機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」〜潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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情報の交差点

機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン 3 人組の奮闘記

TTI 隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡 〜グリプス戦役時代編〜

 

宇宙世紀 0087 年 3 月 2 日。

 

グリーン・ノア 1 の静寂は、エゥーゴによる新型 MS「ガンダム Mk-II」3 機の強奪という衝撃によって破られた。

 

グリプス戦役の幕開けである。

 

旗艦グワランの艦橋でその報告を受けたフィッラ・ガンガンは、不敵な笑みを浮かべた。

 

準備はすべて整っている。

 

フィッラ・ガンガン「始まったな。ネオガバン、俺たちは予定通り地球へ降りるぞ。宇宙の守りは彼らに任せればいい」

 

翌、3 月 3 日。

 

フィッラは、コバルトブルーの光を放つコバルト・ガイスト隊と、堅実な

守りを見せるシュペーア・シルト隊にグワランの護衛を託した。

 

そして、自らの直属部隊である銀翼のアイシクル・ピアス隊、さらにネオガバン率いる漆黒のラスト・インボイス隊を伴い、地球基地「レムナント・アイ」へと向けて発進した。

 

地上の拠点を固め、地球圏の情勢を内側から食い破る。

 

それがトリアイナの次なる一手だった。

 

加速する歴史と「影」のネットワーク

それから数ヶ月、歴史は猛烈な勢いで加速していく。

 

トリアイナのモニターには、世界を揺るがす情報が次々と流れてきた。

 

3 月 16 日: エゥーゴによる太陽電池衛星攻撃。さらにガンダム Mk-II がクワトロ・バジーナ大尉の手で実戦投入される。

 

3 月 18 日 – 25 日: アーガマが 30 バンチ、そして月面都市アンマンへ入港。同時に新型機「百式」が配備される。

 

4 月 – 5 月: アナハイム社の「Z プロジェクト」始動。ブライト・ノアのエゥーゴ参加。

 

そして……。

 

5 月 11 日: ジャブローへの核による自爆攻撃。アマゾンの生態系は致命的な打撃を受け、降下したエゥーゴ部隊はカラバと合流。

 

5 月 22 日: ケネディ・ポートでの激戦。ロベルト中尉、戦死。

 

この膨大かつ機密性の高い情報を、トリアイナはあたかも「当事者」であるかのような鮮度で入手していた。

 

情報を統括するゲネフェア・ガンガンの人脈は、もはや組織の枠を超えていた。

 

ゲネフェアの「切り札」

ゲネフェア・ガンガン(通信)「……ええ、情報は間違いありません。送り主は、クワトロ大尉……いえ、シャア・アズナブル本人です」

 

通信の向こうでゲネフェアが静かに語る。

 

シャアはかつてをデラーズ紛争で共に仕事をしたゲネフェアの実力を一目置いており、エゥーゴの勝利のためにはトリアイナの物資と情報網が必要不可欠であると判断していた。

 

そして、もう一人の重要な情報源。

 

それはセイラ・マスであった。

 

一年戦争後、ホワイトベースを降りた彼女とゲネフェアは、定期的に連絡を取り合う関係を築いていた。

 

現在、投資家として頭角を現している彼女は、トリアイナ株式会社の有力なビジネスパートナーとなっていたのである。

 

フィッラ・ガンガン「シャアにセイラか……。ジオンの遺児二人を懐刀にしているとは、相変わらず食えない男だな、ゲネフェア」

 

ゲネフェア・ガンガン(通信)「彼らもトリアイナの『価値』を認めているということです。さて、フィッラ、ネオガバン。ケネディ・ポートを抜けたエゥーゴとカラバの部隊は、間もなくサンフランシスコ方面へ向かいます。我々もそろそろ、地上で『営業活動』を始めましょうか」

 

シュテルン・アズールの「六色の矛先」のうち、銀と黒が、ついに荒廃した地上へと突き立てられようとしていた。

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