甘い。トリアイナの盾を抜くには、あとコンマ二秒の決断力が必要だ!」

 

デーモン・ローズ隊の連携もかなり熟練度を上げてきていてる。

 

ハマーンの降臨

この合同訓練には、時折「特別なゲスト」が混じることがあった。

 

アクシズの摂政、ハマーン・カーンその人である。

 

彼女は政務の合間を縫っては、自ら白と紫のパーソナルカラーを施したガザ C に乗り込み、トリアイナの部隊と刃を交えた。

 

ハマーン・カーン「ゲネフェア、貴公の部隊の動きは悪くない。だが、トリアイナという『組織』に縛られすぎている。戦場では、もっと個の『意志』を解き放て」

 

ハマーンの駆る機体が放つ、凄まじいプレッシャー。

 

それはトライデントの計算をも上回る、直感とニュータイプ能力による超絶的な機動だった。

 

ネイブル・ローゼ「ハマーン様! また一段と鋭くなっています……! 私たちも負けていられません、クリ姉、パプル姉!」

 

末っ子のネイブルが姉たちに鋭く飛ばし、三姉妹は一糸乱れぬ連携でハマーンに食らいつく。

 

その様子を特等席で眺めていたゲネフェア・ガンガンは、コクピットの中で不敵な笑みを浮かべていた。

 

ゲネフェア・ガンガン(内心)「……『組織に縛られている』、か。悪いがハマーン嬢、そいつは違うな。俺は縛られているんじゃなく、動かしている立場なんだよ(笑)」

 

ハマーン・カーン「ふふ……トリアイナの最新技術と、私の実戦感覚。これらが融合すれば、グリプスという濁った渦を飲み込むことなど容易い。ゲネフェア、期待しているぞ」

 

繋がる六色

宇宙での模擬戦の記録は、トリアイナのネットワークを通じて地球のフィッラやネオガバン、そして宇宙を駆ける C・ガイスト隊の元へも共有されていた。

 

宇宙のアクシズ、宇宙を漂うグワラン、そして地球のレムナント・アイ。

 

バラバラの場所にいながらも、六色の部隊は「シュテルン・アズール」という一つの巨大な意志の下で、確実にその牙を研ぎ澄ましていた。

 

ゲネフェア・ガンガン「さあ……そろそろ、本番の始まりだ」

 

ゲネフェアは、遠く青く輝く地球を見つめ、静かに呟いた。

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